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離席の改善方法とは?秘訣は「適切な離席」にあった!

投稿者:ライター 佐藤夏帆(さとう なほ)

2020年1月11日

授業中に指示されていないのに席を離れてしまう「離席」をご存知だろうか?実は、離席を改善するためには「適切な離席」をさせることがポイントなのだ。そこで今回は、筆者の経験から、叱ることなく離席を改善する方法を紹介する。

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1. こまめな運動を取り入れる

離席が多い子どもは、勉強が嫌というよりも、じっとしているとソワソワするので体を動かしたいという場合が多い。実際に私が担当した学級の離席が多い子どもは、算数などの授業では離席が見られるが、体育の授業では誰よりも積極的に参加していることがよくあった。つまり、動きたい(離席したい)という欲求を、体育の授業だけは満たすことができていたのだ。このように体を動かしたい場合もあれば、まだ椅子に座って勉強をするということに慣れていない場合もある。前者も後者も落ち着かずに離席してしまうのだが、それを頭ごなしに叱ってはいけない。小学校入学前まで長時間椅子に座る習慣がなかった子どもが、急に45分間もじっと座ることは難しい。

離席を改善するために、まずは授業中にこまめな運動を取り入れるとよいだろう。離席をする子どもがソワソワしてきたなと感じたら、すぐにみんなで立ち上がり、大きく深呼吸したり、軽くジャンプしたりするのがおすすめだ。ここでポイントなのが、「離席する前にやる」という点だ。離席する前だと、子どもがみんなの前で注意されることもなく、自尊心を傷つけずに「動きたい欲求」を満たすことができる。離席する子どもの様子を見て適宜取り入れていき、少しずつ意識的に回数を減らしていくことで、着席する時間を延ばしていこう。

2. お手伝いの機会を増やす

離席をする子どもを無理矢理座らせることは得策ではない。離席をする子どもには、あえて離席する機会を作ってあげることが大切だ。学校では、プリントを配ったり、新しいチョークを職員室に取りに行ってもらったりと、先生のお手伝い係になってもらうとよい。1回の授業で何回かお手伝い係をすることで、離席したい欲求を満たすことができる。

さらにおすすめなのが、友だちに勉強を教える「ミニ先生」という体験だ。一斉に行われる授業では、早く問題を解ける子どもと、当然そうでない子どもがいる。離席の多い子どもが早く問題を解いたら、「○○ちゃんにやり方をゆっくり教えてあげてくれる?」とお願いする。そうすることで離席もでき、友だちに教えることで自分の復習にもなるのだ。家庭では箸を並べるなど簡単なお手伝いをお願いし、できたらたくさん褒めてあげるのがよい。小さな成功体験が子どもの自信になり、それが学校での落ち着きに繋がり、離席の回数も減ってくるだろう。

3. 家庭と学校が情報を共有する

離席が多いと学校から連絡を受けると、お父さんやお母さんは心配になってしまうかもしれない。しかし、学校と家庭が密に連絡を取り、情報を共有することで、離席の改善策を一緒に考えていくことができる。学校と家庭の協力体制が整っていると、より子どもへの関わりが効果的になる。たとえば先生が「今日は1回離席の回数が減ったんです!」や「お友だちに優しく勉強を教えてくれて、私もすごくありがたいですし、お友だちも喜んでいました」と家庭に連絡すると、お父さんやお母さんはその日のうちに子どもを褒めることができる。子どもの記憶が新しいうちに褒めることで、次の日のやる気がアップするだろう。

自分の頑張りを、学校と家庭の両方から認められることは、子どものやる気をグッと伸ばす大きな力になるのだ。子どもにとって身近な大人が、いつも自分を見てくれていて、評価してくれるということが子どもに伝われば、子どもの心も落ち着き、離席の回数が減ることに繋がるだろう。

結論

離席を改善するための「適切な離席の方法」について紹介した。「離席したい」という子どもの気持ちに蓋をするのではなく、お手伝いという離席の機会を増やすことにより、子どもが前向きに離席を改善することができるだろう。学校と家庭が協力して、楽しみながら離席を改善していこう。

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