1. 乳歯を大切に保管する乳歯ケースとは?

乳歯ケースとは、子どもが永久歯に生えかわる際に抜ける乳歯を保管しておく入れ物のことである。昔は抜けた下の歯は屋根へ、下の歯は床下へ投げる習わしがあったが、近年子どもの成長の軌跡として綺麗に保管しておきたいと考える親が増えてきた。そこで誕生したのが乳歯ケースだ。乳歯ケースには主に2つのタイプがある。
1.すべての乳歯を保管できる乳歯ケース
すべての乳歯を保管できるように20個の穴が空いている乳歯ケースは、乳歯を入れる穴が歯の並びに対応している。そのため、どの乳歯が抜けたのかが一目で分かる。子どもにとっては歯が抜けるのは痛くて怖いイメージだが、乳歯ケースに1本1本自分で入れていくことで、恐怖心を楽しみに変えてくれるアイテムだ。
2.1つの乳歯だけを保管する乳歯ケース
「抜けた乳歯を全部回収するのは難しい...」「あまり場所を取らない乳歯ケースがいい」とお考えの方におすすめなのが、世界的に人気の高い玩具メーカー「PINTOY(ピントーイ)」の乳歯ケースだ。歯の形をしており、幅約4cm・高さ約5cm・奥行き約3cmと小さめで、すべての乳歯を保管する乳歯ケースと比べると、省スペースなのがポイント。赤・青・黄など全部で9色あり、兄妹姉妹がいる場合はそれぞれ違う色で保管するという活用法もある。
2. 乳歯ケースを100均で手作り

乳歯ケースはネットでも販売されているが、100均の商品で乳歯ケースを手作りできる方法があるのをご存知だろうか?購入するものは100均にある木製の箱と紙粘土のみ。除湿・抗菌効果のある桐製の箱を選ぶのがポイントだ。
作り方
1 箱の中に平らになるように紙粘土を敷き詰める
指の後が気になる場合は、ポイントカードのように固いものを紙粘土の上に置き、その上から押さえるとよい。
2 乳歯が入る大きさと深さの穴を20個開ける
ペンの上部など、家にあるもので穴を開ければOK。また、敷き詰めた紙粘土の空いたスペースに、子どもの名前や生年月日を入れておくのもよいだろう。
3 箱の蓋の裏に子どものお気に入りの写真を貼って完成
抜けた乳歯を入れたら、抜けた日付を記入したシールを貼ることもできる。200円程度で乳歯ケースができるため、お財布にも優しく、手作りしたことでより愛着を持てるだろう。
3. 名入れや桐などおすすめの豪華乳歯ケース

乳歯ケースには、子どもの名前を入れられるものや、桐でできた高級品などさまざまなタイプがある。そこで、おすすめの乳歯ケースを2つ紹介する。
1.乳歯ケース付きメモリアルフォトフレーム「Tooth Fairy(トゥースフェアリー)」
一見すると写真立てだが、実はアクリル部分をずらすと乳歯入れが現れる優れものだ。永久歯に生え変わった後は棚の奥で眠ってしまいがちな乳歯ケース。しかしこれなら、乳歯ケースと写真立てが1つになっているため、乳歯を入れた後はインテリアとしてお部屋に飾っておくことができる。また、乳歯がいつ抜けたかを1本1本記入できるようになっている。さらに、子どもの名前・生年月日・出生児の体重や身長を刻んでもらえるので、出産祝いとしても人気の乳歯ケースだ。
2.和ブランド「KIRISA」の乳歯ケース
直径10cm・高さ2.3cmのコンパクトな丸型の乳歯ケース。湿気や虫から大切な子どもの乳歯を守ってくれる桐製で、ホコリをかぶらないようにクリアシートがついているのもポイントだ。この乳歯ケースには大小20個の穴があり、抜けた乳歯をどこに入れればいいのかが分かりやすい。また、乳歯を入れる穴とは別に、真ん中にも穴が開いている。ここにはへその緒や乾燥剤を入れることができる。
結論
永久歯に生え変わるまでの約6年間、子どもを健康を支えてくれた乳歯。歯が生えるたびに成長を感じたり、丁寧に歯磨きをしたりして、子ども以上にお父さんお母さんの方が思い入れがあるのではないだろうか?乳歯が抜けるたびに、親が乳歯ケースに保管する姿を見せてあげることで、歯が抜けることを怖がる子どもも前向きな気持ちなるだろう。子どもと一緒にどの乳歯ケースにするか選ぶのも恐怖心を和らげる方法の1つだ。子どもが大きくなった時に乳歯ケースを開くと、まだ小さくてあどけなかった時の姿を鮮明に思い出すことだろう。子どもの成長の軌跡を残しておくために、永久歯に生え変わる前に乳歯ケースを準備しよう!