1. 子どものお弁当で考える彩り

実は、食材の彩りと栄養素は密接な関係にあり、彩りが豊富で鮮やかなお弁当は「異なる栄養素が豊富に含まれている」ということになる。
そのため、こちらでは小学生のお弁当を作るときに彩りを考慮すべき理由とそのメリットやポイントについて解説しよう。
そのため、こちらでは小学生のお弁当を作るときに彩りを考慮すべき理由とそのメリットやポイントについて解説しよう。
お弁当作りで彩りを考慮すべき理由
もしかすると小学生のお弁当を作るときに「うちの子は食欲旺盛だから、外観よりもボリュームを重視したい」という方もいるかもしれない。しかし、ボリュームばかりを意識してしまうと揚げ物、ウィンナー、ハンバーグなど似たような食材ばかりを用いた内容になってしまい、彩もなく栄養バランスも崩れたお弁当になってまう。小学生の成長は著しくさまざまな栄養素が必要になるため、できる限り栄養バランスを考え色々な食材を用いた彩り鮮やかなお弁当をぜひ作っていただきたい。
彩りを考慮したお弁当のメリット
彩りを考慮したお弁当は、さまざまな食材が用いられるため、自然と栄養バランスのとれたお弁当に仕上げることができる。小学生になると健康維持や身体の成長のために必要な栄養素や、それらの役割を理解できるようになり、苦手な食材も少しずつ食べられるようになってくる。そのため「子どもが嫌いなものはお弁当に入れない」と決めずに、子どもの好きなものを中心にメニューを考えつつ、ぜひ彩も鮮やかになるようにさまざまな異なる食材を工夫して加えていただきたい。また、彩が鮮やかなお弁当は栄養バランスがとることができるだけでなく、外観も食欲をそそる仕上がりにすることができるのも大きなメリットといえるだろう。
2. 子どものお弁当で考える栄養バランス

小学生のお弁当作りにおいて栄養バランスを考慮すべき理由とそのポイントをこちらでご紹介しよう。
栄養バランスを考慮すべき理由
忙しさの余り、小学生のお弁当作りで「栄養バランスまで考慮できない」という方もいるかもしれない。しかし、小学生は正に育ち盛りでもあるため、健康な体作りにはさまざまな栄養素が欠かせない。学校によっては毎日お弁当が必要になる場合もあるため、お弁当は小学生の子どもの体を作る大切な1食になる。そのため「夕食でしっかり栄養素を摂ればよい」と考えずに、献立次第でたくさんの栄養素を摂取することのできる1食のお弁当を大切にしていただきたい。
栄養バランスをとるためのポイント
栄養バランスのとれた小学生のお弁当を作るときのポイントは、まず適切な大きさのお弁当箱を準備することからはじめよう。小学生は学年によって体格も体力も異なるため、必要な栄養量にも差が出るためである。一般的に小学生の低学年では600ml、中学年では700mlから750ml、高学年では800mlから900mlを目安とするとよいだろう。また、お弁当のつめ方も栄養バランスに大きく影響するため、理解しておきたい。お弁当のつめ方のポイントとしては「主食3:主菜1:副菜3」となるように意識することである。もしかすると「栄養素のことまで詳しく知らないし考えられない」という方もいるかもしれない。そんなときには、食材の色を使ってお弁当を作ってみよう。具体的には「赤・黄・緑・茶・白・黒の6色の食材」を入れることで、意外と簡単に栄養バランスが整う。例えば、赤は赤色の野菜や魚、黄色は卵や黄色野菜、緑は緑色野菜、茶色は肉類、白は主食、黒は胡麻や海藻などである。
3. 急なお弁当でも困らない!冷蔵庫の残り物でも小学生が喜ぶ時短おかず

こちらでは、急なお弁当でも家にある食材で対応可能な、小学生の喜ぶ時短おかずをご紹介しよう。
唐揚げ
- 鶏もも肉1枚を一口大に切り、大きめのビニール袋に入れる。
- にんにくすりおろし・生姜すりおろし・塩・砂糖を各小さじ半分、酒大さじ半分入れ、よくもみ込んで10分置く。
- 片栗粉をまぶして180℃の揚げ油で5分揚げる。
ハートの卵焼き
- 厚焼き玉子を焼く。
- 一口大に切り分ける。
- 切り口を上に向けて斜めに切る。
- 切った片方の卵焼きの向きを変えてくっつける。
ちくわチーズ
- ちくわに入る太さにと長さにスティックチーズを2本切る。
- ちくわ2本の側面に切り込みを入れる。
- 側面の切り込みからチーズを入れる。
- フライパンに油を適量入れ、チーズが溶けるまで焼く。
- 食べやすい大きさに切り分ける。
ちくわのカレー野菜炒め
- ピーマン2個とちくわ3本を細切りにする。
- フライパンに油を適量入れて温まったら、切った野菜ともやし100gを加えて炒める。
- ピーマンがしんなりしたら、カレー粉・醤油・みりんを各小さじ1とオイスターソース大さじ1を加えて軽く和える。
豚ばら肉と野菜のケチャップソテー
- 豚ばら肉100gとキャベツや人参などの残り物野菜100gを食べやすく、火の通りやすい大きさに切る。
- フライパンに油を適量入れて温まったら、切った材料を炒める。
- 豚肉の色が変わってきたら、ケチャップ大さじ2・醤油小さじ1・粗挽きこしょう小さじ半分・好みでタバスコ適量を入れて炒める。
- 好みでパセリをかける。
結論
今回は、小学生のお弁当を作るポイントや冷蔵庫の残り物でも小学生が喜ぶ時短おかずのレシピを紹介したがいかがだっただろうか。小学生はとくにお弁当は毎回の楽しみの1つである。ときに作ることが大変に感じることがあるかもしれないが、時短で簡単に作ることのできる子どもの喜ぶおかずもさまざまあるため、それらを上手に取り入れていただきたい。ぜひ、こちらの内容を参考に子どもの喜ぶ顔を想像しながらお弁当を作ってほしい。