ベビーカー用レインカバーの必要性と使い方から収納方法を徹底解説

ベビーカーにレインカバーは必要なのだろうか？多くのベビーカーには大型の幌（日除け）がついており、この日よけは傘替わりになるし、雨の日にはベビーカーではなく抱っこ紐で出かければよいという意見もある。

しかし、ベビーカーの幌はあくまでも日除けのためにあるため、多くは防水加工が施されていない。そのため本降りの雨の日には対応できないのだ。

また、レインカバーの役割は雨を防ぐことに止まらない。風もしっかり防いでくれるので、寒い季節には防寒対策にもなる。

車や抱っこ紐での移動が多く、屋外でベビーカーを使う機会がほとんどないという場合を除けば、ベビーカーにかけるレインカバーは持っていれば安心だ。

では具体的にベビーカーにレインカバーを取り付けるのはどうするのだろうか。多くの場合はベビーカーにそのまま被せるような形で取り付ける。ベビーカーに被せた後は付属の紐やマジックテープで固定し、子どもの乗り降りする部分はファスナーで開閉することができる。

一般的な四輪タイプのベビーカーの場合、形状が似ているためベビー用品店で販売されている物を使用できるが、三輪タイプのベビーカーや海外製の特別なモデルの場合は専用のレインカバーが別売りで販売されている。

こうしたものの場合は幌につけるなど取り付け方が特殊なケースもあるが、こうした専用のものはサイズがぴったりなため、より防水性に長けている。

大きなベビーカーをスッポリおおうことができるレインカバーは、収納が大変そうだと思う方もいるだろう。しかし、レインカバーは薄い素材でできているものが多く、手のひらサイズにまで小さくできるものもある。

ベビーカーのカゴや、ベビーカーの背面ポケットに入れておくなどで収納することができるので、置き場所に困るということはない。

ただ、出先でレインカバーをしまう際、雨で濡れたままのレインカバーをそのまま畳んで収納するのは抵抗があるという方は多いだろう。そのようなことを避けるためにも、使用後のレインカバーの水分を拭き取るためのタオルを1枚、レインカバーと一緒に収納しておくとよい。

もしくは、使い捨てのビニール袋をレインカバーと一緒に収納しておき、サッとしまって家に帰ってから干せるようにしておくとよいだろう。

せっかくレインカバーを買っても、ベビーカーに取りつけた途端子どもが泣いて嫌がるということもある。そのため、レインカバーを選ぶ際には、子どもがあまり嫌がらないものを選ぶよう心がけたい。

こうした対応策を取っていても、どうしても泣いてしまうということはある。ただ、長く使っていると慣れるという点もある。できるだけ早くレインカバーの使用を開始すると、慣れやすいので、保育園の送迎などベビーカー移動が多くなりそうな場合はできるだけ低年齢のうちに使用を開始しよう。

また、そもそもベビーカーに乗せると泣いてしまい、なかなか機嫌が良くならない赤ちゃんもいる。こうしたベビーカーがあまり好きではない赤ちゃんは、抱っこ紐などベビーカー以外の移動手段を利用する機会が増えるため、ベビーカーをほとんど使わなかったということも多い。こうした場合はレインカバーも不要だ。

子どもの性格に合わせて、使用を検討するようにしよう。