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子どもが嫌がる仕上げ磨き。スムーズに行う凄ワザと最低限したいこと

投稿者:ライター 長末初音(ながすえはつね)

2019年9月24日

子どもの歯の健康を守るためにも、きちんと行いたいのが仕上げ磨きだ。ミキハウス子育て総研が2013年におこなった調査(※1)によると、6割以上の子どもが嫌がらずに歯磨きをする一方で、3割強の子どもが歯磨きそのものを嫌がるという。歯磨き嫌いな子どものなかには、仕上げ磨き自体をさせてくれない子どももいるだろう。子どもが嫌がる3つの理由を取り上げ、仕上げ磨きを習慣にするコツを解説する。

1. 子どもが仕上げ磨きを嫌がる3つの理由

いきなり歯ブラシを使っている

仕上げ磨きをはじめようとした際、いきなり歯ブラシを使うと、子どもが嫌がる原因になる。なぜなら、生まれてこのかた仕上げ磨きなどを経験したことのない子どもにとっては、「口のなかに歯ブラシという異物を入れられること」は恐怖に感じる可能性があるためだ。

仕上げ磨きの力が強い

仕上げ磨きをする手の力が強すぎるのも、子どもが仕上げ磨きを嫌がる理由の一つとなりうる。無用の力が入っていると、子どもが痛がるだけでなく、歯ブラシの毛先が広がり歯茎を傷つける恐れがあるうえ、歯垢も取れにくいことがわかっている。

仕上げ磨きが長い、つまらない

赤ちゃんや幼児の集中力は何十分も続かないことは想像に難くない。実際、幼児教室コペルによると、幼児の集中力は「年齢プラス1分」といわれている。
仕上げ磨きの途中で、子どもの集中力が切れると「長くつまらない」=「嫌だ」と感じさせてしまう可能性がある。

2. 子どもの仕上げ磨きはいつまでするべきか

仕上げ磨きをするたびに嫌がられていては、親としてもげんなりしてしまうことだろう。実際に、いつまで仕上げ磨きを続けなければならないのかも気になる所だ。

小児歯科医の坂部潤先生によると、仕上げ磨きは9歳頃まで続けたほうがよいという。幼児期はまだ磨き残しが多いため、きちんと仕上げ磨きをおこない、小学校入学頃からは、不十分な箇所を親が磨く「点検磨き」をおこなうとよいそうだ。子どもは自主性を育み、歯磨きを好きになってもらうことも大切だが、同時に仕上げ磨きの大切さも知ってもらうような声かけをしたい。

3. 仕上げ磨きのコツは「楽しい習慣付け」

子どもが嫌がりがちな仕上げ磨きを長く続けるには、習慣付けが重要だ。そのコツは「楽しむこと」である。

歯ブラシを口に入れることを嫌がる赤ちゃんには、まず親が口にさわることから慣れてもらおう。遊びの延長線上で、顔や口のまわりをやさしく触る機会を設けるとよい、という歯科医師もいる。

日本小児歯科学会(※2)は、まずは観察からはじめ、慣れたら口のなかを清潔な指でふれるという方法も推奨している。歯ブラシに慣れるという観点では、親が目を離さないことを前提として、生後6カ月頃から赤ちゃん用歯ブラシを持たせるのも有効だ。

これと平行して、大人が日常的に、楽しく歯磨きしている姿も、子どもへ見せてあげたい。この方法は、お父さん、お母さんがやることをなんでもマネしたがる幼児の子どもにもよい効果を与えるはずだ。

仕上げ磨きにすぐ飽きてしまう子どもには、話かける、歌を歌う、数を数える、キャラクターのマネをする、といった「楽しむ工夫」が効くこともある。たとえば、車好きの子どもに「救急車が通りますよ~道を開けてください、ピーポーピーポー」といったように、子どもに合わせて楽しい時間を過ごせる工夫が大切だ。

子どもが眠いとき、機嫌が悪いときには、無理に仕上げ磨きをすると余計に嫌がる原因となるため、サッと磨いたり、拭くだけで終わらせたりするのも一つの方法である。ライオン株式会社によると、虫歯になりやすい乳歯は、上の前歯と奥歯の噛み合わせ4本なのだそう。うまく仕上げ磨きできなさそうな際は、これらの歯を中心にケアしてあげよう。

4. 電動ブラシも登場!楽しく快適な仕上げ磨きグッズ

近年、子どもの仕上げ磨きを快適にできる電動歯ブラシも登場していることをご存じだろうか。たとえばシースターの「プチブルレインボー」は、1分間で16,000回振動する音波式電動歯ブラシで、0歳から使用できる。名前の通り、ライトが虹色に点滅することで子どもの興味をひき、楽しく仕上げ磨きできる点が魅力的だ。

仕上げ磨き用品といえば、仕上げ磨き専用の歯ブラシや歯磨きシート、子ども向け歯磨き粉なども挙げられる。子ども用歯磨き粉にはさまざまな味が付いているため、子ども好みの1本を買ってあげるのも楽しい仕上げ磨きに繋がるだろう。ただし、歯磨き粉に含まれる高濃度のフッ素や発泡剤、研磨剤などを、日常的に飲み込んでしまうのは悪影響だ。子どもの歯磨き粉はフッ素量が1,000ppm以下の、安全な成分を使っているものを選ぼう。「うがい」ができないうちは、ふき取り可能な、うがいのいらない歯磨き粉を使うようにしてほしい。

結論

永久歯よりも小さな乳歯は、エナメル質が薄いため虫歯になりやすく、一度虫歯になると瞬く間に神経まで達してしまうこともある。そのため、乳歯が生えてくる頃から、ぜひとも仕上げ磨きをしてあげたい。嫌がって暴れる子どもを押さえつけて磨くのは、ますます歯磨き嫌いになるだけなので厳禁だ。子どもが歯磨き好きになるには、お父さんお母さんの腕の見せ所かもしれない。歯が生えてきたら、歯科医院で定期健診を受けることも忘れないようにしたい。

参考文献

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