このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
ベビーカーに乗る子どもとベビーカーを押すパパの写真

ベビーカーは何歳まで乗れる?上手に卒業するためのコツも解説!

投稿者:ライター:渡辺恵司(わたなべけいじ)

鉛筆アイコン 2023年1月23日

ベビーカーは何歳まで乗れるのだろうか?何歳まで使っていたご家庭が多いのだろうか?本稿ではその「ベビーカーは何歳までか」について解説するとともに、上手に卒業するためのコツもお伝えしていく。我が子を何歳までベビーカーに乗せるべきか迷っているご両親にとって少しでも参考になれば幸いだ。

  

1. ベビーカーは何歳まで乗れる?

ベビーカーに乗っている子どもと両親の写真
ベビーカーは何歳まで乗ることができるのだろうか。まずは「一般財団法人 製品安全協会」のSG制度(安全基準・製品認証・事故賠償が一体となった制度)で解説しよう。

SG基準によると最長4歳まで

同制度ではベビーカーを「A型」「B型」に分けており、前者が1カ月または4カ月から48カ月まで、後者が7カ月から48カ月までとなっている。すなわち最長4歳までということになる。

ベビーカーの種類で何歳まで乗れるかが異なる

【A型|1カ月または4カ月〜4歳まで】

生後1カ月または首が据わる4カ月頃から最長4歳まで乗ることができるベビーカー。連続2時間以内の使用とされているほか、背もたれは立てた状態で100度以上、倒した状態で150度以上と決められている。
浅い月齢期から使用でき、安全性や吸振性に優れている点、紫外線から肌を守れるよう日除けが大きめに作られている点、対面・背面への切り替えが可能な点などが特徴である。

【B型|7カ月〜4歳まで】

一人で安定して座れるようになる、生後7カ月頃から最長4歳まで使用できるのがB型ベビーカーだ。A型ベビーカーと比べるとコンパクトで、後述するAB型ベビーカーに比べ全体的に価格が安いものが多い。
小回りが利き軽量設計のものが多いことから操作もしやすく、電車やバスなど持ち上げなければならないシーンではとくに使いやすいだろう。

【AB型|1カ月〜4歳まで】

生後1カ月頃から4歳まで使用できる、いわゆる「新基準A型ベビーカー」がAB型(大分類ではA型)だ。A型ベビーカーの優れたリクライニング機能、B型ベビーカーのコンパクト&軽量さを併せ持っている。
子どもが成長するにしたがってA型からB型に移行できるため、長期間使用できるのもAB型ベビーカーの大きな特徴だ。

ただし体重や生活スタイルなども影響する

上記は「ベビーカーは何歳まで乗れるのか」のひとつの基準である。安全性なども加味して設けられている。だが子どもの成長は個人差が大きいため、必ずしも4歳で卒業しなければならないというものではない。生活スタイルも各ご家庭で異なるため、あくまで目安と考えておこう。

もちろん4歳前に卒業してもOK

ベビーカーによっては「3歳まで」あるいは逆に「5歳まで」というものもある。また「2歳を過ぎて一人で歩けるようになったら卒業」といったご家庭もある。4歳を基準としながら、様子を見て早めたり若干遅らせたりするなど臨機応変に対応するのがよいだろう。

「スパッと卒業」ではなく段階的にという手も

早めにベビーカーを卒業した場合でも、外を歩くときは疲れて眠ってしまうこともあるし、気分が乗らないこともある。だが抱っこしたまま歩き続けるのも負担が大きい。こうしたことも考えると、スパッと卒業せず、徐々にベビーカーに乗る時間や回数を減らす方法もおすすめだ。

2. みんなは何歳までベビーカーを使っていた?

両親がベビーカーを押しているところの写真
ベビーカーを卒業する「基準」はわかったが、実際には何歳まで使うご家庭が多いのだろうか?このあたりも気になるポイントだろう。

2歳や3歳というご家庭が多い?

ベビーカーは2〜2歳半くらいで卒業するご家庭もあれば、3歳までに卒業するとよいといった意見もある。実際、2歳または3歳くらいで卒業したというご家庭は多いようだ。だが、確かに年齢はひとつの基準になるがもっとも大切なのは子どもの成長に合わせるということだ。
「何歳まで」にとらわれすぎず、様子を見ながら少しずつベビーカーに乗る時間や回数を減らしていき、自然に乗らなくなるといった流れにできればベストだろう。

3. ベビーカーを上手に卒業するコツ

パパと手をつないで歩く子どもの写真
ベビーカーをスムーズに卒業するためには、事前にどのような準備をしておけばよいのだろうか?

少しずつ散歩の時間を増やす

まずは自宅の庭や近所の公園など、近場かつ短時間から、散歩の時間を作っていくのがおすすめだ。草花や虫、石や砂場などいろいろなものを見たり触れたりすることで、歩く楽しさを感じてもらえれば、自分から歩きたがるようになるかもしれない。

歩けたときは褒めてあげる

たとえ短時間であっても、歩けたときは褒めてあげることも子どもにとって大きな自信となるだろう。散歩をするとみんなが喜んでくれる、楽しんでくれるといったことが伝わり、積極的に歩くようになってくれる可能性がある。

お気に入りの靴を履かせてあげる

踏み込むと音が鳴る靴や好きなキャラクターの靴など、子どもがお気に入りの靴を見つけてあげるのもひとつの方法だ。歩くことの楽しさを感じてもらえれば、少しずつ距離をのばしやすくなるだろう。

4. 子どもの成長に合わせてベビーカーを何歳まで使うか決めよう

ベビーカーに乗る子どもとパパママの写真
お伝えしてきたように、ベビーカーを何歳まで使うかはご家庭により異なる。SG基準で最長4歳までという目安はあるが、結局は子どもの成長に合わせて何歳まで使うかを決めるのがベストということになるだろう。
2歳半や3歳で歩き始めたら少しずつ散歩の時間を増やしていけばよいし、いったん卒業しても旅行などのときは活用したほうが、お母さんお父さんの負担も減らせる。「何歳まで」にこだわりすぎないようにしよう。

結論

ベビーカーには種類があり特徴も異なる。子どもに合ったベビーカーであることは大前提だが、お母さんやお父さんにとっての使い勝手も考えて選ぶようにしよう。最長4歳までを基準とし、実際に何歳で卒業するかについては、ご家庭の方針や子どもの成長なども踏まえて検討するとよいだろう。
この記事もCheck!
インフォメーションマークアイコンオリひとを楽しむための注意事項はこちら
  • 公開日:

    2019年11月16日

  • 更新日:

    2023年1月23日

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

人気記事一覧

急上昇
週間

新着記事一覧新着記事一覧