1. かけっこの正しい姿勢をマスターする

かけっこが速くなるためには、正しい姿勢で走ることが大切だ。かけっこの正しい姿勢とは、横から見たときに足、膝、腰、腕、耳が一直線上になるイメージである。
この姿勢を覚えるには、まず静止した状態で練習しよう。
・両腕をまっすぐ上に伸ばしながら背伸びをし、腕をストンと下ろして気をつけの姿勢になる。
・そのまま頭の位置は変えずに、片足を後ろに引いて身体を前に倒す。
かけっこの前にこの練習を取り入れて、正しい姿勢を身体に覚えさせるようにしてみてはいかがだろうか。
また走るときに、こぶしに力を入れ握りしめて走っている子どもも多いかもしれない。しかし、こぶしの力を抜いて走ることは、かけっこの重要なポイントでもある。これについて中京大学の陸上部コーチである青戸慎司氏は、手は力を入れず「生卵を握るように」と指導しているそうだ。
この姿勢を覚えるには、まず静止した状態で練習しよう。
・両腕をまっすぐ上に伸ばしながら背伸びをし、腕をストンと下ろして気をつけの姿勢になる。
・そのまま頭の位置は変えずに、片足を後ろに引いて身体を前に倒す。
かけっこの前にこの練習を取り入れて、正しい姿勢を身体に覚えさせるようにしてみてはいかがだろうか。
また走るときに、こぶしに力を入れ握りしめて走っている子どもも多いかもしれない。しかし、こぶしの力を抜いて走ることは、かけっこの重要なポイントでもある。これについて中京大学の陸上部コーチである青戸慎司氏は、手は力を入れず「生卵を握るように」と指導しているそうだ。
2. スタートの正しい姿勢をマスターする

かけっこが苦手な子の中には、スタートの姿勢が間違っている子も多い。正しいスタートの姿勢をマスターすればスタートダッシュができるようになり、かけっこも速くなるはずなのだ。
スタート時の正しい姿勢を確認
かけっこのスタート時の正しい姿勢も、走る時の姿勢と同じように上体を前に倒し、横から見たときに、足、膝、腰、腕、耳が斜め一直線になるようにする。この姿勢をとることで、スムーズな加速ができるようになる。
そのほかにも以下のような点に気をつけて、スタート時の正しい姿勢を身体に覚えこませよう。
・利き足を前に出す。
・前に出した足のつま先に体重をのせて少し膝を曲げる。
・後ろに引いた足のかかとを上げる。
・前に出した足と反対側の手を前に出す。
そのほかにも以下のような点に気をつけて、スタート時の正しい姿勢を身体に覚えこませよう。
・利き足を前に出す。
・前に出した足のつま先に体重をのせて少し膝を曲げる。
・後ろに引いた足のかかとを上げる。
・前に出した足と反対側の手を前に出す。
スタートダッシュの練習方法
かけっこのスタートダッシュの練習には、ボールを使うと効果的だ。
1 両手でボールを持ち、足の間に持ってくる。
2 ボールを斜め上に投げる。
3 ボールを目で追わず、投げると同時にスタートを切り走り出す。
こうすることで、低い姿勢でとび出す感覚がつかめる。ただしボールを目で追ってしまうと、上体が起き上がってしまうので注意しよう。
1 両手でボールを持ち、足の間に持ってくる。
2 ボールを斜め上に投げる。
3 ボールを目で追わず、投げると同時にスタートを切り走り出す。
こうすることで、低い姿勢でとび出す感覚がつかめる。ただしボールを目で追ってしまうと、上体が起き上がってしまうので注意しよう。
3. 正しい腕の振り方をマスターする

かけっこが速くなるには、腕の振り方も重要なポイントだろう。ミズノが運営する教室で走り方の指導をする和田木湧氏は、かけっこのときの正しい腕の振り方について、
・手に力は入れない。
・肘は90度に曲げたまま振る。
・身体の横でまっすぐ素早く振る。
ことなどをポイントとしてあげている。
また、かけっこの腕振りの練習には「ダッシュドライバーゼクー」の使用もおすすめだ。この商品はミズノとタカラトミーアーツがコラボした商品で、腕に装着して振ると音が鳴り、楽しくかけっこの腕振り練習ができるよう工夫されている。
・手に力は入れない。
・肘は90度に曲げたまま振る。
・身体の横でまっすぐ素早く振る。
ことなどをポイントとしてあげている。
また、かけっこの腕振りの練習には「ダッシュドライバーゼクー」の使用もおすすめだ。この商品はミズノとタカラトミーアーツがコラボした商品で、腕に装着して振ると音が鳴り、楽しくかけっこの腕振り練習ができるよう工夫されている。
4. 効率のよい足の動きをマスターする


かけっこが速くなるためには、「強く地面を蹴る」とよいと聞いたことはないだろうか。しかし最近は、かけっこのとき強く地面を蹴る方法ではあまり効果がないといわれているのだ。
地面を強く蹴ると速く走っている感覚にはなりやすいが、実は効率はあまりよくないらしい。近年、陸上選手たちは効率よく前に進むためには「足のバネをうまく使う」ことを意識するのが効果的と指導されているという。
なお足のバネを使うイメージは、縄跳びを跳んでいるときの感覚に近く、このジャンプの力をうまく前に進む推進力に変えるとよい。そのためには前に進む際に地面を蹴ることではなく、膝を前に出すことをイメージする。この動きを定着させるには、前の足が地面に着くと同時に後ろの足を前に出すよう意識して、歩く練習をするとよいだろう。
なお縄跳びが上手な子は走り方も上手なことが多いので、遊びを兼ねたトレーニングとして縄跳びを取り入れてみるのも良い方法だ。
地面を強く蹴ると速く走っている感覚にはなりやすいが、実は効率はあまりよくないらしい。近年、陸上選手たちは効率よく前に進むためには「足のバネをうまく使う」ことを意識するのが効果的と指導されているという。
なお足のバネを使うイメージは、縄跳びを跳んでいるときの感覚に近く、このジャンプの力をうまく前に進む推進力に変えるとよい。そのためには前に進む際に地面を蹴ることではなく、膝を前に出すことをイメージする。この動きを定着させるには、前の足が地面に着くと同時に後ろの足を前に出すよう意識して、歩く練習をするとよいだろう。
なお縄跳びが上手な子は走り方も上手なことが多いので、遊びを兼ねたトレーニングとして縄跳びを取り入れてみるのも良い方法だ。
結論
かけっこが速くなるためには、正しい姿勢や走り方を身体に覚えこませることが大切だ。「自分は運動神経が悪いから走るのが遅い」と自信を失くしている子どももいるのではないだろうか。しかし単にかけっこの正しいやり方を知らないだけなのかもしれない。今回ご紹介した方法を参考に、親子でかけっこ練習を始めてみてはいかがだろうか。