1. おねしょで濡れた布団はどうしたらいい?布団の洗い方

子どもは「もう大丈夫」と思っているときに限っておねしょすることがある。そんなときに慌てないためにも布団の洗い方を理解しておくと役立つだろう。
布団の洗い方
自宅でおねしょで汚れた布団を洗うときには、浴槽で踏み洗いする方法がある。洗った布団を乾燥させるのにも時間がかかるため、布団を丸洗いするときには天気予報も確認しておくとよいだろう。悪天候や冬場の場合には、乾燥機の使用が可能な布団であればコインランドリーで乾燥させるという方法もある。
布団を洗う手順
こちらでは、おねしょした布団の丸洗い方法の具体的な手順を解説しよう。
- おねしょした布団を丸洗いするときには、洗う前の準備として浴槽にぬるま湯を布団がつかるほど注いで適量の洗剤を入れてよく溶かしておくとよい。
- 汚れを浮かせるため、布団を洗い始める前には予め布団を浸しておく。
- 汚れが浮いてきたら、布団を裏返しながら汚れの強い部分を中心に踏み洗いする。
- 洗い終わった後は浴槽の水を抜き、布団を折りたたみながら踏んで十分に水分を出す。
- 水分を出しきった後にシャワーを用いながら全体を踏み洗いし、洗剤成分がなくなるまで十分に洗い流す。
- 布団を折りたたみながら水分を出しきった後に浴槽の縁にかけて水をきる。
- 浴槽に再び布団がつかるほどの水を注ぎ、適量の柔軟剤を入れて踏み洗いする。
- 浴槽の水を抜いてシャワーで布団全体を軽く流す。
- 布団を折りたたみながら水分が出なくなるまで踏み、浴槽の縁にかけて水分をよくきる。
- 布団から水分が出なくなったら天日干しする。
2. 部分洗いの方法

おねしょで汚れた布団はを丸洗いするのが最良であるが、おねしょの度に布団を丸洗いすることは手間も時間もかかるため難しい。そのため、おねしょで布団が汚れたときには手軽に汚れを落とすことのできる、部分洗いの方法も理解しておくと役立つだろう。
こちらでは、おねしょで汚れた布団の部分洗い方法の具体的な手順を解説しよう
こちらでは、おねしょで汚れた布団の部分洗い方法の具体的な手順を解説しよう
布団の部分洗い手順
- 尿の水分をタオルやマイクロファイバークロス、余ったオムツなどを用いて十分に拭き取る。
- 浴室や洗面台で布団の汚れた部分にぬるま湯のシャワーを当てて汚れを洗い流す。
- 水を十分にきった後に清潔なタオルを用い、水分を取り除く。
- 天候がよい場合には天日干し、天候が悪い場合は風通しのよい場所に干したり、扇風機を当てながら乾かす。
簡単な水分除去方法
部分洗いであっても手で押さえたり、絞ったりして布団の水分を十分に取り除くことは難しい。そのため、簡単に布団の水分を取り除く方法を紹介しよう。
- 厚みのあるバスタオルを2枚ほど準備し、濡れた部分を十分に覆う大きさに折りたたむ。
- おねしょで汚れた布団の表・裏の両側の濡れた部分にバスタオルを当てて床におく。
- タオルの上から布団を踏む。
- タオルに水分が吸収されたら、乾燥した面にタオルをたたみ直すか新しいタオルに交換する。
- タオルに水分が吸収されなくなるまで繰り返す。
3. 除菌や消臭の方法

おねしょで汚れた布団を洗っても、雑菌の繁殖や臭いが心配になることもあるだろう。そこで、こちらではおねしょで汚れた布団の除菌や消臭の方法について説明しよう。
除菌や消臭対策をするタイミング
除菌や消臭対策はタイミングが重要である。その理由としては、布団が濡れた状態では除菌・抗菌効果をもつ消臭剤などの効果を低減させてしまう可能性があるためだ。そのため、使用するタイミングは布団が十分に乾燥した後が望ましい。また、製品ごとに含有成分が異なるため、製品の説明書にある使用方法を遵守して使用いただきたい。
アンモニア臭が気になるとき
布団を洗って十分に乾燥させた後も、鼻をつくような臭いが気になることがある。この臭いの原因は、布団に尿のアンモニア成分が残っているためだ。そのため、消臭にはアンモニアを分解する成分を含むものを使用するとよい。安全で身近なアンモニアを分解する成分としてはクエン酸があげられる。このクエン酸を水に希釈して、おねしょで汚れた部分に散布するのがおすすめだ。
クエン酸スプレーの作り方
クエン酸は水回りの掃除にも活用できるため、スーパーや薬局などで手軽に購入することができる。
- 清潔な容量が200ml以上あるスプレーボトル(霧吹き)を準備する。
- クエン酸小さじ1杯をボトルに入れる。
- 水200mlをボトルに注ぎ、十分に溶解させる。
結論
今回は、おねしょで汚れた布団の丸洗い方法と部分洗い方法について詳しく解説したがいかがだっただろうか。布団をおねしょの度に丸洗いすることは難しくても、部分洗いと組み合わせることで十分に清潔を保持することができる。ぜひ、こちらでご紹介した内容を参考に除菌と消臭対策もしっかり実践して、子どもが快適に睡眠できるように環境を整えていただきたい。