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STEAM教育とは?アートにも親しむ理数教育を詳しく解説!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

2020年2月12日

皆さんはSTEAM教育という言葉を聞いたことがあるだろうか。これは理数の能力に芸術的感性をプラスした考え方ができる子どもを育てていこうという教育方法である。AI(人工知能)が進化するに連れて将来無くなるだろうと言われる職業が多数挙げられる中で、この社会に対応するためにはSTEAM教育が重要だと注目されている。STEAM教育の詳しい説明と具体的に取り入れた教育方法を紹介しよう。

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1. STEAM教育とは?

STEAMとは「Science(科学)」「Technology(技術)」「Engineering(工学)」「Arts(芸術)」「Mathematics(数学)」の頭文字を取ったものである。

先にSTEM(ステム)教育という言葉ができたが、理数科目だけでなくそこから更に自由に創造する力やデザイン力が必要だと唱えられるようになりSTEAM教育へと進化した。

AIの苦手分野といえば新しくものを作り出すこと。せっかくの科学技術の能力があっても形にするには芸術的感性が必要だろう。例えば人型ロボットとして有名なペッパーくんを想像してもらおう。ペッパーくんにできることを考えたり、実際にプログラムを組んだりするにはまず理数系の能力が必要だが、そこから更に外見の可愛らしさを考えたり名前をつけたりなどの芸術的能力がなければ商品として手に取ってもらうことができない。これが、STEAM教育に注目が集まるようになった理由だ。

2. 海外でのSTEAM教育事例

STEAM教育が注目を浴びるきっかけの一つになったのはアメリカのオバマ元大統領が2011年に演説で取り上げたことだ。当時のアメリカでは理数系の人材育成を国家戦略としており、演説の中で「ビデオゲームを買ったり、アプリで遊んだりするだけでなくそれらのゲームを作れるようになろう。」という主旨のことを述べている。これにビル・ゲイツやマーク・ザッカーバーグなど著名人が賛同し、一気に注目を浴びるようになったという経緯がある。

実際アメリカでは年間数十億ドルもの国費が費やされSTEAM教育に力を入れている。小さいうちからパソコンに親しみ、ロボットを組み立て、プログラミングの授業が積極的に行われているのだ。

ほかの各国でも同じくSTEAM教育の取り組みが進んでおり、シンガポールやインドなどのアジアの新興国でも国営のSTEAM教育施設が設立されたりと積極的に取り込んだ教育方法が拡がっている。

3. 文部科学省のSTEAM教育事例

では我が国でのSTEAM教育はどのように取り組まれているのだろうか。代表的なところでは、2020年度から小学校でプログラミングを必修科目とすることが挙げられる。よくメディアで取り上げられているので知っている人も多いだろう。小学生のうちからパソコンを使用して文字入力などの基本事項を習得し、パソコンに慣れ親しむことにより論理的思考を養うことを目的としている。
また、高等学校での文理分断を問題とし、文理両方を学べる人材を育成するほか、スーパーサイエンスハイスクール(先進的な理数系教育の実践を通じて科学的能力を培い、将来の科学的人材の育成を目的とする)の設立も推進している。
さらに大学では学部を問わずSTEAM教育に関する授業を学べるような環境を整えることを提言している。

4. 経済産業省のSTEAM教育事例「音楽×算数×プログラミングの学習プログラム」

日本では文部科学省だけではなく、経済産業省もSTEAM教育に乗り出している。その中で面白い取り組みが「未来の教室」というものだ。
2018年1月~2019年6月に経済産業省において、時代に合わせて変化できる適応性を身につけるための教室のあるべき姿が議論された。それが未来の教室だ。その中ではSTEAM教育に重点がおかれている。2030年までに日本全国でこのような形態の教室を整えることを目標にしている。例えば、高専は一般生徒は通学できないが、放課後などに解放し「地域のSTEAM学習センター」にすることなどを提言している。ほかにも様々なSTEAM学習のためのプログラムが採択されており実際に小学校などでワークショップが開かれている。そのうちの1つが音楽×算数×プログラミングの横断的学習プログラムである「Music Blocks」だ。元々はアメリカでできたプログラミングツールだが、それを株式会社 学研プラスが日本用に作り直したものが未来の教室の実証事業に選ばれた。Music Blocksを使っての授業は、実際にビオラ奏者が登場して、子供たちはプログラミングを使って一緒にきらきら星を演奏するという内容だった。音符を使って楽譜に書くのはある程度知識がないと難しいが、ここでは音は算数的な理解で整理されているので使いやすい。いきなりパソコンを使っての授業ではとっつきにくい子も知ってる歌をビオラの音を聞かせてもらったりすることでプログラミングの導入としても入りやすいようだ。

結論

将来、AIに仕事を取って変わられると叫ばれ、小学校からプログラミングが必修化になると知り、我が子にも理数系の力を付けさせたいと考えている方も多いだろう。それがSTEM教育であるが、そして更なるSTEAM教育への進歩が必要であることがわかった。小さいうちからSTEAM教育を取り込んでいくことが重要視されている。親としてはプログラミングだけでなく、アートの部分も磨けるように様々な体験をさせてあげることが求められているのだろう。

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