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おしゃぶりはいつからいつまで?効果や悪影響、選び方まで幅広く解説

おしゃぶりはいつからいつまで?効果や悪影響、選び方まで幅広く解説

投稿者:ライター 渡辺恵司(わたなべけいじ)

鉛筆アイコン 2021年8月26日

おしゃぶりは「いつから使い始めていつ頃やめればよいのか?」そんな疑問を持つお母さんお父さんも多いだろう。使い続けることのリスクを心配している方もいるかもしれない。本稿ではおしゃぶりをいつから使い始め、いつ卒業すべきかなどを解説するとともに、おしゃぶりの効果や使い続けたときの悪影響、選び方や消毒方法まで幅広く解説する。

  

1. おしゃぶりを使い始めるのはいつから?

赤ちゃんのおしゃぶりは、いつから使い始めるものなのだろうか?まずはそんな疑問から解消していこう。

生後2カ月頃から上手に使えるようになる

個人差はあるものの、生後2カ月頃から上手に使えるようになるというのが一般的だ。2カ月未満の赤ちゃんは、おっぱいや哺乳瓶を吸うだけで疲れてしまうことが多い。その期間におしゃぶりを与えてしまうと、おしゃぶりで疲れてしまい母乳やミルクの栄養を十分摂れないといったことも考えられる。ひとつの目安として生後2カ月からと覚えておこう。

新生児用のおしゃぶりもある

新生児には、口に触れたものに吸い付く「吸啜(きゅうてつ)反射」が備わっている。出産後、すぐにお母さんのおっぱいを吸うための本能だ。吸啜反射があることに加えて、新生児用のおしゃぶりが販売されていることから分かるように、新生児もおしゃぶりを使うことができる。

つまり「おしゃぶりはいつから使えるのか?」と問われれば新生児からということになる。だが、中には嫌がる赤ちゃんもいるし、上手に吸えないこともある。おしゃぶりで疲れてしまい、母乳やミルクを十分に飲めなくなってしまうこともある。新生児におしゃぶりを使うときはそうしたケースがあることも頭に入れ、場合によっては与えすぎないようにするといった工夫も取り入れよう。

2. おしゃぶりをやめるのはいつ?

では逆に、おしゃぶりをやめる(卒業する)のはいつ頃がよいのだろうか?

「1歳頃から頻度を減らして、2歳までに卒業」を目標に

生後6カ月を過ぎて離乳食が進んでくると、おのずと欲しがらなくなる赤ちゃんもいる。そうでない場合は2歳までに卒業することを目標に、1歳頃から徐々に与える頻度を減らしていこう。乳歯が生えそろうと歯の生え方が決まってしまうから、というのが2歳を目安にする理由とされている。

3〜4歳になってもおしゃぶりをやめられないときは?

中には、2歳を過ぎて3〜4歳になってもおしゃぶりをやめられない赤ちゃんもいる。個性といえば個性だ。だが後述する悪影響もあるし、精神的なストレスなど何かしらの心因的要因が隠れていることも考えられる。どうしてもやめられないという場合は、専門医などに相談することも検討しよう。

3. おしゃぶりをスムーズにやめてもらうためのコツは?

2歳頃になり、ある日突然スパッとおしゃぶりをやめることは難しいだろう。スムーズに卒業してもらうためには、1歳を過ぎた頃から少しずつ変化を与えてシフトチェンジしていくとよい。

赤ちゃんの目につかない場所に置く

あるとどうしてもくわえてしまう。ごく基本的なところだが、赤ちゃんの目につかない場所におしゃぶりを置いておくようにしよう。

赤ちゃんがほしがってもすぐに与えない

赤ちゃんが泣いたからといって、すぐにはおしゃぶりを与えないようにしよう。それよりも、おむつ交換やお腹が空いたタイミングではないか?など別の要因を探し、問題があれば解消してあげることが先決だ。それでも泣き止まなければ抱っこする、話しかける、歌う、おもちゃで遊ぶなどして気をそらすといった工夫をしよう。

おしゃぶりの代わりになるものを与える

おしゃぶりの代わりに別のものを与えることで、少しずつおしゃぶり離れに慣れさせよう。たとえば寝かしつける際におしゃぶりを使っているというご家庭であれば、上述したおもちゃなどに置き換えるといった方法だ。いきなり成功しなくても、徐々に回数を増やしていけばよい。

言葉で伝える

ストレートに言葉で伝えてみる手もある。完全に理解してくれなかったとしても、想いを込めて「そろそろおしゃぶりはおしまいにしようね」などと優しく丁寧に話しかけてあげることで、納得してくれる可能性がある。いずれにせよ一気にではなく、日々少しずつ取り組んでいくことが大切だ。

4. おしゃぶりにはどんなメリットや効果がある?

ここで、おしゃぶりのメリットや効果について再確認しておこう。

心が落ち着き、泣き止んだりスムーズに寝てくれたりする

おしゃぶりを与えることで、赤ちゃんの不安が取り除かれ、心が落ち着いてリラックスしてくれる。その結果、泣き止んでくれたりスムーズに寝てくれたりするようになる。

鼻呼吸が上手になる

おしゃぶりをくわえている間、鼻で呼吸することで鼻呼吸が上手になることも多い。鼻呼吸は、口で呼吸をするよりも空気中の雑菌やホコリ、ウイルスなどを体内に取り込んでしまうリスクが少ない。それに口呼吸では唾液が乾燥してしまうことがあるが、鼻呼吸であればそういったデメリットも大幅に低減できる。

指しゃぶりが減る・しなくなる

指しゃぶりは赤ちゃんの本能によるものだが、指にはさまざまな雑菌や汚れが付着しているため衛生的な面ではやや心配だ。そうした赤ちゃんにおしゃぶりを与えることで、指しゃぶりの回数が自ずと減ったり、指しゃぶりを卒業できたりする場合がある。ただし、指しゃぶりの代わりにおしゃぶりを与えられた赤ちゃんは、ずっとくわえ続けてしまうことがあるのでその点は気をつけよう。

お母さん、お父さんのストレス軽減にも寄与する

おしゃぶりを与えることで泣き止んだり、スムーズに寝てくれたり、ぐずりを止めたりしてくれれば、単純にお母さんやお父さんのストレス軽減にもなるはずだ。

5. おしゃぶりを使い続けるデメリットは?どんな悪影響がある?

おしゃぶりの使用期間が長いと、赤ちゃんにとって悪影響が出る場合がある。とくに次のような点には気をつけよう。

歯並びに悪影響を与えるおそれがある

おしゃぶりを長期間使い続けていると「上顎前突」「開咬」「乳臼歯交叉咬合」など、歯並びに悪影響をおよぼすおそれが出てくる。2歳頃までにおしゃぶりをやめれば歯並びの異常は現れない、または改善されやすいとされている。だが乳臼歯が生えそろう2歳半頃を過ぎてもおしゃぶりを使っていると、歯並びの異常が残ってしまう場合があるのだ。

発語の機会を奪ってしまうおそれがある

1歳頃になると言葉を話し始める赤ちゃんもいる。だがおしゃぶりをくわえていると、どうしても発語する機会が少なくなってしまう。順調に言葉が発達するよう、おしゃぶりをくわえている時間を少しでも減らすといったことも心がけよう。

6. おしゃぶりがあると役に立つ場面とは?

おしゃぶりは絶対に使わなければならないものではない。いつから、どんなときに使うのかは人それぞれだ。だがおしゃぶりの必要性を感じていなくても、育児をするうえで「おしゃぶりがあると役に立つ」場面もあるので知っておこう。どういったケースか具体例を紹介する。

公共の場で泣き出してたとき

赤ちゃんが成長すると外出する機会も多くなる。慣れない場所で赤ちゃんは不安になり、泣き出してしまうこともあるだろう。そんなときおしゃぶりをあげると、心が落ち着いて泣き止むことがある。公共の場で赤ちゃんが泣き出してしまったときのために、ぜひ覚えておこう。

寝付きが悪いとき

赤ちゃんが寝ぐずりをしてなかなか寝てくれないというときも、おしゃぶりを吸うことで心が落ち着き、スムーズに寝かしつけられることがある。入眠アイテムとしておしゃぶりを使う方法があることもぜひ覚えておこう。

ぐずっているとき

昼間など起きている間にぐずったときも、おしゃぶりを与えることで落ち着いてくれることがある。とりわけ新生児などは、お腹が空いていなくてもおっぱいをほしがるものだ。これは吸うことで心がリラックスできるからといわれている。いわば本能である。授乳後なのにぐずるときなど、新生児用のおしゃぶりを与えてみてはいかがだろうか?

7. おしゃぶりの上手な選び方は?

おしゃぶりは実にいろいろな種類が販売されている。上手な選び方のポイントをまとめたので、参考になれば幸いだ。

月齢に合ったサイズを選ぶ

おしゃぶりをいつから使い始めるのかも大切だが、月齢に合ったサイズのおしゃぶりを選ぶことも重要だ。おしゃぶりには使用月齢の目安が明記されているはずなので、赤ちゃんの月齢に合わせて選ぶのを基本としよう。

素材ごとの特徴を知る

おしゃぶりに使われる素材として主流なのが「シリコン」と「天然ゴム」だ。前者は耐熱性や耐薬性があり、電子レンジや薬液消毒などが可能な商品が多い。一方、後者は耐熱性が低く電子レンジを使った消毒が難しい。薬液消毒もNGなものが多いだろう。

付帯する機能性を確認する

スムーズに鼻呼吸できるように設計されているおしゃぶり、入眠サポート効果のあるおしゃぶり、消毒しやすい専用ケース付きのおしゃぶりなど、いろいろな種類がある。機能性をチェックしておくことも忘れないようにしよう。

お手入れのしやすさも大切

上述したシリコン製のおしゃぶりや、消毒しやすい専用ケース付き(しかも電子レンジ対応)といったおしゃぶりはお手入れがしやすい。少しでも負担を減らすため、お手入れしやすいおしゃぶりを選ぶのもおすすめだ。

8. おしゃぶりの消毒方法も知っておこう

おしゃぶりの消毒方法にはどういったものがあるのか、あわせて確認していこう。

煮沸消毒、薬液消毒、電子レンジ消毒などの方法がある

おしゃぶりの消毒方法には、哺乳瓶などと同じように「煮沸消毒」「薬液消毒」「電子レンジ消毒」がある。煮沸消毒は沸騰した鍋などに入れて消毒する方法、薬液消毒は薬液に一定時間浸して消毒する方法、電子レンジ消毒は専用ケースなどに入れて電子レンジで加熱して消毒する方法だ。もっとも手軽なのは電子レンジ消毒、次に薬液消毒、火を使うため目が離せないなど、コストはかからないがやや面倒なのが煮沸消毒である。

哺乳瓶をお使いであれば、同じ消毒方法を選択できるおしゃぶりを選ぶと同時に消毒できて便利だろう。なお煮沸消毒をする際は、耐熱温度を必ず確認しておくことも忘れないようにしよう。

9. おしゃぶりは「いつから使うか」より「いつ卒業するか」が大切

おしゃぶりには、赤ちゃんの不安を取り除き、心を落ち着かせてリラックスさせてくれる効果がある。だが一方で、長期間使い続けると歯並びに悪影響をおよぼすといったリスクもある。こうしたことからも、おしゃぶりは「いつから使うか」より「いつまで使うか」の方が重要であるといえるだろう。

結論

おしゃぶりをいつから使うべきかに関しては、さまざまな意見がある。絶対に必要なアイテムというわけではないことからも、デメリットを考えておしゃぶりを使うことをためらっているご家庭もあるのではないだろうか?だが使い方次第では非常に役立つ便利なアイテムであることに変わりはない。本稿を参考に、ぜひ上手に育児に取り入れていただきたい。
  • 公開日:

    2020年4月19日

  • 更新日:

    2021年8月26日

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