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子どもに【鉄棒の前回り】を教えるコツ。カギは恐怖心を無くすこと?

投稿者:ライター 今井里香(いまい りか)

2019年12月22日

小学校に入学したての頃、体育の授業のカリキュラムの中で、まず初めに子どもが苦手意識を持ちやすいのが、鉄棒だ。中でも、鉄棒の前回り下りを苦手とする子どもはとても多い。鉄棒に慣れない子どもにとっては大きな恐怖をともなうもののようだ。この記事では、子どもが恐怖心を持たずに鉄棒の前回り下りができるように大人が教えるコツを紹介していく。

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1. 鉄棒の前回り下りのポイントは恐怖心をなくすこと

鉄棒の前回り下りは、小学校の体育の中では1年生の最初の頃に行われる。大人は逆上がりに比べて「簡単だろう」と思いがちだが、実は運動が苦手な子どもや鉄棒に慣れていない子どもにとっては、かなりハードルの高い技なのだ。さらに鉄棒の前回り下りでつまづくと、鉄棒に対する嫌なイメージが残り、その後ずっと鉄棒に苦手意識を持ってしまうことも考えられる。

鉄棒の前回り下りに恐怖を感じるポイント

では子どもは前回り下りのどういった点に恐怖心を感じるのだろうか。それは「頭を真下に下げること」である。日常生活の中で、頭が足よりも下にくることは滅多にない。そのため子どもは怖いと感じるのだ。

さらに恐怖心から、頭を真下に下げた途端鉄棒から手を離してしまう子どもも多い。そうすると鉄棒から落下し痛い思いをしてしまうため、さらに恐怖心が増してますます鉄棒が嫌いになってしまうかもしれない。

子どもに前回り下りを練習させる際、お父さんやお母さんに意識してほしいことは、子どもの恐怖心を理解し、スモールステップで無理なく練習を進めることだ。

2. 鉄棒の前回り下りステップ1 ツバメのポーズ

鉄棒の前回り下りは、鉄棒を両手で握ってお腹につけて、両腕の肘をしっかり伸ばして鉄棒に乗る「ツバメのポーズ」ができなければクリアできない。そこでまずはツバメのポーズをしっかり練習しよう。

最初は足がつく場所で練習させよう

大人に比べて筋力の弱い子どもにとって、腕で自分の体重を支えることはそんなに容易なことではない。そこでまずは、鉄棒を握って肘を伸ばした状態で足がつくような場所で練習するとよい。適当な高さの鉄棒がない場合は、台などを用意するのもおすすめだ。

肘を伸ばして鉄棒を握る感覚をつかんだら、足のつかない状態でツバメのポーズにチャレンジさせる。1人で鉄棒に飛び乗れない場合は、お父さんやお母さんが身体を支えて乗せてあげるとよい。

このとき鉄棒がお腹に当たるのを嫌がる子どももいるため、その場合は鉄棒にタオルなどを巻いてあげるとストレスなく取り組むことができるだろう。

3. 鉄棒の前回り下りステップ2 ツバメのポーズから頭を下げる

ツバメのポーズがスムーズにできるようになったら、その状態のまま少しずつ頭を下げていく。ここで重要なのがいきなり真下に下げさせるのではなく、少しずつ傾けさせることだ。

無理をさせず少しでもできたら褒めよう

子どもが怖がるときは無理せず、できる範囲で進めることが大切だ。そして少しでもできたときには大いにほめることで自信がつき、モチベーションもアップする。

怖くてなかなか頭を下げられないときには、子どもの手を握って鉄棒から離れないようにする、子どもの前方から上半身を支えるようにする、台などを使って足がついた状態で挑戦させるなどの方法で、安心して頭を下げることができるようになるだろう。

鉄棒を握ったまま完全に頭を真下に下げ、「ふとん干し」の状態になることができたら、前回り下りの完成まであと少しだ。

4. 鉄棒の前回り下りステップ3 足を地面にそっと下ろす

鉄棒でふとん干しの状態までできるようになったら、あとは足を地面に下ろすことができれば前回り下りは完成だ。しかしこのときに手が離れてしまい、鉄棒から落下してしまうことが多いのだ。

落下しないように補助しよう

最初はお父さんやお母さんが頭のあたりと腰のあたりを支えるように補助をして挑戦させると安心だ。補助をした状態で何度も行い、鉄棒から手が離れずにスムーズに下りられるようになったら、補助なしで挑戦させてみよう。

1人で足を下ろすことができるようになったら、足を下ろすときに音を立てないよう、そっと降りるように意識させる。ここまでできたら前回り下りは完成だ。

結論

鉄棒の前回り下りは、大人にとっては簡単でも子どもにとっては恐怖心に打ち勝たなければならない難しい技だ。練習の際には、お父さんやお母さんがそういった子どもの気持ちを十分理解することが最も大切だ。子どもの気持ちに寄り添いつつ、無理なく楽しく練習を進めることで、子どもは鉄棒に苦手意識を持たず練習へのモチベーションもアップする。そしてこの体験がきっかけで、運動が好きになってくれるかもしれない。

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