このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
思い立った時では遅い?書道教室・習字教室にも適齢期があった!

思い立った時では遅い?書道教室・習字教室にも適齢期があった!

投稿者:ライター 長末初音(ながすえはつね)

鉛筆アイコン 2019年10月19日

「書道」は、2017年「今後、習わせたい習い事ランキング」で第3位にランクインした実績(※1)もある習い事だ。デジタル全盛期の昨今、美しい字は「技術」でもあり、書道はその技術に加えて正しい姿勢や集中力も得られるといわれている。書道の効果や美文字を体得するには、何歳から書道教室へ通うのがよいのだろうか。

  

1. 書道教室は何歳からがベストなのか

書育活動家である和田華仙先生によると、書道教室は5~6歳の年長児から始めるのが理想だという。小学校1~2年生からの開始でも遅くはなく、学校で書道が始まる小学3年生までには経験しておくとよいそうだ。なぜならば、手を動かして文字を書く動作の「積み重ね」が、書道の上達に繋がると考えているためである。

5歳以下でも書道教室や習字教室に通うことは可能だ。実際に3歳頃から書道教室に通っている子どももいる。ただし教室によっては、文字の読み書きができる、筆を持つ握力がある、ある程度の時間座って取り組める、といった条件を満たさなければならない場合がある。日本習字教育財団系列の書道教室では、早くとも満5歳から指導をおこなっているため、【5歳】というのが一つの指針となるだろう。

2. 体験は必須?書道教室の選び方

子ども向けの書道教室を選ぶ際は、先生の教え方や受講スタイルを確認するのがおすすめだ。そのためにも、できる限り体験レッスンに参加してみてほしい。実際に行ってみて、教え方が子どもの性格に合いそうかどうか、わかりやすいかどうかを確認しよう。書道教室によっては正座してお稽古するところもあれば、椅子に座っておこなうところもあるため、受講のスタイルも見ておくとよい。

日本習字教育財団のウェブサイトでは、近所の書道教室を検索できる。また、日本書道教育学会は電話で近くの書道塾を案内するサービスもおこなっているため、利用してみるのもよいだろう。

3. 書道教室の費用の相場は5,000円程度

ここで、子ども向けの書道教室にかかる費用の相場を確認してみよう。

月謝の相場は、月4回の受講で3,000円から5,000円程度だ。英語教室やスイミングの相場が1万円前後であることを考えると、書道教室の月謝はかなりリーズナブルである。書道教室の先生が入賞経験のある書家であったり、審査員を務めたりしている場合は、月謝が高くなる傾向にある。

書道教室は月謝以外に、筆などのお道具代が必要だ。また、教室によってはテキスト代、検定費、出展料などが必要な場合もあるため、事前問い合わせや受講体験の際に確認しよう。

4. 書道教室に必要なものとは

書道教室は書道道具一式を持って通うのが一般的だ。書道に必要とされる基本的な道具は、「文房四宝」と呼ばれる筆、墨、硯(すずり)、紙の4点に、文鎮、下敷を加えた6種類である。筆は大筆と小筆、墨は墨汁と固形墨のそれぞれ2種類ある。書道用の紙にもさまざまな種類があるが、子どもの書道教室では主に半紙を使う。いずれも、教室で必要なものを確認してから購入しよう。

書道教室によっては、必要なものをセットで購入できるところもある。だいたい3,000円から4,000円程度かかるようだ。通信販売では必要なものがすべて入って2,000円程度で購入できる品もあるため、準備に時間が取れる方は確認してみよう。なかには道具をすべて用意してくれるため、手ぶらで通える書道教室や、入会時に書道セットをプレゼントしてくれる教室もある。道具にかかる費用が気になる方は、こういった書道教室を探してみるのもおすすめだ。

結論

真の美文字を培ってほしい、幼少期から通いたいのが書道教室だ。実際に体験をしてみて、子どもに合いそうな先生がいる教室を探してみてほしい。お道具代が必要ではあるものの、比較的リーズナブルに通えるところが、親としてはうれしいポイントだろう。書道には、正しい文字の書き方や姿勢、集中力を養う以外に、音楽や絵画同様の芸術に触れられるというメリットがある。子どもの習い事を検討している親御さんは、ぜひ書道も候補に入れていただきたい。

参考文献

この記事もCheck!
インフォメーションマークアイコンオリひとを楽しむための注意事項はこちら
  • 更新日:

    2019年10月19日

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

人気記事一覧

急上昇
週間

新着記事一覧新着記事一覧