1. 夜の時間帯に起きる「夜泣き」2つの原因とは?

【 不快感がある 】
赤ちゃんは話すことができないので、泣くことで自分の不快感を表現する。それは日中でも夜中でも起こりうることで、不快感からくる表現が夜泣きにつながっていることも。不快感の原因としてあげられるのが、お腹が空いている・おむつが汚れている・暑い・寒い・体がかゆいというものがある。赤ちゃんが不快に感じないように様子を観察し、細やかなケアをしてあげよう。
【 睡眠が未熟 】
睡眠には、眠りの深い「ノンレム睡眠」と眠りの浅い「レム睡眠」の2種類がある。大人はこの2種類の睡眠を90分サイクルで繰り返しているが、赤ちゃんの場合大人よりも短い50分サイクルで繰り返してる。これは、日中に受けた刺激や情報を整理する時間や、脳の発達を促すためで脳が活動しているレム睡眠の時間が多く必要なためと考えられている。このレム睡眠の時間帯に夢やちょっとした不快感が影響して夜泣きにつながってしまうことがあるのだ。なるべく起きて夜泣きを起こさないためにも、寝る環境を考えて整えてあげるとよい。
2. 夜泣き対策その1「お昼寝の時間を整える」

赤ちゃんは生活リズムがまだ安定していないため、夜泣きをすることがしばしばある。そのため昼寝の時間を整えてあげることが必要だろう。体内時計がリセットされると、夜に深く眠れるホルモンがでるといわれている。お昼寝は毎日同じ場所で、部屋の明るさは夜と間違えないくらいに調節しよう。また体内時計を整えるため、毎日同じ時間にお昼寝するのがよいだろう。午後寝の場合は夜に寝る時間を考えて、遅くても16:00までには起こすようにしよう。リズムを作ってあげることで夜泣きも徐々に減っていくので、試してみてはいかがだろうか?
3. 夜泣き対策その2「お風呂は早めの時間に入る」

夜泣きをあまりしない赤ちゃんの家庭では、日中や夕方など毎日同じ時間に済ませていることが多いようだ。お風呂に入れるときは、ぬる目のお湯に浸かることで刺激が少なく、赤ちゃんも安心してお風呂を楽しむことができる。また、お風呂から上がってからゆったり過ごすことで、眠りやすく夜泣きも起こりにくくなるのでぜひ試してほしい。お父さんが早く帰った日は赤ちゃんを早めにお風呂に入れてあげてみてはいかがだろうか?
4. 夜泣き対策その3「寝る前のミルク」

夜泣き対策の王道の1つが、寝る前にミルクをお腹いっぱい飲ませてあげることだ。ミルクは母乳に比べて消化にかかる時間が遅く腹持ちがよいといわれている。そのため赤ちゃんはお腹が満たされ、不快感を感じることなく朝までぐっすり眠ることができるようだ。この方法であれば、お母さんの代わりにお父さんが赤ちゃんにミルクをあげることもできるので、ぜひ試して頂きたい。毎日の育児で疲れているお母さんを休ませてあげる意味でも、よい方法といえるだろう。またお腹いっぱい飲んだ赤ちゃんはそのまま寝てしまう場合があるので、ミルクの吐き戻しには注意してほしい。体を横にするなど、喉に嘔吐物がつまらないようにしてあげよう。
結論
赤ちゃんの夜泣きには疲労困憊してしまう方も多いが、夜泣き対策の王道を実践して夜泣きに対応するとだんだん効果が見えてくるのでおすすめだ。赤ちゃんの生活リズムが整えば成長と共に夜泣きもしなくなるだろう。お父さんとお母さんで協力して、夜泣き対策をしてみてはいかがだろうか?