子どもが【野菜嫌い】！そんな場合のお弁当の作り方とは？

子どもが野菜嫌いな場合は、子どもが好きな食材と嫌いな野菜を組み合わせる方法もおすすめだ。肉類が好きな子どもであれば、嫌いな野菜を豚肉やベーコン、ハムなどで肉巻きにすると、野菜にうま味がうつり野菜嫌いの子どもでも食べやすくなる。

アスパラやにんじん、いんげん、オクラ、ミニトマトなど、野菜嫌いの子どもが避けがちな野菜を巻いてみよう。

それでも子どもが食べてくれない場合は、野菜を肉巻きにしてから衣をつけ、油で揚げて唐揚げやカツ仕立てにしてみよう。すると見た目も味もより肉々しくなり、野菜嫌いの子どもでも格段に食べやすくなる。

野菜嫌いの子どもに「好き嫌いはダメだよ」「野菜は身体によいから食べようね」と、諭すだけで野菜嫌いが克服できるようになる、というケースは稀だろう。

そんなときは野菜に一手間を加えてかわいく盛り付けてみよう。するとかわいいから食べてみようかな、と気分が変わり、野菜嫌いの子どもであっても喜んで野菜を食べてくれることがある。

たとえば、にんじんやさつまいも、きゅうりなどは型抜きを使って花や星形などにくりぬいて飾り切りしたり、子どもが好きなキャラクターのピックをミニトマトや枝豆などにさしたりするだけでもかわいく仕上がる。

また、多少の手間はかかるが、海苔やチーズ、ハムなどで作ったパーツを野菜につけて顔やキャラクターに見立てると、よりかわいい見た目になるので野菜嫌いの子どもにおすすめだ。

食べ物の味には「うまみ」「甘み」「塩味」「酸味」「苦み」の5つがある。

そのうち、「うまみ」「甘み」「塩味」は人間が生きるために必要なおいしく感じられる味であるため、成長過程にある子どもは本能的に好むことが知られている。

一方、「酸味」「苦み」は本来、毒や腐敗を知らせるための味であるため、子どもは本能的にこれらの味を嫌がる。

子どもが苦手な野菜にはとくに苦みが強いものが多いため、子どもが好きな味付けをして、食べやすくなるような工夫をしよう。

トマトケチャップや味噌、マヨネーズ、カレー粉は子どもが好む調味料であるため、これらをうまく使って味付けすると、野菜嫌いの子どもであってもたくさん食べてくれることが多いので活用しよう。

また、ごぼう、なす、れんこんや大根といったえぐみが強い野菜は、調理前に水にさらしたりゆでこぼしてアクを取ってから調理するようにすると、苦みが取れて野菜嫌いの子どももより食べやすくなるだろう。