1. 子どもでも失敗知らずのバジル

食育のためにハーブを育てる場合、まずは子どもでも簡単に育てられるものを選ぶことが大切だ。種まきから収穫まで時間がかかるものや病気になりやすいものは、大人でもうまく育てることが難しい。
バジルがおすすめな理由
子どもの食育を目的とするなら、飽きさせないためにも成長スピードが早く、比較的手間がかからないバジルがおすすめだ。
バジルなら、ピザやパスタ料理、サラダ、ジェノベーゼソースなどさまざまな料理に使うことができる。さまざまな料理に使えるということは食育のための大切なポイントだ。
なぜなら、自分の手で育てたバジルを食べることで、育てるには時間と手間がかかるということを理解し、食べ物の大切さを感じることができたり食べ物に感謝する気持ちを持つことができるからだ。
バジルなら、ピザやパスタ料理、サラダ、ジェノベーゼソースなどさまざまな料理に使うことができる。さまざまな料理に使えるということは食育のための大切なポイントだ。
なぜなら、自分の手で育てたバジルを食べることで、育てるには時間と手間がかかるということを理解し、食べ物の大切さを感じることができたり食べ物に感謝する気持ちを持つことができるからだ。
食育のために大切なこと
また、食育の基本理念となる「食育基本法」の前文によると、近年は「食」に関する情報が氾濫しているため、食育では食品の安全性をはじめとする「食」に関する正しい知識を身につけることが重要だとされている。
そのため、農薬を使わずにバジルを育てることそのものが食育であり、「食」に関する知識を習得し、健全な食生活を実践する第一歩になり得るのだ。
そのため、農薬を使わずにバジルを育てることそのものが食育であり、「食」に関する知識を習得し、健全な食生活を実践する第一歩になり得るのだ。
バジルの育て方
バジルは暑さに強く、気温が高くなるにつれてどんどん成長する。そのため、種から育てるのであれば4月中旬~6月中旬に種まきを、苗から育てるのであれば5~7月頃に苗を植えるようにすると、夏にたくさん収穫することができる。
バジルは日当たりと風通しがよい場所に置いて栽培し、土の表面が乾いたらすぐに水やりをするようにしよう。
葉が10枚以上になったら1週間に一度追肥し、茎の高さが20~30cmくらいになったら葉がやわらかいうちに収穫しよう。このとき、中心の茎の先端をハサミで切り取る「摘芯」も一緒に行うようにすると、収穫量を増やすことができる。
バジルは日当たりと風通しがよい場所に置いて栽培し、土の表面が乾いたらすぐに水やりをするようにしよう。
葉が10枚以上になったら1週間に一度追肥し、茎の高さが20~30cmくらいになったら葉がやわらかいうちに収穫しよう。このとき、中心の茎の先端をハサミで切り取る「摘芯」も一緒に行うようにすると、収穫量を増やすことができる。
2. 日本のハーブである大葉

ハーブの定義にはさまざまなものがあるが、ハーブは「香草」とも呼ばれているように香りを持つ植物で、茎や花、葉を食や薬などに利用するものを指す。
大葉は食欲増進作用や食中毒予防効果を持つ「ペリルアルデヒド」という成分によって独特の清涼感のある香りが広がり、主に葉の部分が料理に利用される、日本の代表的なハーブなのだ。
大葉は食欲増進作用や食中毒予防効果を持つ「ペリルアルデヒド」という成分によって独特の清涼感のある香りが広がり、主に葉の部分が料理に利用される、日本の代表的なハーブなのだ。
大葉も育てやすく子どもにはおすすめ
大葉はプランターを使って室内でも簡単に育てることができるため、子どもでも比較的育てやすく、食育におすすめのハーブだ。また、一度育ってしまえば収穫をしてもどんどん葉が生えてくるため、何度も収穫の楽しさを味わうことができ、モチベーションが上がるという効果もある。
大葉の育て方
大葉の生育適温は20~23℃と暑さに強く寒さに弱いため、種から育てるのであれば4~6月に種まきを、苗から育てるのであれば5~7月頃に苗を植える。
土が乾燥しないよう水やりし、本葉が2~3枚になったら、枝を2本になるようにして、2本立ちにする。葉が茂ってきたら2週間に1回くらい追肥し、葉が10枚以上になったら収穫しよう。
実は大葉は葉だけでなく芽や花も食べることができる。そうめんの薬味や刺身のツマ、天ぷら、サラダなどさまざまな料理に使えることからも、子どもの食育に向いているハーブなのだ。
土が乾燥しないよう水やりし、本葉が2~3枚になったら、枝を2本になるようにして、2本立ちにする。葉が茂ってきたら2週間に1回くらい追肥し、葉が10枚以上になったら収穫しよう。
実は大葉は葉だけでなく芽や花も食べることができる。そうめんの薬味や刺身のツマ、天ぷら、サラダなどさまざまな料理に使えることからも、子どもの食育に向いているハーブなのだ。
3. リラックス効果があるカモミール

子どもの食育のためにハーブを育てようと思っていても、花や実がつかないものはちょっと味気ないと感じている方にはカモミールがおすすめだ。
カモミールには主に一年草の「ジャーマン・カモミール」と多年草の「ローマン・カモミール」の2種類があるが、日本ではジャーマン・カモミールのことをカモミールと呼ぶことが多い。ジャーマン・カモミールはデイジーのような白い小さな花が咲き、リンゴのような甘い香りがする。
カモミールには主に一年草の「ジャーマン・カモミール」と多年草の「ローマン・カモミール」の2種類があるが、日本ではジャーマン・カモミールのことをカモミールと呼ぶことが多い。ジャーマン・カモミールはデイジーのような白い小さな花が咲き、リンゴのような甘い香りがする。
カモミールもおすすめ。カモミールの育て方
ジャーマン・カモミールは種からでも苗からでも育てることができる。種まきも植え付けも、春か秋の暖かい日に行う。
種から育てる場合は、種をまいたらその上に土を薄くかぶせ、種が水で流れてしまわないように、発芽するまでは霧吹きで水やりをするようにしよう。ただし、ジャーマン・カモミールは蒸れに弱いため、水やりをするときは水を与えすぎないよう注意が必要だ。
収穫は花の中心の黄色い部分がふくらんだら、花びらが反り返る前に行うようにしよう。収穫した花は、風通しがよく直射日光が当たらない場所で1週間くらい陰干しして乾燥させよう。使い切れないほどたくさん収穫できた場合は、洗って水切りをして冷凍保存すれば、長期間保存することもできる。
乾燥させたジャーマン・カモミールはハーブティーとしての楽しみ方がよく知られているが、クッキーやケーキなどのトッピングとして使うこともできる。
種から育てる場合は、種をまいたらその上に土を薄くかぶせ、種が水で流れてしまわないように、発芽するまでは霧吹きで水やりをするようにしよう。ただし、ジャーマン・カモミールは蒸れに弱いため、水やりをするときは水を与えすぎないよう注意が必要だ。
収穫は花の中心の黄色い部分がふくらんだら、花びらが反り返る前に行うようにしよう。収穫した花は、風通しがよく直射日光が当たらない場所で1週間くらい陰干しして乾燥させよう。使い切れないほどたくさん収穫できた場合は、洗って水切りをして冷凍保存すれば、長期間保存することもできる。
乾燥させたジャーマン・カモミールはハーブティーとしての楽しみ方がよく知られているが、クッキーやケーキなどのトッピングとして使うこともできる。
結論
子どもの食育を考えている方におすすめのハーブを3つ紹介した。バジルや大葉、カモミールは子どもでも比較的育てやすく短い期間でたくさん収穫できるため、最後まで飽きずに楽しく育てることができ、食育に向いていると言える。今回紹介した内容を参考に子どもと一緒にハーブを育ててみてはいかがだろうか。