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【富裕層が集う学校?】噂のボーディングスクールとは?

【富裕層が集う学校?】噂のボーディングスクールとは?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2019年9月 2日

ボーディングスクールという言葉は聞いたことがあるだろうか。2020年の教育改革により小学校からも英語の勉強が始まるなど、幼い頃からの英語教育に注目が集まる中、日本でも富裕層からの進学先として一定の支持があるのがボーディングスクールだ。ボーディングスクールとは一体なんだろうか。気になる費用やメリット、デメリットについてまとめる。

  

1. ボーディングスクールとは?

ボーディング(boarding)とは、①搭乗や②賄いなどの意味を持つ。飛行機のチケットにボーディングタイムと書いてあるので馴染みのある単語かもしれない。

そしてボーディングスクールとは、全寮制の学校の事である。イギリスが起源とされ、学生だけではなく指導者も寝食を共にし24時間体制でフォローされる。日本では「寄宿学校」と翻訳されることも多く、ハリーポッターの世界を思い出すとイメージしやすい。

3歳から受け入れ対象のところもあれば、中高一貫の6年間、中3〜高3までの4年間の受け入れのところなど、様々なスタイルがある。

ボーディングスクールでは、有名大学への高進学率を誇りつつ文武両道を目指し、積極的なボランティア活動を行うなど内面からの向上も求め、将来の国際社会のリーダー育成を目的としている。

その多くは世界中から学生を集めており、例えばボーディングスクールの中でも有名なスイスのスクールには世界中の貴族や富裕層の子など錚々たるメンバーが集う。

入学するには、授業は全て英語で行われるために一定の英会話力が必要だ。TOFELなどの英語力証明資格のほかには、通常の成績証明書、家族の留学への思いをまとめたもの、複数の教師からの推薦状などが必要になる。その後、面接や試験などが行われる流れだ。

2. ボーディングスクールの気になる費用

ここまで話をまとめると、富裕層しか入れないボーディングスクールの費用が気になってくるだろう。ボーディングスクールは現在、世界各地にあり、それにより費用が異なる。

最高額はスイスの名門校「ル・ロゼ」

先にあげた貴族や富裕層の子が集うスイスの伝統校で、費用は世界で最も高額であり、学費と寮費を合わせたもので年間1,500万円である。

一般的にスイスのボーディングスクールは高額に設定されていることが多い。

平均的な各国での費用

次に世界各地にあるボーディングスクールの各国でのおおよその費用をあげる。寮費・学費等を合計した年間額である。

・イギリス:500〜700万円
・スイス:1000〜1200万円
・アメリカ:500〜600万円
・マレーシア:300〜450万円
・日本:400〜500万円

意外かもしれないが、日本にもボーディングスクールはある。軽井沢にそのボーディングスクールはあるので、旅費等も考えると費用はおさえられるだろう。もちろんスクール内に入ればオンリーイングリッシュだ。

3. ボーディングスクールのメリットとデメリット

ではボーディングスクールに通わせるメリットとデメリットをまとめてみよう。

メリット

ネイティブの英語力が身につく

一日中英語漬けの毎日を送ることにより、ネイティブの英語力を身につけることができる。非英語圏の学生にはフォローがあるボーディングスクールも多いので入学させる際には確認しよう。

自分の意見がきちんと言える子に

ボーディングスクールではプレゼンテーションをしたり、議論し合う時間が多く取られる。この時間で世界に通用する意見の述べ方を自然と学ぶことができる。

グローバルな視点を持つことができる

国際色豊かな友人がいるのが当たり前の環境にあるボーディングスクール。異文化への知識が深まり、広い視野で考えることができるようになる。

一生ものの人脈を築ける

世界中から高い意志を持った学生が集まるのがボーディングスクールだ。しかも全寮制となれば、お互い多感な時期を一日中過ごしあい切磋琢磨した仲であり、一生の仲間を見つけることができるだろう。

デメリット

費用が高い

やはり費用が高額なので負担に感じる。先に挙げたように、日本やアジア圏の国を選べば多少費用はおさえられるだろう。また奨学金制度があるボーディングスクールもある。

親と離れて暮らす不安

全寮制のため、いきなり親と離れて暮らす上に英語漬けの毎日で不安を感じる子も多いだろう。海外のボーディングスクールに通わせる場合はすぐに帰ることも難しく、また万全の警備が敷かれるとは言え、治安上の不安を感じるかもしれない。

日本語の勉強がおろそかになる

ボーディングスクールは幼いうちに入れる方が、求められる英語力は低くても入学しやすいかもしれない。しかし、その場合は日本語の勉強がおろそかになってしまう。土日の休みにも、日本語学校への補講が必要になり子どもの負担も大きくなるだろう。

結論

ボーディングスクールは比較的費用が高額だが、それを超えるカリキュラムが用意されており、学力だけではなく、芸術面やスポーツ面を重視した人格形成も期待できる。なにより世界中に一生ものの人脈ができるというのは親からの最高のプレゼントかもしれない。ボーディングスクールに興味はあるが不安に感じる場合は、短期のサマースクールなどもあるので試してみてはいかがだろうか。
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  • 更新日:

    2019年9月 2日

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