1. 赤ちゃんに使う虫除けは何を選んだらよいのか

虫刺されによって起こる痒みなどの症状は、アレルギー反応の一種である。刺された回数や赤ちゃんによっても個人差があるが、多くの赤ちゃんは赤く腫れてしまう。そして非常に痒みを伴う。大人でも耐えがたい痒みのため、赤ちゃんは掻きむしってしまうことも。掻きむしりすぎた場合、「とびひ」になる可能性もあるので注意しなければならない。そうならないためにも、まずは虫除け対策をしっかり行おう。ここでは「新しい虫除け成分」を用いた虫除けと、オーガニックの虫除けをそれぞれ紹介する。
新しい虫除け成分とは?
大人と違って赤ちゃんの肌はとても弱いので、虫除けを選ぶ際は成分表示を確認する必要がある。例えば「フマキラー 天使のスキンベープ プレミアム」シリーズは、虫除け成分「イカリジン」を配合している。イカリジンとは、2015年に日本で使用が承認された新しい虫除け成分のことである。従来の「ディート」という虫除け成分が生後6ヶ月未満の赤ちゃんには使用してはならないのに対し、イカリジンは赤ちゃんから使用可能だ。虫除け効果は高く、虫除けの独特の臭いがないのもポイントだ。
オーガニックにこだわりたい
最近はオーガニックの虫除けも人気がある。オーガニックの虫除けは普通の虫除けと異なり、虫が嫌うハーブを配合し、殺虫成分が含まれていない。オーガニックの虫除けでおすすめなのは「オーガニックマドンナ アロマガードミスト」だ。新生児から使用可能な虫除けアロマミストなので、1日に何回使ってもOK!寝る前に洗い落とす必要もないのだ。赤ちゃんだけでなく、家族全員で安心して使えるのも嬉しい。
2. どこで使うかによって赤ちゃんの虫除けを選ぼう

主流のスプレー、シール、吊り下げタイプなど、現在はさまざまな種類の虫除けグッズが販売されている。シチュエーションによって虫除けの使い分けをするとよい。
活発に外遊びをする赤ちゃんの場合
「スプレータイプ」「ミストタイプ」は吹きかけるだけなので便利だ。しかし、自分で動けるようになった赤ちゃんはじっとしてくれないので、虫除けにじっくり時間を割くことは難しいだろう。そんな時は、「シールタイプ」や「手首や足首に巻くタイプ」の虫除けを選ぼう。どちらも赤ちゃんを待たせる必要がないので、赤ちゃんが泣いたり、お父さんが焦ったりすることもない。製品によって効果持続時間または日数に差があるため、購入前に確認しておこう。
主にベビーカーや抱っこ紐で過ごす場合
お散歩やお出かけなどで活躍するベビーカー。虫が発生する時期は、ベビーカーに「虫除けネット」を取り付けておくとよい。中にはUVカット機能を備えているものもある。また、虫除けスプレーを使わなくていいのも肌の弱い赤ちゃんには嬉しい。ネットタイプだけではなく、吊り下げタイプの虫除けもおすすめだ。吊り下げタイプは吊るしておくだけなので、手間が省ける。抱っこ紐でお出かけの場合は、抱っこ紐につけておくだけで虫除け効果がある「クリップタイプ」がぴったりだ。
3. 赤ちゃんの虫除けでおすすめの商品 5選

フマキラー「天使のスキンベープ プレミアム」
有効成分イカリジンの濃度を高めており、1度の噴射で6〜8時間効果が持続するのが特徴だ。肌に優しい成分のため、赤ちゃんの顔にも使用でき、虫除け特有の嫌な臭いがしないのもポイント。
東京企画「虫除けシールぴたシャット」
服に貼って使用するシールタイプの虫除けは、小さくてかさばらないので持ち運びに便利だ。動き回る赤ちゃんにも嫌がることなく簡単に貼ることができる。
ピジョン「虫くるりん 布用ミストタイプ」
この商品のポイントはなんといっても「肌に直接吹きかけなくていい」という点だ。赤ちゃんの服や抱っこ紐、ベビーカーに吹きかけるだけで虫から広い範囲を守ってくれる。持続時間は約3時間となっているため、外出時は小まめに吹きかけよう。
ユッカ「スキンプロテクター」
赤ちゃんが保育園に通っている場合は「1日に何度も虫除け対策をすことができないので虫に刺されないか心配...」と、心配されているお父さんはいないだろうか?ユッカスキンプロテクターは、肌に優しいうえに、長時間効果が持続するので、1日1回塗るだけでOKだ。石鹸で簡単にオフできるのも嬉しい。
アロベビー「UV &アウトドアミスト」
自然派の方にはこちらが人気。これ1本で虫除けと日焼け止めの両方を担ってくれる頼もしいミストだ。無添加なので顔にも安心して使用でき、さらにお湯でオフできる。
なお、赤ちゃんの肌質によっては荒れてしまう可能性もあるので、異常を感じた場合はすぐに病院で診てもらおう。
なお、赤ちゃんの肌質によっては荒れてしまう可能性もあるので、異常を感じた場合はすぐに病院で診てもらおう。
4. 赤ちゃんの虫除けの正しい使い方

まずは赤ちゃんのお肌にできるかぎり優しい成分を使っているかをチェックする必要がある。「ディートフリー」や「イカリジン配合」と表記されているものは比較的肌への刺激が少ない。もっと安心して虫除けを使いたい方は、100%オーガニックのものがおすすめだ。また、虫除けには、スプレーやジェルなど、タイプにより使用する際の注意事項が表記されている。購入前に成分表示と合わせて確認しておこう。購入後は、赤ちゃんが誤って虫除けで遊んでしまうことのないように、手の届かない場所に保管することをおすすめする。
結論
暖かくなり本格的に虫が活動し始める前に、虫除けを準備した方がよいだろう。大人よりもずっと肌の弱い赤ちゃんが虫に刺されると、かわいそうなくらい赤く腫れ上がってしまうことがある。現在はさまざまなタイプの虫除けが販売されているので、どんな場面で使うのか、どのような成分で作られているのかを確認してから購入しよう。