1. 安全確保する

赤ちゃんは月齢が高くなるにつれて、手足だけでなく身体の動きも活発になる。そのためおむつ交換に不慣れな場合では、おむつ替えも大仕事に感じてしまうこともあるだろう。赤ちゃんの安全を確保し、おむつや排せつ物で衣類などを汚染しないように配慮しながら素早く交換しなければならない。
おむつ交換に集中してスムーズに作業を終えるためには、まず安全確保することがとても重要になる。
消費者庁も安全確保のためにも子どものおむつ交換は床や畳の上で行なうことを推奨している。高さ約75cmの高さからフローリングの床に転落した場合や、高さ約60cmの高さからコンクリートの床へ転落した場合には、頭がい骨骨折などの頭部損傷のリスクが著しく高まるという実験の分析結果を公表している。
おむつ交換に集中してスムーズに作業を終えるためには、まず安全確保することがとても重要になる。
消費者庁も安全確保のためにも子どものおむつ交換は床や畳の上で行なうことを推奨している。高さ約75cmの高さからフローリングの床に転落した場合や、高さ約60cmの高さからコンクリートの床へ転落した場合には、頭がい骨骨折などの頭部損傷のリスクが著しく高まるという実験の分析結果を公表している。
床でおむつ交換する
ライフスタイルによっても異なるが高い安全性を確保できるのは床にて硬めの座布団やクッションの上に防水シーツなどをひいておむつ交換する方法である。この方法は万が一赤ちゃんが寝返りを打っても広い床の上に体が移動するだけであり、転落やけがを防ぐことができる。
ベルトを使用する
最近では家庭においてもおむつ交換台を使用する方が増えている。大人にとってはおむつ交換台は高さがあるため、足腰への負担も少なく便利であるが赤ちゃんの転落リスクは高くなる。おむつ交換台を使用するときには、必ず付属のベルトで適切に赤ちゃんを固定し、おむつ交換するようにしよう。
2. 必要物品を完璧に準備する

おむつ交換のときには必要物品を完璧に準備しておくことが肝心である。
家庭でおむつ交換するときには「おむつが漏れていて下着も汚れてしまっている」というときにも慌てて取りに行かずに済むように、手が届く位置に準備しておくとよいだろう。おむつ交換の際に赤ちゃんから目や手を離すことのないように、新しいおむつ、おしり拭き、着替え、ごみ袋(箱)などは全て手の届く位置に準備しておくことを徹底していただきたい。
万が一、赤ちゃんのそばを離れなければならないときには、赤ちゃんが転落しない安全な場所に移動させてから離れるべきである。
家庭でおむつ交換するときには「おむつが漏れていて下着も汚れてしまっている」というときにも慌てて取りに行かずに済むように、手が届く位置に準備しておくとよいだろう。おむつ交換の際に赤ちゃんから目や手を離すことのないように、新しいおむつ、おしり拭き、着替え、ごみ袋(箱)などは全て手の届く位置に準備しておくことを徹底していただきたい。
万が一、赤ちゃんのそばを離れなければならないときには、赤ちゃんが転落しない安全な場所に移動させてから離れるべきである。
3. おむつ替えの基本の方法

こちらでは男の子のおむつ交換の基本方法をご紹介しよう。
- 赤ちゃんを転倒の危険のない場所に寝かせ、適宜ベルトなどで固定して安全を確保する。
- 新しいおむつをすぐ当てられる状態に準備し、おしり拭きもすぐ取り出せる状態にする。
- おむつ交換ができるように赤ちゃんの服を脱がせる。
- 衣服は排泄物で汚れないように腰から上に折り上げて赤ちゃんの背中の下に入れておくとよい。
- 赤ちゃんが着用している汚れたおむつの下に新しいおむつをひく。
- 汚れたオムツを開き、おしり拭きで前から後ろに向かって陰茎や陰嚢・足の付け根のしわ部分などの汚れをふき取る。
- 汚れたおむつを丸め込むようにして汚れたおむつを取り除き、おしっこが飛ばないように素早く陰部を新しいおむつで覆う。
- 尿漏れを防ぐために、陰茎は下にむけてからおむつを当てる。
- 新しいおむつの背中の位置を確認してから、テープを左右対称な位置で固定する。
- 固定したおむつの腹部に大人の指が2本ほど入るほどのゆとりがあるか確認する。
- 足回りのすき間はないかを確認して、ギャザーが全て外側に出るように整える。
- 衣服を整える。
- 赤ちゃんを安全な場所に移動させてから、汚れたおむつや衣服などの片付けをする。
4. おむつ替えのコツと注意点

こちらでは安全かつスムーズにおむつ交換するためのコツをいくつか紹介しよう。
足は引っ張らない
生後3か月頃までの赤ちゃんは股関節を脱臼しやすい。そのためおむつを引き抜くときには、足を引っ張らずにお尻を手で少し持ち上げるようにしよう。
適宜体位を変える
便がお尻に付着しているときには、足を引っ張って腰を浮かせるのではなく赤ちゃんを優しく左右どちらかの横向けにすると、股関節脱臼を予防しながらきれいに拭き取ることができる。
赤ちゃんに声掛けしながら交換する
おむつ交換に真剣になりすぎて、硬い表情を浮かべながら無言でおむつ交換するのは赤ちゃんが不快に感じて泣いたり暴れたりする原因になる。そのため、できる限りこまめに声掛けをしながら笑顔で楽しくおむつ交換できるように心がけることをおすすめしたい。
安全なおもちゃを活用する
おむつ交換のときに暴れてどうしようもないというときには、口に入れても安全なおもちゃを赤ちゃんの手に持たせてみるのもよいだろう。股関節脱臼予防のためにも暴れる赤ちゃんを抑え込むことは避けるべきだ。
結論
今回は、安全に配慮した男の子のおむつ交換の基本の方法やコツについて解説したがいかがだっただろうか。おむつ交換は慣れれば問題なく一瞬で済ませることができるようになる。ぜひ怖がらずに日々のお世話を楽しく続けていただきたい。