1. チャイルドシート着用はいつからいつまで?

道路での危険を防止し、交通の安全と円滑を図る道路交通法では、チャイルドシートを含む幼児用補助装置の着用を義務付けている。対象は、6歳未満の子どもだ。つまり、「新生児含む0歳から5歳の子ども」は、乗車時に必ずチャイルドシートを着用しなければならない。もし対象の子どもが幼児用補助装置を使っていない場合、ドライバーが罰せられる。
JAFは、車内の子どもの安全を守るには、チャイルドシートを含む幼児用補助装置を必ず着用するうえ、正しく使うことが、子どもを守る唯一の方法だと述べる。実際、チャイルドシート未着用や誤使用による重大事故は、たびたびメディアでも取り上げられている。
一方、2019年の調査(※2)によると、6歳未満の幼児用補助装置の着用率は70.5%。このうち、誤った使用方法をしている方はおよそ半数の52.4%だった。チャイルドシートをいつからいつまで着用するのか、その時期はもちろん、正しい着用方法にまで気を配りたい。
JAFは、車内の子どもの安全を守るには、チャイルドシートを含む幼児用補助装置を必ず着用するうえ、正しく使うことが、子どもを守る唯一の方法だと述べる。実際、チャイルドシート未着用や誤使用による重大事故は、たびたびメディアでも取り上げられている。
一方、2019年の調査(※2)によると、6歳未満の幼児用補助装置の着用率は70.5%。このうち、誤った使用方法をしている方はおよそ半数の52.4%だった。チャイルドシートをいつからいつまで着用するのか、その時期はもちろん、正しい着用方法にまで気を配りたい。
幼児用補助装置とは
道交法で定められる幼児用補助装置は、一般的にチャイルドシートと総称されることが多い。一方で、店頭で販売される幼児用補助装置の名称は、チャイルドシート以外に2種類ある。新生児や乳児が使うものが「ベビーシート」、小学生以上が使うものが「ジュニアシート」だ。この分類でいうと、幼児が使う「チャイルドシート」は、身長が100cm、体重が18kgまでの子どもが対象となっている。サイズオーバーになったらジュニアシートへ移行するとイメージしておくとよい。
2. チャイルドシートの使用義務期間

ここで、チャイルドシート(幼児用補助装置)使用義務期間について、もう少し詳しく見てみよう。
この使用義務は、道路交通法第71条3第3項に規定されている。条文によると「国の定めた規定に適合し、発育に応じた幼児用補助装置」を使用しない6歳未満の子どもを乗車させたまま、運転してはならない。
万が一、6歳未満の子どもを乗車させるのにチャイルドシートやジュニアシートなどを使わなかった場合は、交通違反となる。反則金はなし。違反点数は1点だ。
ただし、チャイルドシート使用義務は免除される場合もあることを申し添えておこう。それは、子どもに疾病があり、療養上の理由で、チャイルドシートなど幼児用補助装置の使用が適当でないと判断される場合だ。該当するかどうかわからない場合は、主治医へ相談しよう。
この使用義務は、道路交通法第71条3第3項に規定されている。条文によると「国の定めた規定に適合し、発育に応じた幼児用補助装置」を使用しない6歳未満の子どもを乗車させたまま、運転してはならない。
万が一、6歳未満の子どもを乗車させるのにチャイルドシートやジュニアシートなどを使わなかった場合は、交通違反となる。反則金はなし。違反点数は1点だ。
ただし、チャイルドシート使用義務は免除される場合もあることを申し添えておこう。それは、子どもに疾病があり、療養上の理由で、チャイルドシートなど幼児用補助装置の使用が適当でないと判断される場合だ。該当するかどうかわからない場合は、主治医へ相談しよう。
3. チャイルドシートとジュニアシートの違い

ここであらためて、チャイルドシートとジュニアシートの違いを確認しておこう。どちらも道交法上の幼児用補助装置として認定されているため、ジュニアシートを使用したからといって、チャイルドシート使用義務違反にはならない。
一般的に身長が100cmまで、体重が18kgまでの子どもが使うチャイルドシートに対し、ジュニアシートは、身長が100cm以上、体重が15kg以上の子どもが着用する。ただし、2017年2月に国連欧州経済委員会で定められた基準によると、「背もたれのないジュニアシート」は、身長が125cm以上、体重22kg以上で使うよう推奨されている。
一般的に身長が100cmまで、体重が18kgまでの子どもが使うチャイルドシートに対し、ジュニアシートは、身長が100cm以上、体重が15kg以上の子どもが着用する。ただし、2017年2月に国連欧州経済委員会で定められた基準によると、「背もたれのないジュニアシート」は、身長が125cm以上、体重22kg以上で使うよう推奨されている。
結論
チャイルドシートは、身長100cmまで、体重18kgまでの3~4歳の子どもを対象にした幼児用補助装置の一種だ。いつまで着用義務があるかなやむかもしれないが、サイズアウトしても満6歳になるまでは、ジュニアシートを使わなければならない。このように、チャイルドシートの着用義務は年齢で定められているものの、安全性を考慮すると、子供が身長140cmになるまでは満6歳以上であっても、着用した方が安心だともいわれる。幼児用補助装置は着用義務期間が終わっても使い続けられるため、子どもの安全性を考慮して使用期間を考えてみてはいかがだろうか?
※1 子供を守るチャイルドシート|警察庁Webサイト
※2 2019年チャイルドシート使用状況全国調査
※1 子供を守るチャイルドシート|警察庁Webサイト
※2 2019年チャイルドシート使用状況全国調査