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子どもの【数量感覚】は生活の中で高められる!効果的なアイデアとは?

子どもの【数量感覚】は生活の中で高められる!効果的なアイデアとは?

投稿者:ライター 今井里香(いまい りか)

2019年12月 8日

最近理系の人材不足が叫ばれ、理数教育に注目が集まっている。「子どもを理系に育てたい」と考えている方も少なくないのではないだろうか。そんな中、注目を浴びているのが「数量感覚」だ。数量感覚は数に対するセンスのようなもので、この感覚を高めることで理数分野に強くなると考えられている。では数量感覚を養うにはどうすればよいのか解説したい。

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1. 数量感覚とは

数量感覚とは単に足し算・引き算などの計算ができるということではなく、簡単にいうと数を量として認識できる力のことをいう。この数量感覚が育つと、計算だけではなくさまざまな理数分野の問題に強くなるなどのメリットがあると考えられているのだ。

心理学の世界では数量感覚を「心的数直線で数量を表象したり、操作したりする基本的能力(※1)」と定義づけしており、数字の大小を判断したり足し算を理解したりすることができるようになるのは、この心的数直線上での数の操作ができるからだとされている。

この数量感覚について幼稚園教育要領の中には、「数量や文字などに関する興味や関心,感覚が養われるようにすること(※2)」という文言がある。

また新学習指導要領の中にも、小学校算数の目標で「数量や図形についての感覚を豊かにする(※3)」といった文言があり、小さな頃の教育において数量感覚を育てることが重視されていることがわかるだろう。

※1 引用:幼児における数の位置の見積もりは数量表象にもとづいているのか?
※2 引用:幼稚園教育要領
※3 引用:学習指導要領⼩学校算数新旧対照資料

2. 数量感覚を養う効果的な方法

では、数量感覚を養う方法にはどういったものがあるのだろうか。

幼稚園教育要領の中では数量感覚について、遊びや生活を通して親しみ活用していく中で、感覚を持つようになるといった内容が示されている。

また、数量感覚を養うには日常生活の中の色々な経験を通し、数に対するイメージを膨らませることが大切だと述べている算数教育の専門家もいる。

これらのことからわかるように、数量感覚を養うためには日常生活や遊びの中で楽しみながら、数と触れ合う機会を増やすことが大切だと考えられる。

3. 数量感覚を日常生活や遊びを通して養うアイデア

日常生活の中で数量感覚を養うには、なるべく自然に数字と触れ合う機会をたくさん作ることが大切だ。たとえば、まだ言葉を話し始めたばかりの小さな子どもなら、お風呂の中で数を数えることから始めるといいだろう。

数字と実際の数を対応させる練習

数を数えられるようになったら、数字と実際の数を対応させる練習をしてみよう。具体的には、おやつの時間に、「お皿にクッキーを3個入れてね」などとお願いすると、自然に数字と個数を結びつけることができるようになるだろう。

買い物に行ってお金の計算をする

足し算や引き算ができるようになってきたら、子どもと一緒に買い物に行ってお金の計算をお願いしてみよう。「お菓子を100円まで買ってあげるから自分で計算して選んで」「お釣りが少なくなるように払うには、どうやって払えばいい?」「20%引きっていくら?」など子どもの能力に合わせて問いかけてみてほしい。

トランプ遊びは数量感覚を養う

トランプは、数量感覚を養うのには絶好の遊びだ。神経衰弱は、取ったカードを数えることで、数字と数を結びつける経験を積むことができるし、大富豪では数の大小を比較する経験を積める。子どもの能力に応じてルールを簡略化するなど工夫をしながら楽しんでみてほしい。

このように日常生活や遊びの中には、数字を使う機会がたくさんある。意識的に子どもが数字を使う機会を増やしてみてはいかがだろうか。

4. 数量感覚を養うのに役立つ100玉そろばん

100玉そろばんは古くから知育玩具として人気があるが、100玉そろばんも数量感覚を養うのに役立つといわれている。

そろばんの玉を数えることで数唱をスムーズに行うことができるようになり、数唱を繰り返すうちに数字の法則に気がつく子どももいるようだ。

小学校に上がると足し算や引き算を習うが、繰り上がりや繰り下がりでつまずく子どもは多い。そこで、100玉そろばんで遊ぶと、自然に数字のかたまりを意識できるようになり、足し算や引き算に必要な数字の合成や分解がスムーズにできるようになるそうだ。

結論

数量感覚を養うことで、小学校で習う算数がより深く理解できるようになるのではないだろうか。理解できれば算数の勉強がますます楽しくなるだろう。数量感覚は、ドリルなどを行わなくても、日常生活の中で少し意識するだけで十分高めることができる。ぜひ親子で楽しみながら取り組んでみてほしい。

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