目次
- 脱衣所やお風呂の中を暖めておく
- お母さんやお父さんの着替えを用意する
- 赤ちゃんの着替えとオムツを用意する
- 赤ちゃん用のボディタオル(ガーゼ or やわらかいタオル)を用意する
- 拭き上げ用のタオルを用意する
1. 【月齢別】赤ちゃんをお風呂に入れる時間帯や長さ

さっそく本題である「赤ちゃんをお風呂に入れる時間帯」「お風呂に入れている時間の長さ」について見てみよう。なおいずれも目安だ。お母さんやお父さんの生活リズム、赤ちゃんの生活リズムなどもあるので、以下を参考に各ご家庭のベストを探っていただきたい。
なお先にお伝えすると、時間帯に具体的な決まりはない。だが生活リズムを整えるためにも、毎日同じくらいの時間帯に入れられるとベストだと考えておこう。
1〜2カ月の赤ちゃんをお風呂に入れる時間帯と長さの目安
極端に遅い時間だったり毎日バラバラだったりしなければ、基本的にはお母さんお父さんの都合で問題ない。むしろ時間帯にこだわらず、赤ちゃんの機嫌よいときにお風呂に入れる方法もある。ご機嫌で入浴できればお風呂を好きになってくれる可能性がある。
なお皮膚が薄く身体も小さい赤ちゃんは大人よりものぼせやすい。沐浴に比べて湯冷めしにくいという利点もあるが、長くなり過ぎないように気をつけよう。季節などでも異なるが目安は10〜15分程度だ。
3〜4カ月の赤ちゃんをお風呂に入れる時間帯と長さの目安
3〜4カ月にもなると睡眠リズムが整ってくる。上述のように、寝る45分〜1時間前までにお風呂を済ませられるように時間帯を設定してあげよう。長さは15分程度でOKだ。
5カ月の赤ちゃんをお風呂に入れる時間帯と長さの目安
5カ月頃の赤ちゃんも同様に、お風呂に入れる時間帯は睡眠サイクルや生活リズムに合わせる。寝る45分〜1時間前までにお風呂を済ませられるようにするとともに、毎日同じくらいの時間帯に入れることを意識しよう。長さは15分くらいにおさめるのがよい。
2. 赤ちゃんをお風呂に入れる順番や用意しておくものは?

赤ちゃんをお風呂に入れるための準備や入る順番といった基本的なところも確認しておこう。
赤ちゃんとお風呂に入るときの準備と用意しておくもの
まずはお母さん、お父さんが入浴を済ませる
「抵抗力が弱い赤ちゃんは一番風呂がよい」という考え方もあるが、先に入れてしまうとのぼせたり、親の姿が一瞬でも見えなくなって泣いてしまったりすることも考えられる。まずはお母さんやお父さんが入浴を済ませてしまおう。
このとき、赤ちゃんに待ってもらうためのベビーラックなどを脱衣所に置いておくのがおすすめだ。またお湯が脱衣所へ跳ねない程度に、お風呂のドアを少しだけ開けておくと赤ちゃんの様子も確認しやすい。
3. 赤ちゃんをお風呂で洗うときや風邪を防ぐためのポイント

赤ちゃんをお風呂に入れて洗う際の注意点、および湯冷めによる風邪などを防ぐためのポイントをお伝えしていく。
洗う順番と洗い方のポイント
赤ちゃんを裸にして膝にのせたら、顔→頭→身体の順に洗ってあげよう。赤ちゃんを抱えながら洗うことになるため、最初から泡で出てくるタイプのせっけんを使うのもおすすめだ。洗い終えたら「優しい水流」で洗い流そう。お母さんやお父さんが強めの水流が好みというときはとくに、きちんと切り替えられているか確認することが大切だ。
湯冷めによる風邪から守るためのポイント
湯冷めによる風邪を防ぐには「濡れている時間を短くする」「裸でいる時間を短くする」という2点が重要になる。お風呂から出たらすぐに拭き取り、オムツや服を着させてあげよう。脱衣所に大きめのタオルを広げておくと、お風呂から出た赤ちゃんをそのまま寝かせられるのでスムーズだ。ちょっとした工夫で風邪を防げるので、ぜひできるところから実践してほしい。
お湯の温度はどれくらいがよい?
大人の好みに合わせてしまうと熱すぎるおそれがある。「夏場38℃」「冬場40℃」を目安にしよう。
授乳やご飯の直後の入浴は控えよう
お腹がいっぱいのままお風呂に入れてしまうと、赤ちゃんがもどしてしまうおそれがある。しばらく時間を置いてから入れてあげるのがおすすめだ。授乳やご飯の時間をベースとして、逆算的にお風呂に入る時間帯を設定してあげるといった方法でもよいだろう。
結論
赤ちゃんには個人差があるし、各ご家庭で環境やリズムも異なる。そのため本稿でお伝えした「赤ちゃんをお風呂に入れる時間帯や長さ」はあくまで参考と捉えていただき、実際には各ご家庭でベストを探していただきたい。いずれにしても心がけたいのが「できるだけ毎日同じような時間帯に入れる」「湯冷めによる風邪に注意する」「長く入りすぎないように注意する」といった点だ。