目次
1. ベビーカーなど5wayで使えるトラベルシステムとは?

トラベルシステムは欧米の子育てでは当たり前のように使用されている定番商品だ。日本においては、イギリスのウィリアム王子が、第一子のジョージ王子誕生の際にトラベルシステムのキャリーごと車に乗せて病院から連れ帰る様子が報道され、認知度が上がった。
チャイルドシートやベビーカー、チェアなどに兼用可能
トラベルシステムとは対面式&背面式ベビーカー、チャイルドシート、キャリーやチェア、バウンサーにも使える多機能さを持つ商品のことをいう。新生児から使える商品が多く、退院直後から使えるので帰省やお出かけに便利だ。
赤ちゃんが寝た状態で移動できる
トラベルシステムの最大のメリットは、赤ちゃんが寝たままでベビーカーや家などに移動できることだ。
通常であればチャイルドシートからベビーカーに移動する際は、一度抱っこしなければならず、赤ちゃんが起きてしまう。ところがトラベルシステムなら、チャイルドシートごと外しベビーカーにドッキングできるため、起こすことなくスムーズに移動が可能だ。
通常であればチャイルドシートからベビーカーに移動する際は、一度抱っこしなければならず、赤ちゃんが起きてしまう。ところがトラベルシステムなら、チャイルドシートごと外しベビーカーにドッキングできるため、起こすことなくスムーズに移動が可能だ。
目の届く場所に寝かせておける
家事をする際、チェアとしてすぐ近くで寝かせておくことができ、安心である。バウンサーとしても使えるため、赤ちゃんとの遊びやお昼寝にも便利だ。
また外食では、座敷の席でもキャリーごと移動が可能なので、親は抱っこする必要がなく近くで見守りながら食事を楽しむことができる。
また外食では、座敷の席でもキャリーごと移動が可能なので、親は抱っこする必要がなく近くで見守りながら食事を楽しむことができる。
チャイルドシートを車内に置いたままにせずに済む
夏場にチャイルドシートに乗せると、車内の温度が上がっているため子どもが乗るのを嫌がるというシーンはよくある。しかしトラベルシステムなら、ベビーカーで車に到着したあとはトラベルシステムを取り外し、車内へに移動するため暑くなりすぎることがなく、快適に乗せることができる。
2. ベビーカーやチャイルドシートへの移動は軽いものがベスト

移動のスムーズさがメリットだからこそ、ベビーカーなどトラベルシステムの重量は注目したい。おすすめの軽量タイプを紹介しよう。
トラベルシステム最軽量アップリカ「スムーヴ TS インファントカーシート」
アップリカのトラベルシステムのなかでも、最軽量2.6kgの商品がこちら。赤ちゃんはどんどん重くなるので、軽量で運びやすく車に乗せやすいのは助かるポイントだ。
しかしアップリカの対応ベビーカーは、しっかりした構造のため非常に重く、トラベルシステムをドッキングすると約12kg超えとなるため、ベビーカー移動より車移動が多い方に向いている。
しかしアップリカの対応ベビーカーは、しっかりした構造のため非常に重く、トラベルシステムをドッキングすると約12kg超えとなるため、ベビーカー移動より車移動が多い方に向いている。
対応ベビ-カーが軽く電車移動も楽!コンビ「F2 トラベルシステムキット」
コンビのトラベルシステムは3.4kgとほぼ標準の重さだが、対応ベビーカー自体が軽いのでドッキングしても約8kgである。
ベビーカーで電車やバスなどの利用が多いのなら、軽量タイプが断然安心だ。
ベビーカーで電車やバスなどの利用が多いのなら、軽量タイプが断然安心だ。
3. トラベルシステムや対応ベビーカーはいつからいつまで使える?

トラベルシステムは1歳頃まで
トラベルシステムの適応体重は2.5kg~13kgまでがほとんどで、1歳頃までを対象としている。
新生児から使用可能で、まだ睡眠時間が安定していない赤ちゃんの眠りを妨げることなく移動できることは、お母さんの床上げにも一役買うことになる。
新生児から使用可能で、まだ睡眠時間が安定していない赤ちゃんの眠りを妨げることなく移動できることは、お母さんの床上げにも一役買うことになる。
トラベルシステム対応ベビーカーは3歳頃まで
対応ベビーカーの適応体重はほとんどのメーカーが15kg以下となり、3歳頃までを目安にしている。ベビーカーは新生児から、他に生後7ヵ月から使用可能のものもあるので確認は必須だ。ベビーカーは長く使えることができるため、しっかりした商品を選ぼう。
4. トラベルシステムのデメリットとは

トラベルシステムの使用する期間が短い
新生児から使うチャイルドシートは1歳半頃までが対象なことに対し、トラベルシステムは1歳までと短く価格も高めだ。しかし、首がすわるまでの時期は使用できる抱っこ紐も限られており、移動が大変な時期だ。この時期に車で移動がスムーズに行えるメリットは大きい。
毎回シートベルトで固定しなければいけない
トラベルシステムのチャイルドシートを車に乗せる時に、固定のためシートベルトを毎回装着する必要があるのだが、これが毎回になるととても手間がかかる。しかしシートベルトの固定が出来ていないと、チャイルドシートを正しく使う方に比べて約6倍も死亡重傷率が高いというデータもあるため、安全のために必ず行う必要がある。
ただ、ISOFIXという商品を取り付けることにより、シートベルトを使わず簡単に装着が可能になるため、もしもトラベルシステムのチャイルドシートを使用する場合は導入することをおすすめする。
ただ、ISOFIXという商品を取り付けることにより、シートベルトを使わず簡単に装着が可能になるため、もしもトラベルシステムのチャイルドシートを使用する場合は導入することをおすすめする。
ベビーカーを畳んで持ち運ぶことが難しい
駅にエレベーターがない時など、ベビーカーを畳んで赤ちゃんを乗せたキャリーを持つことはかなり難しく、事前に公共交通機関を使う際は調べておこう。階段は使わず、バリアフリーのエレベーターで移動できる住環境なら、トラベルシステムのベビーカーは使い勝手がいいだろう。
結論
価格は高めで使える期間が短いとなると、使用をためらうかもしれないが、トラベルシステムを使えばデリケートな時期の赤ちゃんも移動がスムーズになるので、ベビーカーも併用することでもっとお出かけを楽しむことができる。ライフスタイルに合わせて、トラベルシステムを検討してみてはどうだろうか。