1. ベビーベッドは本当に必要か?

「ベビーベッドは必要」と考える親もいれば、「必要はない」と主張する親もいる。実際、買って後悔したベビーグッズランキングにもランクインするベビーベッドは、なぜ必要ないと思われてしまうのだろうか?
その理由のほとんどは、長期間使わない可能性が高いうえ、値段が高い点にあるだろう。
睡眠のサイクルが整っていない赤ちゃんは、自力で眠れないことが多い。抱っこでしか眠ってくれないという話もよく耳にするだろう。このような理由で、ベビーベッドを使う時間が想像以上に短い経験をした方は、ベッドが無くても不便を感じない。
また、つかまり立ちや1人歩きができるようになる1歳前後になると、ベビーベッドの柵を乗り越えてしまうことがある。危険を感じ、1歳前にベビーベッドの使用を止めた方もいる。対象年齢は2歳ごろに設定される製品が多いベビーベッドだが、予想以上に短期間で使用しなくなってしまうことも多いのだ。
それにもかかわらず、国産ベビーベッドの平均購入価格は約49,000円。高価な品であれば10万円以上かかるベビーベッドには、費用対効果が薄いと感じる親が少なくないようだ。
その理由のほとんどは、長期間使わない可能性が高いうえ、値段が高い点にあるだろう。
睡眠のサイクルが整っていない赤ちゃんは、自力で眠れないことが多い。抱っこでしか眠ってくれないという話もよく耳にするだろう。このような理由で、ベビーベッドを使う時間が想像以上に短い経験をした方は、ベッドが無くても不便を感じない。
また、つかまり立ちや1人歩きができるようになる1歳前後になると、ベビーベッドの柵を乗り越えてしまうことがある。危険を感じ、1歳前にベビーベッドの使用を止めた方もいる。対象年齢は2歳ごろに設定される製品が多いベビーベッドだが、予想以上に短期間で使用しなくなってしまうことも多いのだ。
それにもかかわらず、国産ベビーベッドの平均購入価格は約49,000円。高価な品であれば10万円以上かかるベビーベッドには、費用対効果が薄いと感じる親が少なくないようだ。
2. ベビーベットが必要な理由とは

必要性が薄いと感じる方がいる一方で、ベビーベッドが必要な理由はある。
大人用ベッドにおける事故防止
実は、平成22年12月から平成29年6月にかけて、大人用ベッドから赤ちゃんが転落した事故の報告が564件も寄せられた。残念ながら死亡事故も発生している。このような事態を受け、厚生労働省では赤ちゃんをできるだけベビーベッドに寝かせるよう推奨(※1)している。大人と添い寝しなければならない環境の場合、ベビーベッドはあったほうが安心だ。
ホコリ・通気性対策
誰も動いていない空間であっても、床から高さ30cmほどの間では、常にホコリが舞っているのをご存じだろうか?そんな床近くに赤ちゃんを寝かせておくと、赤ちゃんが直接ホコリに触れたり、吸い込んだりする原因になる。ホコリの影響を軽減するには、高さ40cmから70cmあるベビーベッドが必要だ。また、床や畳に直接ベビー布団を敷くよりも、ベビーベッドに敷く方が通気性がよいともいわれている。布団下のカビや赤ちゃんの蒸れを防止するためには、衛生面に配慮しやすいベビーベッドが必要だろう。
赤ちゃんの保護対策
たとえば自宅にペットがいる場合、赤ちゃんを床に寝かせておくと、ペットが赤ちゃんにちょっかいをかけてしまう恐れがある。けがをさせる、感染症の原因になる、といった不安要素を取り除くために、柵付きでハイタイプのベビーベッドが必要と考える親も多い。また、赤ちゃんと年齢の近いお兄ちゃん、お姉ちゃんがいる場合も、ベビーベッドを使う家庭が多い。というのも、きょうだいがお世話のマネをして赤ちゃんにけがをさせてしまったり、食べさせてはいけないものを食べさせたりする可能性があるためだ。
3. 住宅状況から考える、適切なベビーベッドとは?

ベビーベッドが役立つ理由とともに、現在の住宅状況も鑑みて、ベビーベッドの必要を各家庭で考慮してみてはいかがだろうか。
たとえば、住宅にベビーベッドを置くスペースがない場合、内径90cm×60cmのミニベビーベッドや、添い寝用ベビーベッドをセレクトする方法がある。1歳前の時点で窮屈になってしまう可能性が高いが、無理に添い寝するよりは、赤ちゃんの安全を確保できるのではないだろうか。
グッズの収納スペースが少ない住宅なら、ハイタイプで、下段を荷物置き場にできるベビーベッドを取り入れると、空間を有効利用できる。
部屋がわかれている住宅は、キャスター付きのベビーベッドが役立つ場合も。ベビーベッドのサイズと、出入口のサイズを確認して選ぶようにしよう。
たとえば、住宅にベビーベッドを置くスペースがない場合、内径90cm×60cmのミニベビーベッドや、添い寝用ベビーベッドをセレクトする方法がある。1歳前の時点で窮屈になってしまう可能性が高いが、無理に添い寝するよりは、赤ちゃんの安全を確保できるのではないだろうか。
グッズの収納スペースが少ない住宅なら、ハイタイプで、下段を荷物置き場にできるベビーベッドを取り入れると、空間を有効利用できる。
部屋がわかれている住宅は、キャスター付きのベビーベッドが役立つ場合も。ベビーベッドのサイズと、出入口のサイズを確認して選ぶようにしよう。
結論
ベビーベッドは、ご自宅の環境や家族構成、住宅状況によって、必要性が高い場合がある。より快適に育児できる環境作りを目指し、必要性を感じたら導入を検討してみてはいかがだろうか。導入時は、国の検査を経て安全性が証明された「PSCマーク」と、製品安全性協会の審査に合格した証「SGマーク」の有無の確認をお忘れなく。
※1 11月は「乳幼児突然死症候群(SIDS)」の対策強化月間です
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