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「毎年11月15日に行う?」七五三の基本!準備は?神社の予約は?

「毎年11月15日に行う?」七五三の基本!準備は?神社の予約は?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2019年9月 9日

子どもの成長を祝う行事「七五三」を行う家庭は多いだろう。しかし、七五三でどのようなことを行うのか改めて聞かれると、何となくわかってはいても詳しく説明できるという方は少ないかもしれない。そこで今回は、七五三のやり方を詳しく紹介しよう。

  

1. 七五三とは

昔は乳幼児が病気などで亡くなってしまうことが多かったため、子どもが7歳になるまでの間、子どもが無事に成長するように様々な儀式を行っていた。そのうちの一つが七五三だ。七五三はもともと公家や武家で子どもの成長の節目に行われていたものが、一般に広まったものである。

七五三のお祝いは、男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳で行うとされているが、地域によっても異なる。

年齢によってもお祝いの内容が異なる。3歳は「髪置きの祝い」と呼ばれており、それまで剃っていた髪を、3歳で初めて伸ばし始めることを祝う儀式、5歳は「袴着の祝い」と呼ばれており、初めて袴をはくことを祝う儀式、7歳は「帯解きの祝い」と呼ばれており、初めて帯を結ぶことを祝う儀式となっている。

これらの年齢になったら、子どもに晴れ着を着せて氏神様を参拝する。そして、無事に成長したことに感謝し、今後も健やかに成長することを願うのだ。

2. 七五三はいつ行うか

では、七五三はその年のいつ行えばよいのだろうか。七五三はもともと、特に日にちは決まっていなかったが、現在は11月15日前後の土日に行われることが多い。この理由には「徳川綱吉が長男の成長を願う儀式を行ったのが11月15日だったため」「旧暦の11月15日が望月で、収穫を祝う儀式を行っており、その大切な日に子どもの成長もあわせて祝ったため」など諸説ある。

しかし、最近ではこの日にこだわらず、衣装や記念写真、お祓いの予約などの事情によって日程を変更するケースもある。また、寒い地域では、11月は雪が積もってしまうこともあるため1か月早い10月15日前後に行うところもあるようだ。

七五三を行う年齢については前述したとおりだが、昔は数え年で行っていた。最近は満年齢で行ったり、きょうだいで一緒にお祝いできるよう七五三を行う年を調整することもよくあるようだ。

3. 七五三のやり方

では、七五三のお祝いは、どのようなことを行えばよいのだろうか?

服装の準備

七五三といえば晴れ着がつきものだが、年齢によって着るものが異なる。

3歳の晴れ着は、お宮参りのものを仕立て直して着ることも多いようだ。男の子は羽織袴、女の子は晴れ着に兵児帯を結び、「被布」という襟付き袖なしの上着を着るのが一般的だ。

5歳の晴れ着は、紋付羽織袴を着るのが一般的だ。羽織の紐と足袋、雪駄の鼻緒は白いもの、白い扇子を持ち懐剣を身につける。

7歳の晴れ着は振袖を肩揚げ、腰揚げをして着る。箱迫を懐に入れ、志古貴といわれる芯のない帯を帯の下に結んで飾る。帯は作り帯を利用することも多いようだ。

なお最近では晴れ着を洋装で済まし、入学式や入園式などにも利用できるものを選ぶ方も増えている。和装の場合はレンタルを利用する方も多いようだ。

神社で参拝・祈祷

晴れ着を着たら、神社でお参りをする。付き添う方のしきたりなどは特にない。七五三のときは参拝・祈祷の両方を行うのが一般的だが、最近は参拝のみで済ませるケースもあるようだ。

身内でお祝いをする

お参りをした後は、家族で七五三のお祝いの会を開いたり、レストランやホテルなどで食事をしたりすることが多い。ホテルでは貸衣装や着付け、食事などがセットになった七五三プランが用意されていることもある。こういったものを利用すると、七五三の準備を手軽に済ますことができるだろう。

4. 七五三の神社での祈祷の仕方(予約、初穂料について)

七五三の際、参拝だけではなく祈祷も行ってもらうことが多いが、普段あまり神社に足を運ぶ機会のない方にとって、神社での祈祷はわからないことも多いだろう。

七五三のときに祈祷もしてもらう場合、神社によっては予約が必要なことがあるため事前に確認が必要だ。なお、人気のある神社はすぐに予約が埋まってしまうこともあるため、早めに確認することをおすすめしたい。

また、祈祷をお願いした場合、神社に「初穂料」というものを納めなければならない。七五三の場合、金額は5千円〜1万円が相場だが、神社によっては料金が決まっていることもあるため、あわせて確認しておこう。

結論

七五三には昔からのしきたりなどもあるが、一番大切なことは子どもの成長を祝う気持ちだ。かわいい晴れ着を着て写真を撮ったり、家でごちそうを食べたりするだけでも、子どもにとっては十分に楽しく思い出に残る1日となるだろう。七五三のお祝いはそれぞれの家庭でできる範囲のことを行い、家族で楽しいひと時を過ごしてほしい。
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  • 更新日:

    2019年9月 9日

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