1. 【月齢別】規則正しい生活リズムをつけるための過ごし方のコツ

生後0〜3ヶ月
赤ちゃんは、お腹の中にいた頃はほとんど眠って過ごしている。そのため生後間もない時は、昼夜関係なく眠って過ごす時間が多いのだ。この時期は生活リズムを整えることは考えず、赤ちゃんの授乳や睡眠リズムに合わせて大人もしっかりと休息を取ろう。
生後3〜6ヶ月
生後3ヶ月を過ぎてくると段々と昼起きている時間が長くなり、反対に夜はまとめて眠るようになってくる。離乳食が始まる生後5.6ヶ月頃になると、段々と授乳間隔やお昼寝の時間が一定になり、自然と生活リズムが定まってくる。寝る時間やお腹が空く時間の予測も立てやすいので、外気浴やお散歩はこの時期から始めるとよいだろう。
生後6〜9ヶ月
この頃から座ったりはいはいを始めたりと活動量が増えてくる。日中は体を動かしたり赤ちゃんの刺激になるような遊びを取り入れ、メリハリのある生活を心掛けよう。赤ちゃんの機嫌や体調をよく観察し、起床や睡眠の時間を毎日一定にして生活リズムを整えていくとよいだろう。
生後9〜1歳以降
生後9、10ヶ月頃になると、離乳食が進んで一日3回食になる赤ちゃんが多くなる。この頃は大人と同じ時間帯にご飯を食べて、入浴やお昼寝などの日々の生活も毎日同じサイクルで行うのが理想的だ。午前寝がなくなり、昼寝はまとめてできるようになることが増えるだろう。起床や就寝時間を毎日同じ時間にするように心掛けたい。
2. もし昼夜逆転してしまったら?赤ちゃんの生活リズムの直し方

起床時間を同じにする
理想は5時半~7時半の間くらいに起きることが望ましい。前日の夜に寝るのが遅くなってしまっても、なるべく同じ時間に起こすようにするとよいだろう。夜寝なかったからといって、正午くらいまで寝かせてしまうとまた夜更かしすることになり、悪循環になってしまう。しっかりと昼間は起こして、その分夜は早めに就寝できるように調整するとよいだろう。
日中外の刺激に触れさせる
お出かけをしたり、夜思うように寝てくれなかったりして生活リズムが乱れてしまうこともあるだろう。そんな時は無理せずゆっくり過ごす時間を多く取りたい。少々生活リズムが乱れても、赤ちゃんが眠くてぐずっている時に寝かせてあげたり、休息の時間を十分取ってあげたい。もしお出かけや遠出など帰宅が夜遅くなるのがあらかじめ分かっているようなら、次の日にはリセット日を設けてあげるとよいだろう。1日で直そうとせずに、時間を掛けて徐々に元の生活リズムに戻すことがポイントだ
就寝時間を同じにする
夜に寝なくて困っている時には、昼の生活リズムを見直してみよう。昼によく寝ているようなら、赤ちゃんは昼夜逆転してしまっていると考えられる。日中に寝る時間を決め、夜に入眠できるように促す必要があるだろう。しかし、毎日のように昼夜関係なくすぐに起きてしまう赤ちゃんも珍しくない。頻繁に起きてしまう赤ちゃんをお世話するのはとても大変だ。体力的に辛いと感じた時には無理をせず赤ちゃんと一緒に寝て起きるサイクルにして、気持ちに余裕を持つようにしよう。
3. 赤ちゃんが質のよい睡眠を取るための配慮すべき3つの点

1.温度・湿度
エアコンで室内の温度を調節する場合は、赤ちゃんに風が直接当たらないように注意しよう。大人の基準でよいのだが、手足が冷たくなっていないか、汗をかいていないかをその都度確認すると安心だ。冷房時には25以上28度くらいまで、暖房時には20度を目安に設定する。また、快適に過ごすには湿度も重要だ。50%~60%の間に設定するとよいだろう。
2.布団
敷布団は沈み込まない硬めの物を選ぶようにする。掛け布団は季節によって調節するが、冬場は軽めの布団を何枚か重ねるか暖房で調節してあげるとよい。鼻と口を塞がないように、掛けるのは胸までにしよう。
3.音や光などの室内環境
生後3ヶ月を過ぎたら、意識的に昼は室内を明るくし、夜は暗くするようにしよう。外気浴やお散歩に行くのも刺激になるため効果的だ。物音に敏感で夜に頻繁に起きてしまう赤ちゃんも多いだろう。昼間は少しずつ生活音にも慣れるようにして、夜は静かな環境を作ってあげたい。赤ちゃんに合わせたメリハリのある生活を続けるうちに、段々と規則正しい生活リズムがついてくる。
結論
赤ちゃんが毎日同じ生活リズムで過ごすためには、お父さんやお母さんの手助けが必要不可欠である。一緒に規則正しい生活リズムで過ごすことで、赤ちゃんも少しずつ生活サイクルが整っていく。よく寝る子もいれば眠りが浅い子もいて、生活リズムが整うまでは個人差が大きい。焦らず慣らしていこうという気持ちで、赤ちゃんと接するとよいだろう。