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小学校高学年にも読み聞かせを!その効果やおすすめの本を紹介

小学校高学年にも読み聞かせを!その効果やおすすめの本を紹介

投稿者:ライター 植村麻衣子(うえむらまいこ)

鉛筆アイコン 2019年8月11日

小学校高学年にも読み聞かせをした方がよいと耳にしたことがあるものの、読み聞かせにどんな効果があるのか、どんな絵本を選べばよいのかわからず、悩んでいる方も多いのではないだろうか。そこで今回は読み聞かせによる効果や無料で絵本を読み聞かせできるツール、小学校高学年におすすめの絵本を紹介する。

  

1. 読み聞かせの効果

読み聞かせにはさまざまな効果がある。

まず、読み聞かせをすることで、親子のコミュニケーションの時間を設けることができる。とくに小学校高学年になると、親子のスキンシップや会話がどうしても減る傾向にあるため、読み聞かせの習慣をつけておくことで自然と親子でコミュニケーションをとる時間を増やすことができる。

また、さまざまな言葉や表現に触れ、語彙力が伸びる。さらに本の中に広がっている世界を疑似体験することで感受性が豊かになるのだ。想像力やコミュニケーション能力が身につくという効果も見逃せない。

2. 無料絵本を使ってスマホで読み聞かせ

読み聞かせをする度に本を借りたり買ったりすることは難しくても、Web上の無料サイトやスマホアプリを利用するなら、手軽に読み聞かせをすることができるだろう。ここでは無料で絵本を読むことができるWebサイトとスマホアプリを紹介しよう。

e-童話

e-童話は無料で利用することができる読み聞かせ童話・絵本サイトで、PCはもちろん、スマホやタブレットでも閲覧することができる。

どの絵本も1話を5分で読むことができるようになっているため、子どもが最後まで飽きずに聞くことができるだろう。

e-童話には芥川龍之介の「クモの糸」などの日本昔話や、「白鳥の湖」などの世界の昔話、ギリシャ童話、グリム童話、e-童話オリジナルの作品などさまざまな絵本がある。

すべての絵本にはオリジナルのイラストが使われているため、いままで読んだことがある絵本でも新鮮味を感じることができるかもしれない。

絵本ひろば

絵本ひろばはオリジナル絵本の投稿・閲覧ができるサイトで、さまざまなジャンルの絵本を楽しむことができる。

対象年齢やキーワード、「笑える」「知育」などのタグから読みたい絵本を検索することができ、絵本を読む前に内容の説明やユーザーの口コミなどを確認できるため、読みたい絵本が探しやすい。

絵本が読み放題!知育アプリPIBO 子ども向け読み聞かせ

こちらはスマホ用の無料アプリで、360冊以上の絵本を読むことができる。対象年齢は0~12歳までと幅広く、年齢フィルターをかければ子どもの年齢に合った絵本を絞り込むことも可能だ。

日本昔話や海外の童話、プロ作家によるオリジナル作品などさまざまなジャンルの絵本がある。全作品にプロ声優の読み聞かせ音声が付いているため、親子で読み聞かせを聞いて楽しむことができる。

3. 高学年でも爆笑間違いなし!?ユーモア絵本

オニのサラリーマン

日本児童文学者協会賞新人賞をはじめ数々の賞を受賞している児童文学作家の富安陽子さんの作品として有名なこちらは、地獄で働くサラリーマンの赤鬼「オニガワラ・ケン」の日常を描いた物語だ。

本来であれば怖いイメージである「鬼」や「地獄」だが、この絵本は鬼がスーツを着ているというコミカルなイラストが描かれていたり、絵本には珍しく会話が関西弁になっていたりと、読み聞かせをしている大人も子どもも思わず笑ってしまうような楽しいストーリーだ。

かいじゅうになった女の子

怪獣が大好きな小学生「みちこ」が、テレビアニメの魔法使いの真似をして「怪獣になりたい!」と叫ぶとたちまち怪獣に変身してしまう。怪獣の姿のままいつもどおりの現実世界を過ごしつつ、試行錯誤しながら元の姿に戻るまでのドタバタな1週間を描いている。

鏡に映った自分の姿に驚き、逃げようと思ったら足をぶつけてしまうなど、みちこの少し抜けた性格がユーモラスに表現されている。

4. 大人も号泣?子どもの心を育む感動絵本

いつでも会える

生まれたときからずっと一緒だった、大好きな飼い主の女の子「ミキちゃん」を突然亡くしてしまった犬の「シロ」が、悲しみを懸命に乗り越える姿が描かれている。

シロの無邪気で一生懸命な姿に、読み聞かせをしている大人も思わず一緒に涙してしまう。「生と死」について改めて考えさられる良いきっかけになる一冊だ。

Life(ライフ)

町外れにある小さな店「Life」は、なにかを売っている普通の店ではない。自分の不要になったものを置いていき、代わりに店に置いてあるもののうち気に入ったものと交換ができる店だ。

ある冷たい風が吹く日に、おじいさんに先立たれた一人のおばあさんが店にやってくる。おばあさんはおじいさんを失った悲しみから花を育てる元気がなくなってしまい、花の種を持ってきたのだ。するとさまざまな人がこの花の種を持ち帰り、次の春になると町中にたくさんの花が咲き、おばあさんが笑顔を取り戻すという物語だ。

1ページ1ページに人々の優しさや温もり、絆を感じることができ、思わず涙が溢れてしまうような素敵な一冊だ。

結論

小学校高学年の子どもに読み聞かせをすることによって得られる効果や、おすすめの読み聞かせ絵本などを紹介した。自分で本を読むことができる年齢であるのに、読み聞かせをする必要があるのかどうか疑問だった方も、思わず「読み聞かせをしてみよう!」と思っていただけたのではないだろうか。こちらで紹介した内容を参考に、ぜひ読み聞かせの習慣をつけてほしい。
インフォメーションマークアイコンオリひとを楽しむための注意事項はこちら
  • 更新日:

    2019年8月11日

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