1. 保育園でも弁当は必要なの?

保育園では、給食を提供している園が多いが認可外保育園など一部の園では運営方針により、お弁当を登園時に持参する必要な園もある。また、通常の登園では給食が提供されても月に数回ほどお弁当持参の指定日や遠足、運動会などの行事の際にもお弁当が必要になる。
準備のためにも園の方針や予定を月ごとにしっかりと確認しておくとよいだろう。
準備のためにも園の方針や予定を月ごとにしっかりと確認しておくとよいだろう。
2. 年齢別お弁当の作り方のポイント(3歳)

こちらでは、3歳児の保育園のお弁当の作り方のポイントを解説しよう。
お弁当の量
3歳児の保育園のお弁当作りでも難しく感じるのが、詰める量についてだろう。量が少なすぎて空腹になるもの心配だが、多すぎて無理をして食べるとお弁当嫌いの原因にもなってしまう。子どもの体格や食欲によっても異なるが、一般的に3歳児の子どものお弁当の量としては、280mlほどの容器に詰めすぎない程度に入れることを目安にするとよい。お弁当に慣れるまでは「全部食べられた」という達成感を子どもが味わうことができるように工夫するのがおすすめだ。
お弁当の内容
保育園のお弁当の内容としては、お弁当箱の半分を主食、主菜を3:副菜2の割合の心持ちで作るとよいだろう。また、子どもが1人で食べる際に、食べやすいことに加えてこぼしにくいおにぎりやポケットサンドイッチなどのメニューを選ぶのもポイントだ。
彩りを意識する
はじめてのお弁当作りでは、キャラ弁などデザイン性が高く手間のかかるおかずを作ることは難しく感じるだろう。そんなときには、キャラ弁にこだわらなくても人参やトマト、豆類、チーズなど彩りある食材をアクセントとして飾るだけでも十分だ。100円均一などでもお弁当の食材を星やハートなどに簡単に切り出すことのできるグッズなども販売されているため、活用するのもおすすめだ。
3. 年齢別お弁当の作り方のポイント(4歳)

こちらでは、4歳児の保育園のお弁当の作り方のポイントを解説しよう。
お弁当の量
成長が著しい4歳児の保育園のお弁当の量は、400mlほどの容器が埋まる程度の量を目安にするとよい。日々の子どもの様子を見ながら、ボリュームを加えるなど量や献立を調整していただきたい。
お弁当の内容
お弁当の内容としては、お弁当箱の半分を主食、主菜を3:副菜2の割合を目安に作るとよい。また、4歳児は食べられるものも増えてくる頃であるが、苦手なものばかりを入れるのではなく、子どもが喜んで食べられる好きな食品も加えることもポイントになる。
好きな食材を意識する
活動も活発になる4歳児には保育園でも「しっかりと栄養あるものを食べて欲しい」と思いがちだが、栄養バランスに加えて「お弁当を全部食べられた」という達成感や満足感を経験させてあげられるように献立に配慮することも大切だ。苦手な食材の克服はできる限り家庭で調理する献立で実践するようにして、保育園のお弁当は子どもの好きな食材を中心に栄養バランスがとれたものにするとよいだろう。
4. 年齢別お弁当の作り方のポイント(5歳)

こちらでは、5歳児の保育園のお弁当の作り方のポイントを解説しよう。
お弁当の量
5歳児の保育園のお弁当の量は、500mlほどの容器が埋まる程度の量を目安にするとよいだろう。しかし、5歳児では身体も大きく成長することに加えて活動量も多くなるため、食欲旺盛になる子どもも多い。そのため、お弁当の量は毎日の残量や保育園の先生に子どもの様子を確認しながら、それぞれの子どもに応じて調整していただきたい。
お弁当の内容
5歳頃になるとお弁当の内容の希望や好きなメニューなどをはっきりと親に伝えることもできるようになる。そのため、保育園のお弁当の献立には悩まなくなるが、子どもの好きなものだけを作ると栄養に偏りが出てしまうこともある。それゆえ、子どもの希望も取り入れながら栄養バランスも意識した内容にしてほしい。
苦手なものも一口加える
家でも苦手な食材の克服を試みてもなかなか難しいということもあるだろう。5歳では、食事に限らず運動や学習もいろいろなことができるようになる。そのため、家では苦手で食べられないものも保育園でお友達や先生と一緒なら、食べられるということもある。それゆえ、子どもの様子をみながら、苦手な食材も一口程度加えてみていただいたい。
結論
今回は、保育園に持参するお弁当の作り方のポイントを年齢別に解説したがいかがだっただろうか。保育園によっては「お弁当作りのルール」が決められている場合もある。そのため、お弁当作りにはじめて取り組むときには特に注意しながら作っていただきたい。お弁当を作る機会が多い場合には、手間に感じてしまうが子どもの毎日の楽しみや食育の良い機会にもなる。子どもの喜ぶ顔やお弁当のメリットを思い浮かべながら、ぜひこちらで紹介した内容を参考に子どもの成長にぴったりなお弁当を作っていただきたい。