頑固なチョコの食べこぼしに効くシミ抜きに効く画期的な方法

チョコレートのシミ抜きをする前には、必ず洋服の洗濯表示を確認しよう。チョコレートのシミ抜きをするためには、水洗いをする必要がある。洋服によっては自宅で水洗いができない素材のものもあり、それらを手洗いしてしまうと生地が痛んだり型崩れの原因となったりする。洗濯表示を見て水洗いができるものかを確認してから、シミ抜きを開始しよう。もしも水洗いができない生地だった場合は、無理をせずクリーニングに出そう。

汚れた服が水洗いできる生地だった場合は、自宅でシミ抜きを行う。実際のシミ抜き方法を紹介しよう。

まず、チョコレートは油性の汚れである。そのため、水だけで洗ってしまうと汚れが取れなかったり、繊維の中に入ってしまいやすい。そんな油性の汚れには「台所用洗剤」がおすすめだ。チョコレートのシミ抜きで用意するものは「台所用洗剤（食器用中性洗剤）」、歯ブラシ、タオル、お湯である。

最初に、チョコレートが付いてしまった部分に台所用洗剤をかけて軽くなじませる。これには、服の繊維からチョコレートの油汚れを浮かす役割がある。

洗剤がなじんだら、シミが付いている部分にタオルを当てて、そのままタオルが下になるように服を裏返して伏せる。タオルを下にした状態で、シミが付いている服の裏側から歯ブラシでとんとんと汚れをたたこう。こうすることで、服についたシミがタオルへと移動する。この際、歯ブラシに水ではなくお湯をつけながら行うと、より効果が高い。

歯ブラシでの作業が終わったらいったん服をぬるま湯ですすぎ、シミの取れ具合を確認しよう。見た目でチョコレートの色などが落ちていれば、そのまま通常通りに洗濯を行い完了だ。もしもシミが落ちていない場合には、再度洗剤をかけてシミ抜きを繰り返す。

家でチョコレート汚れが付いた場合にはすぐに洗濯ができるが、外出先ではそうもいかない。シミなどの汚れは、時間が経てば経つほど頑固になるので、すぐに洗濯ができない場合には応急処置が必要だ。最後に、チョコレートなど油性汚れの応急処置方法を紹介する。

汚れが付いてしまったら、まずはティッシュペーパーか乾いた布で押さえるようにして油分を吸い取る。この時汚れた部分をこすると、繊維の中に油分が入ってしまうので、こすらないように注意しよう。

ある程度油分が取れたら、簡易のシミ抜きを行う。ティッシュペーパーまたは布を濡らし、ハンドソープなどの石鹸類を少量付けてシミとなじませよう。その後は、先ほど紹介したシミ抜き方法と同様に布などを下にして、裏側からシミを叩いて移動させる。

最後に乾いたティッシュペーパーなどで水分を取る。石鹸分がなくなるまで、水を付ける、叩く、水分を取るを繰り返してシミが薄くなれば完了である。完全にシミが消えなくてもある程度薄くなっていれば、残りは自宅でシミ抜きができるため問題ない。

今回は、食べこぼしなどによるチョコレート汚れのシミ抜き方法を紹介した。チョコレートは食べ物の中でも色が濃く、繊維に染みこんでしまうためシミ抜きが難しい。しかし、台所用洗剤やお湯を使用すれば、比較的簡単にシミ抜きが行えるだろう。そして何より、早い段階でシミ抜きを行うことが一番重要だ。チョコレートを食べこぼしてしまった場合には素早く応急処置をした後で、今回紹介したシミ抜き方法を試してみてほしい。