1. 9ヶ月の赤ちゃんの寝かしつけの特徴とは

1歳までは寝かしつけが大変
ミキハウス子育て総研が2006年に行ったアンケートで「寝かしつけが大変だったのはいつころ?」の問いに一番多かったのが「6ヶ月~1歳(37.2%)」で、「寝かしつけに1時間以上かかった(36.3%)」と答えている。
1歳未満は夜泣きが多く、夜中の寝かしつけも加わるため親は寝不足になりがちだ。9ヶ月ころから眠る時間など少しずつ整ってくるが、まだ体内リズムが成長過程で安定しておらず、まとまって寝てくれる場合もあるが、寝るまでに時間がかかる子が多い。
1歳未満は夜泣きが多く、夜中の寝かしつけも加わるため親は寝不足になりがちだ。9ヶ月ころから眠る時間など少しずつ整ってくるが、まだ体内リズムが成長過程で安定しておらず、まとまって寝てくれる場合もあるが、寝るまでに時間がかかる子が多い。
生活リズムが少しずつ整ってくる
離乳食は1日2回で昼寝は1日1回となり、生活リズムが少しずつ整ってくるころだ。そのため、昼寝の時間が夕方になると寝る時間が遅くなって寝かしつけに影響してしまうので早めに昼寝をさせたい。
ただ、9ヶ月で意思表示が少しずつできるようになるが、まだ寝る時間と遊ぶ時間の区切りができないので、寝るための環境を作ってあげることが大切だ。
ただ、9ヶ月で意思表示が少しずつできるようになるが、まだ寝る時間と遊ぶ時間の区切りができないので、寝るための環境を作ってあげることが大切だ。
2. 効果的な寝かしつけ方法とは?

入眠儀式を毎日する
寝る時間だと赤ちゃんにわかってもらうために、「お風呂に入る、歯磨きをする、絵本を読む、ねんねの時間」というように、習慣にすることを入眠儀式という。
決まったやり方はないので、家庭でやりやすい習慣を毎日行うことが大事だ。寝る時間にはお気に入りのぬいぐるみやタオルなどを毎回持たせると、赤ちゃんが安心するので寝かしつけの強力なアイテムとなる。
決まったやり方はないので、家庭でやりやすい習慣を毎日行うことが大事だ。寝る時間にはお気に入りのぬいぐるみやタオルなどを毎回持たせると、赤ちゃんが安心するので寝かしつけの強力なアイテムとなる。
ゆらゆら抱っこと、背中スイッチは間違い
哺乳類の赤ちゃんには「輸送反応」という反応が備わっており、親に運ばれていると赤ちゃんの心拍数が下がり落ち着く効果があるため、家でも外でも抱っこする機会は多く、部屋を暗くして抱っこすれば寝てくれる率は高い。
ひたすら抱っこをして布団におろすという寝かしつけをする家庭も多いが、9ヶ月になるとかなり重たくなってくるので、抱っこでの寝かしつけは5~10分ほどにし、無理をせず休んでだめなら別の方法をチャレンジしてほしい。
眠った赤ちゃんを布団におろそうとしたときに、布団に背中があたった瞬間に起きてしまう「背中スイッチ」とよく聞く言葉は、最近の研究では背中ではなくお腹にスイッチがあると言われている。
「抱っこから離れて落ちる」と赤ちゃんが感じて心拍数が上がり起きてしまうため、布団におろすときは体と赤ちゃんのお腹を密着させた状態で、ゆっくり布団におろしてもまだ赤ちゃんが寝ていれば、少しずつ体を離すとよい。
ひたすら抱っこをして布団におろすという寝かしつけをする家庭も多いが、9ヶ月になるとかなり重たくなってくるので、抱っこでの寝かしつけは5~10分ほどにし、無理をせず休んでだめなら別の方法をチャレンジしてほしい。
眠った赤ちゃんを布団におろそうとしたときに、布団に背中があたった瞬間に起きてしまう「背中スイッチ」とよく聞く言葉は、最近の研究では背中ではなくお腹にスイッチがあると言われている。
「抱っこから離れて落ちる」と赤ちゃんが感じて心拍数が上がり起きてしまうため、布団におろすときは体と赤ちゃんのお腹を密着させた状態で、ゆっくり布団におろしてもまだ赤ちゃんが寝ていれば、少しずつ体を離すとよい。
昼寝をさせすぎない
昼寝時間が長くなると夜になかなか寝つけず、寝かしつけが困難になるのは必至だ。
ミキハウス子育て総研の2011年アンケートでは1日のお昼寝時間が「1時間~2時間(41.5%)」が多く、次いで「2時間~3時間(19.0%)」となっており、赤ちゃんの年齢や個人差もある。
赤ちゃんが寝ている時に一定の時間で起こすかどうかは「自然に目を覚ますまで寝かせておく(71.6%)」が多く、「あまり寝すぎないように起こす(28.4%)」が少ない。貴重なお昼寝時間に家事などを済ませることが多いが、その日の寝かしつけの時間に差がでてくるため15~16時までには起こしたほうがよい。
ミキハウス子育て総研の2011年アンケートでは1日のお昼寝時間が「1時間~2時間(41.5%)」が多く、次いで「2時間~3時間(19.0%)」となっており、赤ちゃんの年齢や個人差もある。
赤ちゃんが寝ている時に一定の時間で起こすかどうかは「自然に目を覚ますまで寝かせておく(71.6%)」が多く、「あまり寝すぎないように起こす(28.4%)」が少ない。貴重なお昼寝時間に家事などを済ませることが多いが、その日の寝かしつけの時間に差がでてくるため15~16時までには起こしたほうがよい。
3. お腹いっぱいで眠りを誘う「授乳」

寝る前の授乳は、満足感から眠気を誘いやすくなるため、寝かしつけには効果的だ。赤ちゃんが満足する量で授乳し1時間後くらいに寝かしつけをするのがベストだ。
ミキハウス子育て総研のアンケート(※1)で、寝かしつけ方法で多いのは添い寝(約70.8%)がトップで、お乳を吸わせるという答えが約30.2%だ。
暗くする(約47.4%)、背中をトントンたたく(約41.0%)などが上位を占めており、授乳は全体で見ると少ないが赤ちゃんは1人1人違うからこそ寝かしつけの方法も違うので、赤ちゃんに合った寝かしつけ方法を見つけてほしい。
ミキハウス子育て総研のアンケート(※1)で、寝かしつけ方法で多いのは添い寝(約70.8%)がトップで、お乳を吸わせるという答えが約30.2%だ。
暗くする(約47.4%)、背中をトントンたたく(約41.0%)などが上位を占めており、授乳は全体で見ると少ないが赤ちゃんは1人1人違うからこそ寝かしつけの方法も違うので、赤ちゃんに合った寝かしつけ方法を見つけてほしい。
4. 寝かしつけの王道「絵本」

実践している家庭が多い、寝かしつけでの絵本の読み聞かせだが、赤ちゃんのころはまだストーリーなどは理解するのは難しい。ただ、毎日の寝かしつけに絵本を取り入れることによって、入眠儀式として「絵本を読んだら寝る」と赤ちゃんは理解してくるようになる。
読み方としては感情の起伏を出して大げさに読むと、赤ちゃんが面白がって興奮してしまうので淡々と読み、大きすぎず優しい声で読むと効果がある。
読み方としては感情の起伏を出して大げさに読むと、赤ちゃんが面白がって興奮してしまうので淡々と読み、大きすぎず優しい声で読むと効果がある。
結論
9ヶ月は体内リズムがまだ完成していないころで、寝かしつけには抱っこやトントンなど、親が近くにいて安心できる空間を用意してあげることが大事となる。寝かしつけは1人で寝てくれるようになるまで続くので、毎日疲れてしまうかもしれないが、子どもは日々成長しているので寝かしつけ方法も変わってくる。子どもに合った寝かしつけ方法を見つけて、親も子どもも安心して眠れる時間を作ることがストレスを溜めない秘訣だ。
参考文献
(※1)ミキハウス子育て総研:寝かしつけに関するアンケート調査