トレンドは……ケーキ！？子どもの日のお菓子の知識&おすすめギフト

子どもの日のお菓子といえば、関東では柏餅、関西ではちまきが食べられることが多い。

柏餅の風習は、武家社会が定着した江戸時代で生まれた。柏の葉には、冬でも新芽が出るまで葉を落さない特徴がある。家督の継承が重要な武士にとって、柏の葉は「子孫繁栄」の象徴であり、大変縁起のよいものだった。そのため、男児の成長を祝う子どもの日の縁起物お菓子となったのである。ただし西日本には柏の木が少ないため広まらなかったという。

一方、ちまきは中国から伝来したお菓子だ。5月5日にちまきを作り、厄払いの宮中行事とする伝統が日本に伝わり、現代まで子どもの日のお菓子として親しまれるようになった。

といっても流通が発達した現代、柏餅やちまきは日本全国で有名だ。子どもの日には、両方を用意してみても、にぎやかで楽しい食卓になりそうだ。

近年、子どもの日に食べるお菓子は、柏餅やちまきに次いで「ケーキ」も人気だ。日本全国さまざまな洋菓子店から取り寄せ可能な通販サイトCake.jpでは「子どもの日特集」を開催中。本格的な兜の立体ケーキは、子どもの日の食卓の主役になる。

ひよ子本舗吉野堂では、こいのぼりや兜をかたどったお菓子、節句上生菓子を4月25日から販売する。カラフルでコロンとかわいい上生菓子は、直営店でお求めを。

子どもの日の手土産やちょっとしたギフトのお菓子には、泉屋東京店のクッキー「鯉のぼり」や、株式会社岩井製菓の「鯉のぼりキャンディー」も人気だ。甘いお菓子が苦手な方には、桂新堂のえびせん「端午の節句」が選ばれている。いずれも通販サイトで取り寄せ可能だ。

子どもの日こそ、簡単な手作りレシピとデコレーションで、子どもと一緒にお菓子作りに挑戦してはいかがだろうか？市販のロールケーキを1本購入し、デコレーションに生クリームといちご、チョコレート（チョコペン）を用意すれば、子どもと一緒に簡単にこいのぼりケーキを作れる。事前にMサイズのイチゴ8粒を厚さ2mm程度にスライスしよう。

生クリーム100mlとグラニュー糖8gをボウルに入れて、氷水にあて冷やしながら8分立てにする。ロールケーキのまわりに塗ったあと、スライスしたイチゴを鯉のウロコのように貼り付けていこう。コインチョコで目を付けたら完成だ。

子どもの日に似合う兜のお菓子は、春巻きの皮を使って表現を。折り紙の要領で兜を折っていく。兜の前面が完成した時点で、底から1cm角に切った魚肉ソーセージと、ピザ用チーズを適量詰めよう。兜の折り残した下半分を内側へ折り込みフタをしたら、170℃に熱した油できつね色になるまで揚げる。中身をチョコやピーナツバターにしても美味しい。

子どもの日に食べたいお菓子、柏餅を、蒸し器なし、電子レンジで作る方法もご紹介しよう。1人あたり、上新粉25g、水35gを用意し、耐熱容器に入れてしっかり混ぜる。ラップをして600wで1分加熱後、水を小さじ1ほど加えてこねる。手でこねる際はヤケドに充分気をつけてほしい。生地を楕円形に伸ばしたら、こしあん30gを包んで完成だ。

田中貴金属ジュエリー株式会社の調査（※2）によると、子どもの日にお祝いを経験した人は、その後の生活の満足度が高くなる傾向にあるという。 子ども時代に体験する端午の節句祝いは、大人になっても人生の充実に繋がっていくかもしれない。来る5月5日は、子どもが大好きなお菓子も特別仕様にして、心に残る子どもの日を演出してみてはいかがだろうか。