1. イヤイヤ期の子どもが手をつながない!その理由と基本的な対応策とは?

個人差はあるものの、一般的には1歳から3歳頃に訪れるといわれるイヤイヤ期。イヤイヤ期は第一次反抗期とよばれ、子どもが自立性を確立する成長過程だとされている。手をつながないのもイヤイヤ期の自己表現のひとつだ。
イヤイヤ期は成長の証でもある
親にとっては手を焼く時期だが、イヤイヤ期は成長の証でもある。自我の芽生えにともない、子どもは自分の意思にもとづいて行動するようになる。イヤイヤ期の子どもの行動には、自分なりの「理由」があるのが特徴だ。その一方、この時期の子どもは自分の気持ちを言葉でうまく伝えられない。そのため、自分の意思が通らないことで癇癪を起こしたり、反抗的にみえる態度を取ってしまうようだ。
イヤイヤ期は自己主張と自己抑制を学ぶための大切なステップであり、子どもはイヤイヤ期を通して親との信頼関係を築いたり、さまざまなルールを学んだりする。そのため、親も子どものイヤイヤを無理に押さえつけたり頭ごなしに叱るのではなく、「成長の過程」として受け止めてあげることが大切だ。
イヤイヤ期は自己主張と自己抑制を学ぶための大切なステップであり、子どもはイヤイヤ期を通して親との信頼関係を築いたり、さまざまなルールを学んだりする。そのため、親も子どものイヤイヤを無理に押さえつけたり頭ごなしに叱るのではなく、「成長の過程」として受け止めてあげることが大切だ。
危険なことは毅然とした態度で止める
何でも「イヤ!」なイヤイヤ期だが、最低限のルールは守らせる必要がある。この時期の子どもは善悪の判断ができないため、危険をともなう「イヤイヤ」には毅然とした態度で対応しよう。
駐車場や交通量の多い道路などで、小さな子どもが手をつながずに歩くのはとても危険だ。感情的にならず冷静に、しっかりと子どもに危険であることを伝えよう。この時、少し大げさなくらいに「手をつながないと危ない!」と伝えるのがポイントだ。ただし、「こうすればお父さんお母さんがかまってくれる」と子どもが勘違いしてしまうと、危険な行為を遊びのつもりで繰り返すことがある。あくまでも淡々と言い聞かせることが大切だ。
駐車場や交通量の多い道路などで、小さな子どもが手をつながずに歩くのはとても危険だ。感情的にならず冷静に、しっかりと子どもに危険であることを伝えよう。この時、少し大げさなくらいに「手をつながないと危ない!」と伝えるのがポイントだ。ただし、「こうすればお父さんお母さんがかまってくれる」と子どもが勘違いしてしまうと、危険な行為を遊びのつもりで繰り返すことがある。あくまでも淡々と言い聞かせることが大切だ。
2. イヤイヤ期で手をつながない子どもに試したい練習方法

出発前に約束させる
まずは、出発前に「危険な場所では必ず手をつなぐ」ということを子どもに約束させよう。この時、手をつながなければいけない理由を、子どもが理解しやすい言葉で伝えるのが大切だ。1度では理解できないことが多いが、お出かけのたびに繰り返し伝えよう。
はじめは短い距離から練習する
子どもが手をつなぐのを嫌がる時は、短い距離から手をつないで歩く練習をさせてみよう。例えば公園などの子どもが喜ぶ場所に出かける時に、少し手前で抱っこやベビーカーから子どもを降ろす。そして手をつなぎ公園まで一緒に歩く。子どもは公園という「楽しみ」が見えているため、我慢して手をつなぐ気持ちになりやすい。短い距離で慣れてきたら、徐々に距離をのばしてみよう。嫌がって手を振り払うこともあるだろうが、子どもにルールを教えるために断固とした態度で臨もう。
できたら褒める
短い距離でも手をつないで歩けたら、必ず褒めよう。繰り返し練習をし、できるたびに褒めることで、手をつないで歩くことが習慣化するだろう。
3. どうしても手をつながない時はベビーカーや抱っこで対応を

イヤイヤ期の子どもにとって、手をつなぐことは行動の自由を制限される「イヤなこと」だ。時には手をつなぐのを嫌がって癇癪を起こすこともあるだろう。安全な場所であれば様子を見ることもできるが、駐車場や道路など危険な場所ではベビーカーや抱っこで対応しよう。イヤイヤ期の子どもは危険を察知できない。子どもの命を守ることを最優先に考えよう。
結論
イヤイヤ期は親もついイライラしてしまうもの。手をつながない子どもへの対応に疲れてしまうこともあるだろう。しかし、イヤイヤ期の子どもには、親が一貫した態度を取ることが大切だ。子どもが「危険な場所では手をつなぐ」というルールを理解し、手をつなぐことが習慣化するまで、練習や声かけをコツコツ続けよう。