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スーパーグローバルハイスクールとは?取り組みやメリットを紹介

投稿者:ライター 佐々倉亜貴子(ささくらあきこ)

2019年8月 1日

スーパーグローバルハイスクールという制度をご存じだろうか。この制度では「グローバルリーダーを育成する」という目的のもと、文部科学省が認定した学校のみが指定校となる。まだ全国的にも珍しいスーパーグローバルハイスクールは、実際どのような取り組みをしているのだろうか?今回はスーパーグローバルハイスクールに関する、メリットやデメリットを紹介する。

1. スーパーグローバルハイスクールとは?

スーパーグローバルハイスクールは2014年度(平成26年)から始まった制度で、国際的に活躍できるグローバルリーダーの育成を行う高校を、文部科学省が指定するというものである。高校でグローバルリーダーを育成する教育を行うことで、生徒に社会への関心と深い教養やコミュニケーション能力、問題解決力など国際的素養を身に付けさせ、将来国際的に活躍できるリーダーの育成を目的としているのだ。

スーパーグローバルハイスクールでは従来まで行われてきた通常の学習活動に加えて、課題やテーマにそった国内外のフィールドワークなどを実施し、生徒たちが見分を広げながら新しいことに挑戦できるような活動を行っている。テーマや学習内容は、地域や指定校の特性を活かしたものとなっており、各学校によって多岐にわたる。2014年~2016年の間に指定校に認定された学校は123校にものぼる。

2. スーパーグローバルハイスクールのメリット

スーパーグローバルハイスクールのメリットとは何なのだろうか。学校側と生徒側から、スーパーグローバルハイスクールに関するメリットを見てみよう。

学校側のメリット

スーパーグローバルハイスクールの数は、2017年度で47都道府県中123校のみである。全国で約5000もの高校がある中で、2.5%ほどの割合しか認定されないとあって、高校の価値向上が1番のメリットだと言える。

通常の高校では経験できないカリキュラムやフィールドワークがあるため、スーパーグローバルハイスクールに通いたいと希望する生徒は一定数存在し、そういった生徒たちはスーパーグローバルハイスクール認定校へ集まる。また、スーパーグローバルハイスクールに指定された高校では、教育カリキュラムの実施のために、毎年上限1600万円の支援が行われることも1つのメリットだ。

生徒側のメリット

スーパーグローバルハイスクール指定校に通う生徒側のメリットとしては、やはりその高校独特のカリキュラムが挙げられる。指定校では英語や数学など受験に必要な学習以外にも、フィールドワークや企業・大学との連携を通じて、他の高校ではできないような経験ができる。

各学校が取り組んでいるテーマは、ホームページなどで公表されているので、自分の学びたいテーマがある学校に入って早い時期から特殊な学習ができる。将来、グローバルに活躍したいという目標を持つ生徒には、ぴったりの制度だ。また、大学によってはスーパーグローバルハイスクール指定校の生徒を対象とした、公募推薦を行っている場合もある。

3. スーパーグローバルハイスクールのデメリット

次は、スーパーグローバルハイスクールの指定校に関するデメリットを学校側、生徒側から紹介する。

学校側のデメリット

スーパーグローバルハイスクールの審査は厳しく、今までの教育環境に何かを付け加えただけでは認定は難しい。学校全体での新たな取り組みやグローバル能力を育成するような課題研究が必要であり、また授業の中にそれらを上手く組み込むことが求められる。

そうして認定を受け指定校になったとしても、指定された期間は原則として5年であり、教育内容や目的がスーパーグローバルハイスクールの趣旨に沿わないと判断されれば途中解除される可能性もあるのだ。スーパーグローバルハイスクールの指定校になりそれを維持するためには、学校全体での参加や職員の時間や労力が必要なのである。カリキュラムに対する負担の発生や、人員増加の必要性がうまれることが、デメリットとも言えるだろう。

生徒側のデメリット

学校や職員と同様に、生徒自身にも負担が増えるデメリットがある。スーパーグローバルハイスクールで行う課題学習は、直接的に受験に関わるものとは限らない。もちろん、将来海外での活躍を志す生徒にとって、課題学習はとても興味深く魅力的だろう。

しかし、この先の進学を考えた場合、課題学習とは別に通常の受験勉強も行わなければならない。また、課題のフィールドワークなどで学校外での活動時間が増える可能性もあり、生徒自身が課題学習と受験勉強の時間配分に気を配る必要があるだろう。

結論

今回は、今話題のスーパーグローバルハイスクールを紹介した。将来国際的な取り組みを行っていきたい生徒にとっては、とても魅力的なシステムだ。しかし、こういった取り組みには、メリットもデメリットも存在するため吟味が必要だ。高校選びはこの先の進学にも大きな影響を持つ。それぞれの目的や目標を考えた上で、子どもと一緒にしっかりと話し合おう。
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