1. ハイチェアを使うメリット

赤ちゃんの食事は、ハイチェアを使わなくても少し高めの椅子に座らせれば可能にも思える。しかし、ハイチェアを使うことは、「座ることができる」以外にもメリットがあるのでぜひ活用してほしい。
椅子に座って食事をする習慣が身につく
食事中は椅子に座るという最低限のマナーを身につけることができる。自分で歩くことができるようになると、食事に飽きてしまい、椅子から立って歩いてしまうということがよくある。これを防ぐために、赤ちゃんの時期からハイチェアを活用して、食事は終わるまで席を立たない習慣をつけよう。家庭で取り組めば、外食したときも子どもは立ち上がらずに、落ち着いて食事をすることができるようになる。
落下の危険が無い
ハイチェアはベルト付きなど、立ち上がることができない構造のものが多い。立ち上がることができないということは、椅子の上で子どもがバランスを崩すことが無いというだ。ハイチェアは高さがあるため、ローチェアに比べて危険性が高いのではないかと思われがちだが、ローチェアは自分の足で地面を蹴って頭から後ろに倒れる可能性があるが、ハイチェアはしっかりとした重さがあり、重心も低く考えた作りのものが多く、子どもの力で倒れにくい構造になっている。
2. ハイチェアの選び方

ハイチェアの種類はとても豊富だ。そこで、ハイチェアを選ぶときにおさえてほしいポイントを紹介しよう。
ベルト付き
子どもの行動を予測するのは難しい。そのため、食事中でも急に立ち上がってしまうことがある。子どもが立ち上がってバランスを崩し、転倒することを防ぐために、子どもの身体を固定するベルト付きのハイチェアを選ぶと安心だ。
収納できる
ハイチェアは、出しっぱなしにするには場所をとる。リビングを広く活用するために、折りたためるタイプのハイチェアを選んで収納できるようにしよう。
長期間使用できるもの
長い期間使用できるハイチェアを選ぶことで、出費を抑えることができる。座面や足を置く高さを調節できるハイチェアがあり、商品によっては大人になっても使用できる構造で、長期保証を行なっている。成長に合わせて調節することができるのでおすすめだ。
素材
ハイチェアはプラスチック製か木製で作られている。プラスチック製は軽いため、持ち運びに便利だ。しかし、耐えられる重さが軽めに設定されているので、購入前に必ず確かめよう。木製はしっかりとした重さがあり安定感がある。ただし、重さがあるので頻繁に動かす方には不向きだ。
3. ハイチェアのお手入れ方法

ハイチェアは食事中に使用するため、どうしても食べこぼしなどがついてしまうことが多い。そこで気になるのが衛生面だ。ハイチェアを清潔に保つためには、どのようにお手入れをすればいいのだろう。
テーブルを外して丸洗い
テーブルが付属されているハイチェアを購入するときは、テーブルが取り外し可能なタイプを選ぼう。食事で汚れがつきやすいのはテーブルだ。取り外すことができれば、他の食器と同じように丸洗いすることができる。食洗機使用可能のテーブルもあるので確認しよう。
防水だと手入れが簡単
ハイチェアのお手入れを簡単に済ませたい方には防水性のあるハイチェアがおすすめだ。防水のため、ちょっとした汚れはタオルでさっと拭くだけできれいになる。
4. ハイチェアを使うときの注意点

ハイチェアは育児をする中でとても役に立つものだが、使用するに当たって注意しなければいけないことがある。
隙間に注意
持ち運びに便利な折りたためるタイプのハイチェアには注意しよう。折りたためるように隙間があるため、その隙間に指や足をはさんでしまうことがある。正しく座り、子どもが怪我をしないようにしよう。
ベルトはゆるすぎると危険
ベルトがついているハイチェアは急な立ち上がりを防ぐことができて安全だが、ベルトに任せて子どもから目を離さないようにしたい。また毎回の装着が面倒でベルトをゆるくした状態で使用するというのは危険だ。ただし、きつく閉めすぎても子どもにとって苦しくなってしまう。子どもの身体がしっかり固定できる範囲でベルトは取り付けよう。
結論
ハイチェアについてご紹介した。ハイチェアを活用することで、子どもは食事に集中することができ、しっかりご飯を食べることができるようになる。現在のハイチェアは安全性も高く、お手入れも簡単だ。また、機能性だけでなく、見た目がおしゃれなハイチェアもあるので用途に合わせて楽しく選んでほしい。