目次
1. 子どもに飛び出す絵本が人気なわけは

大人でも読みながらわくわくしてしまう飛び出す絵本は、子どもが大きな関心や興味をもつ大人気の絵本の1つである。こちらでは、飛び出す絵本の人気の理由を解説しよう。
迫力と躍動感がある
飛び出す絵本は普通の絵本に見えても、ページをめくると立体的な絵が飛び出すことで迫力と躍動感を感じることができる。それだけでなく、迫力や躍動感をページをめくることで何度でも感じられることも、子どもに大人気の理由の1つである。
仕掛けが豊富に備わっている
飛び出す絵本は絵が飛び出すだけでなく、「穴からのぞく」「紐を引くと動く」「仕掛けの下に何かが隠されている」などさまざまな仕掛けが施されている絵本も多い。そのため「どうして動くの?」「これは何?」という子どもの好奇心や興味、関心を惹くことも、「飛び出す絵本」が人気を維持し続ける理由だ。さらに飛び出す絵本は読むだけでなく、実際に触れて楽しむという側面もあるため知育にも役立つといわれている。
2. 飛び出す絵本は手作りできる?簡単な作り方とは

さまざまな種類の飛び出す絵本が市販されているが、実は自宅でも簡単に手作りすることができる。複雑に見える構造も簡単な仕掛けが備えられているだけのものが多いのだ。材料も100円ショップなどで手軽に手に入るものを活用して手作りすることができる。こちらでは作り方の基本をご紹介しよう。
必要な材料
必要な基本の材料をご紹介しよう。手作り絵本は、工夫の仕方でさまざまな飛び出す仕掛けを作ることができるため、各自の絵本のテーマに沿って材料も工夫していただきたい。
- 適量の画用紙
- のり
- 色鉛筆やマーカー
- はさみやカッター
仕掛けの作り方
飛び出す絵本は、カードのように仕掛けを加えたものをいくつか作ってから絵本のように貼り合わせても良いが、市販されている真っ白な絵本に飛び出す仕掛けを加えていく方法もおすすめだ。こちらでは、飛び出す絵本の仕掛けの基本的な作り方を解説しよう。
- 飛び出す仕掛けのデザインを画用紙に描いて切り抜く。
- 仕掛けが開いた状態で両方のページにまたがるように絵本に貼りつける。
- このとき仕掛けの接着部分を、ページの外側に向かって斜め上の角度になるように貼り付ける。
- のりが乾燥してから、仕掛けを貼り付けた部分に折り目をつけて絵本内に収まるように折りたたむ。
無料の型紙を利用する
飛び出す絵本は、ストーリー性も重要になる。ストーリーを考えることや工作が苦手という方は、あらかじめ飛び出す絵本に使用する仕掛けが決まっている型紙を使用すると良い。無料でダウンロードできるものもあるので活用しよう。型紙を使用して飛び出す絵本を作っても、素材の選び方や装飾方法で絵本の内容や印象をオリジナルに仕立てることができるだろう。
3. 何が飛び出す絵本が喜ばれる?人気のジャンルとは

飛び出す絵本は、幅広い年齢の子どもに喜ばれる。しかし、年齢や性別によっても喜ぶ内容が異なるため、こちらではそれぞれに人気のジャンルをランキングでご紹介しよう。
1位:動物
赤ちゃんから低年齢の子どもには、動物がテーマの飛び出す絵本が人気である。躍動感ある仕掛けやいきいきとした分かりやすいカラフルな仕掛けが特に喜ばれるはずだ。
2位:乗り物
男の子には、車や機関車などの乗り物がテーマになる飛び出す絵本が人気である。今にも動き出しそうな仕掛けや迫力ある仕掛けに喜ぶ子どもが多い。
3位:ドールハウス
女の子なら、妖精やお姫様などメルヘンやファンタジーの世界に迷い込んだような、お城や家の仕掛けが飛び出す絵本を喜ぶ子が少なくないだろう。
4. 誕生日や記念日には飛び出す絵本を手作りで

手作りの飛び出す絵本は、子どもの誕生日やイベントなどにプレゼントすると、世界に1つの贈り物としてとても喜ばれる。子どもの写真やメッセージなどを加えた作品に仕上げれば、成長を記念する良い思い出としても残るだろう。ページ数は少なくても十分であるため、ぜひ子どもの好みや年齢に応じたオリジナルの作品を手作りして心に残る贈り物をプレゼントしてほしい。
結論
今回は、飛び出す絵本の人気の理由と簡単な作り方について詳しく解説した。飛び出す絵本の仕掛けや構成にはさまざまなものがあるため、子どもの好みや年齢に応じたものを選んだり、工夫して手作りしたりしてほしい。手作りの飛び出す絵本は子どもへの贈り物としてもおすすめだが、年齢の高い子どもの場合では長期休暇の工作や自由研究の題材として取り組んでも良いだろう。