目次
1. 何時間かかる?生後6ヶ月の赤ちゃんの寝かしつけ

昼夜の区別がない新生児期が過ぎ、生後6ヶ月ともなれば、生活のリズムが少しずつ整ってくる。赤ちゃんがいる生活に慣れてきた一方で、寝かしつけに悩む親は少なくない。博報堂の発表(※1)によると、3歳未満の赤ちゃんを持つ家庭のうち、30分以上寝かしつけに時間がかかっている家庭が約60%あるという。また、60分かかっている家庭も15.6%と一定数いることがわかる。
ちなみに生後6ヶ月から1歳頃の赤ちゃんは、トータルで11時間から13時間ほど眠る。生後6ヶ月頃から、「日中は起きていて夜は眠る」という生活リズムを身につけられるようになってくるため、この時期に寝かしつけを上手におこなって習慣化していきたい。
ちなみに生後6ヶ月から1歳頃の赤ちゃんは、トータルで11時間から13時間ほど眠る。生後6ヶ月頃から、「日中は起きていて夜は眠る」という生活リズムを身につけられるようになってくるため、この時期に寝かしつけを上手におこなって習慣化していきたい。
2. 抱っこ?絵本?寝かしつけの方法を検証

ここで、生後6ヶ月の赤ちゃんを寝かしつける方法にはどのようなものがあるのか検証してみよう。寝かしつけ方法の王道ともいえるのが「抱っこ」だ。ベッドに寝かせてトントンしてあげても一向に眠らない赤ちゃんを、抱っこして歩くとあっという間に眠る、といった現象はよくある。抱っこの寝かしつけは従来、経験則でおこなわれてきたが、2013年に発表された理化学研究所の研究(※2)により科学的に証明された。また、親が抱っこして揺れることで、赤ちゃんに与える「揺動刺激」も、赤ちゃんのリラックスに効果的であることがわかっている。(※3)
赤ちゃんの気持ちを落ち着かせるため、絵本を読んであげる方法もある。松谷みよ子作「もうねんね」や林明子作「おつきさまこんばんは」といった、リズムがあって、夜を落ち着いて過ごせる雰囲気の絵本を読んであげよう。
抱っこや絵本以外にも、「部屋を暗くする」「親が寝たふりをする」「顔や頭をさわる」といった方法で寝かしつける家庭もある。
赤ちゃんの気持ちを落ち着かせるため、絵本を読んであげる方法もある。松谷みよ子作「もうねんね」や林明子作「おつきさまこんばんは」といった、リズムがあって、夜を落ち着いて過ごせる雰囲気の絵本を読んであげよう。
抱っこや絵本以外にも、「部屋を暗くする」「親が寝たふりをする」「顔や頭をさわる」といった方法で寝かしつける家庭もある。
3. 生後6ヶ月の寝かしつけにおしゃぶりはOK?

子どもを寝かしつけるためにおしゃぶりを使用している家庭もあるだろう。生後6ヶ月頃の赤ちゃんに与えるおしゃぶりは、適切に活用すれば問題ないといわれることが多い。
日本小児歯科学会によると、おしゃぶりは赤ちゃんの精神的安定や入眠に好影響を及ぼす一方で、指や物を口へ入れて学習する機会を奪いかねないという。また、ずっと使いつづけていると、噛み合わせへの悪影響や、発語の機会が失われる可能性がある、と警鐘を鳴らす。
そのため、基本的にはおしゃぶりなしで赤ちゃんと過ごすようにし、寝かしつけがスムーズにいかず、親のストレスがたまってしまうときだけ使う、という方法を取ってみてはいかがだろうか。ちなみに、正常な噛み合わせを促すためにも、遅くとも2歳ごろまでにはおしゃぶりを卒業してほしい。
日本小児歯科学会によると、おしゃぶりは赤ちゃんの精神的安定や入眠に好影響を及ぼす一方で、指や物を口へ入れて学習する機会を奪いかねないという。また、ずっと使いつづけていると、噛み合わせへの悪影響や、発語の機会が失われる可能性がある、と警鐘を鳴らす。
そのため、基本的にはおしゃぶりなしで赤ちゃんと過ごすようにし、寝かしつけがスムーズにいかず、親のストレスがたまってしまうときだけ使う、という方法を取ってみてはいかがだろうか。ちなみに、正常な噛み合わせを促すためにも、遅くとも2歳ごろまでにはおしゃぶりを卒業してほしい。
添い乳での寝かしつけは?
お母さんが授乳しながら寝かしつけをする「添い乳」は、生後6ヶ月であれば、まだおこなっていてもよい。赤ちゃんにとっては愛着形成や精神安定の効果もあるため、無理に中止する必要はないためだ。ただし、お母さんにとって添い乳が負担になる、赤ちゃんの虫歯が気になるといった懸念があれば、少しずつ別の方法を試していくのもおすすめだ。
4. 入眠儀式を制す!生後6ヶ月の寝かしつけのコツ

おむつメーカーのパンパースによると、生後6ヶ月の赤ちゃんを上手に寝かしつけるには「入眠儀式」を毎日繰り返し、習慣化させることが大切だ。入眠儀式とは、寝かしつけの前に必ずおこなう作業のことである。たとえばオルゴールをかけながら絵本を読む、家族にもおもちゃにも「おやすみなさい」といってから寝室へ行く、などが挙げられる。10分程度で済む行動を寝る前の習慣にすることで、「この行動をしたら眠るんだ」と赤ちゃんの頭にインプットされる、というわけだ。
入眠儀式を習慣化するために気をつけたいこと
寝かしつけの儀式を習慣化するためには、寝坊や夜更かしは極力避け、赤ちゃんの生活リズムを整えることも重要だ。生後6ヶ月であれば、朝7時には起床し、21時には就寝したい。昼寝はまだ午前、午後の2回で大丈夫だが、2回目の昼寝は遅くとも16時までに起こすのが理想だ。ゆっくり眠ってもらうためにも、日中はたくさん遊んであげたい。入眠儀式の直前や儀式の際に赤ちゃんへ与える刺激は最小限とどめたいため、スマホやテレビを見せながらの寝かしつけは控えよう。
結論
生後6ヶ月の赤ちゃんを寝かしつけるにはいくつかの方法がある。どうしても寝かしつけがうまくいかない夜は、おしゃぶりに頼るのも一つの方法だ。できるだけ同じ時間に入眠儀式をおこない、習慣化していきたい。寝かしつけが辛いなら、ベッドとして使えるバウンサーやゆりかごに頼る方法もある。赤ちゃんに合った方法を見つけよう。