1. プログラミング教育の教材として定番「Scratch」

子どもと楽しめるプログラミング教育向けソフトといえば、有名なのが「Scratch(スクラッチ)」だ。このScratchは、マサチューセッツ工科大学メディアラボが開発したプログラミング教材で、日本では文部科学省が提示する「小学校プログラミング教育の概要」(※1)や、NHKの番組「Why!?プログラミング」でも使われるなど、プログラミング教育の入門として定番化している。
Scratchはビジュアルプログラミング言語の一種であるため、キーボード操作による打ち込みの必要がない。「動き」や「見た目」などのジャンルから「命令ブロック」を選び、パズルのようにつなぎあわせることでプログラムを動かすことができる。表示言語は漢字あり、ひらがなのみを選択できるため、漢字が読めない子どもでも視覚的にプログラミング教育を体感できるのが人気の秘密だ。
Scratchはかなりメジャーなプログラミング言語のため、関連書籍も多く、公式サイトをはじめWeb上に沢山のチュートリアルが公開されている。ゲームを作れたりと楽しいプログラムが沢山あるので、操作に慣れたらこうしたものへステップアップできるため、学習へのモチベーションをキープする時にも役立つだろう。
Scratchはビジュアルプログラミング言語の一種であるため、キーボード操作による打ち込みの必要がない。「動き」や「見た目」などのジャンルから「命令ブロック」を選び、パズルのようにつなぎあわせることでプログラムを動かすことができる。表示言語は漢字あり、ひらがなのみを選択できるため、漢字が読めない子どもでも視覚的にプログラミング教育を体感できるのが人気の秘密だ。
Scratchはかなりメジャーなプログラミング言語のため、関連書籍も多く、公式サイトをはじめWeb上に沢山のチュートリアルが公開されている。ゲームを作れたりと楽しいプログラムが沢山あるので、操作に慣れたらこうしたものへステップアップできるため、学習へのモチベーションをキープする時にも役立つだろう。
2. 直感的に操作が可能な「Viscuit」なら未就学児にもおすすめ

早期から始めるプログラミング教育には「Viscuit(ビスケット)」というソフトもよく使われている。日本の工学博士である原田康徳氏が作ったViscuitは、「コンピューターを粘土のように」というコンセプトのもと、文字をまったく使わずに、お絵かき感覚でプログラミング学習を行うことができる。その為、またひらがなが読めない幼児のプログラミング教育にも取り入れられている。
具体的には、Viscuitはまず好きな絵を描くところから学習をスタートさせていく。描いた絵を動かすためには、2つのリングがつながった形のアイコン「メガネ」を使う。描いた絵を左右のリングに入れることで、動きをプログラミングできるのだ。
Viscuitを利用するには、パソコンだとブラウザ上、タブレットやスマホにもアプリがあるため、すぐに初められる。Scratch同様に予め定められたプログラミング教育のカリキュラムというものはないため、公式の解説動画「あそび方動画」や「ビスケットであそぼう」を見ながら取り組んでみてはいかがだろうか。
Viscuitを提供する会社「合同会社デジタルポケット」は、全国でワークショップやイベントも開催しているため、まずはやらせて子どもの反応を見たいという時は活用して見てはいかがだろうか。
具体的には、Viscuitはまず好きな絵を描くところから学習をスタートさせていく。描いた絵を動かすためには、2つのリングがつながった形のアイコン「メガネ」を使う。描いた絵を左右のリングに入れることで、動きをプログラミングできるのだ。
Viscuitを利用するには、パソコンだとブラウザ上、タブレットやスマホにもアプリがあるため、すぐに初められる。Scratch同様に予め定められたプログラミング教育のカリキュラムというものはないため、公式の解説動画「あそび方動画」や「ビスケットであそぼう」を見ながら取り組んでみてはいかがだろうか。
Viscuitを提供する会社「合同会社デジタルポケット」は、全国でワークショップやイベントも開催しているため、まずはやらせて子どもの反応を見たいという時は活用して見てはいかがだろうか。
3. 4歳から18歳まで段階的に取り組める「Code.org」

ScratchやViscuitと同じく、ビジュアルプログラミングでコンピュータサイエンスを学べる「Code.org」は、ブラウザ上で簡単にプログラミング教育を受けることができるフリーのサイトだ。運営元はアメリカにある同名のNPOである。Code.orgは、全ての子どもに質の高いコンピュータサイエンスの学習ができる場を与えるというコンセプトで運営されており、アマゾン、フェイスブック、グーグル、マイクロソフトといった名だたるIT企業が支援しているため、アメリカでは非常に有名なサイトだ。
もちろん日本語にも対応しており、年齢的にあわせて複数のカリキュラムが存在する。対象年齢4歳以上の全年齢向けに20時間でマスターできる「コンピュータサイエンス入門」や、1時間で修了できる「Hour of Code」、子どもに大人気のキャラクターとコラボレーションしたコースもある。
無料アカウントを作って、学習の進捗状況を管理することもできるため、ちょっとした時間がある時に少しづつ進めたり、夏休みなどの長期の休みにじっくり取り組んでみるというのもいいだろう。
もちろん日本語にも対応しており、年齢的にあわせて複数のカリキュラムが存在する。対象年齢4歳以上の全年齢向けに20時間でマスターできる「コンピュータサイエンス入門」や、1時間で修了できる「Hour of Code」、子どもに大人気のキャラクターとコラボレーションしたコースもある。
無料アカウントを作って、学習の進捗状況を管理することもできるため、ちょっとした時間がある時に少しづつ進めたり、夏休みなどの長期の休みにじっくり取り組んでみるというのもいいだろう。
結論
プログラミング教育というと高額な機材やおもちゃが必要だと思われがちだが、最近では低スペックなパソコンでもタブレットでも、無料ですぐにスタートできる。2020年から必修化となる小学校のプログラミング教育で重要視されるのは、プログラムを構築するコーディングではなく、プログラミング思考そのものの養成だという。肩の力を抜いて、まずはご紹介した教材を通して親子で楽しくプログラミングを学んでほしい。
参考文献
(※1)文部科学省:「小学校プログラミング教育の概要」