1. スタイの形や種類について

普段使い用と外出用
スタイは、普段使い用と外出用とで、形や種類を使い分けるとよい。普段使い用のスタイは、母乳やミルクを吐き戻したときに、こまめに口を拭けるように長さが充分であるものが便利だ。また、離乳食を始めている赤ちゃんには、食事の食べこぼし対策のために、撥水素材で食べこぼしが入るポケットが付いているものがよい。外出用は、バンダナや付け襟の形になっているものなど、コーディネートの一部としてデザイン性の高いもの、汚れが目立ちにくい色のものがおすすめだ。
スタイの留め具の種類
スタイは基本的に首の後ろで留めるが、その留め具には次のような種類がある。それぞれの特徴を解説しよう。
マジックテープ
マジックテープで留めるタイプのスタイは、付け外しが簡単でサイズ調整がしやすい。マジックテープにゴミが付くと、接着力が弱くなってスタイが外れやすくなったり、接着部分がずれて赤ちゃんの肌を傷つけてしまったりすることもあるので気をつけよう。
スナップボタン
スナップボタンのスタイは、簡単に留めることができ、一度留めると外れにくい。スナップボタンの部分は直接赤ちゃんの首まわりに触れるため、金属のボタンである場合は、赤ちゃんの肌に合わないこともあるので注意しよう。
紐やリボン
紐やリボンのスタイは、大人が結んであげなければならないので、赤ちゃんが動いているときには付けにくい。しかし、結ぶ位置で簡単にサイズを調整でき、赤ちゃんの肌を傷つけにくいというメリットもある。
2. 月齢とスタイのサイズとの関係

月齢と首まわりのサイズ
スタイはワンサイズしかないと思っている方は意外に多い。赤ちゃんにスタイのサイズが合ってなければスタイをしているのに服が汚れたり、首まわりが小さくて着けられなかったりするので、月齢に合ったサイズを知っておこう。月齢に合った一般的な首まわりのサイズは、以下のとおりだ。
- 生後0~3ヶ月・・・20~30センチ
- 生後3~5ヶ月・・・30センチ前後
- 生後5~6ヶ月・・・25~28センチ
- 生後6ヶ月以上・・・サイズ変化や個人差が大きくなる
赤ちゃんの首まわりのサイズは変化する
上述したように、赤ちゃんの首まわりのサイズは成長とともに大きくなるだけではなく、小さくなることもある。これは、寝てばかりいた時期から、寝返りやハイハイで動けるようになり、首まわりがほっそりとしてくるからである。さらに、生後6ヶ月以上になってくるとサイズの変化も大きくなるため、一度サイズアウトしたスタイでも、また使えるようになることもある。
3. スタイの素材でおすすめは?

手入れがしやすい素材
食事用に使うスタイは、汚れやすいので手入れがしやすいものを選ぶとよい。手入れがしやすいのは、ビニールやシリコン素材だ。スタイが食べこぼしで汚れても、食器といっしょに水洗いができる。特にシリコン素材は、食洗器で洗うこともできるので手入れが簡単だ。
赤ちゃんの肌にやさしい素材
コットン素材は、赤ちゃんの肌にやさしいため、普段使いに最適だ。コットン素材の中にはガーゼ地、タオル地、ワッフル地などがあり、ガーゼ地は通気性がよく乾きやすく薄いので、首まわりが大きい赤ちゃんにも着けやすい。タオル地やワッフル地は吸水性がよく、よだれが多い時期におすすめだ。
結論
赤ちゃんのスタイの、種類や素材、月齢に合ったサイズなどを解説した。赤ちゃんに合うスタイは、生活スタイルや用途、月齢などによって変わってくるため、スタイを選ぶ前に確認しよう。この記事を、使い勝手がよく赤ちゃんが快適に過ごせるスタイ探しに、役立てていただけたら幸いだ。