1. 図鑑が子どもにおすすめの理由とは?

子どもの好奇心を刺激する
図鑑は、写真やイラストなどで子どもにわかるように面白く作られている。インパクトもあるので、子どもの好奇心を刺激し、知識欲を育んでくれる点がおすすめだ。
子どもの知識量が増える
子どもは成長していくうちに、周りの生き物や植物などに興味を持ち、「なぜ?」「どうして?」と疑問を持つこともある。図鑑がおすすめなのは、その疑問を自分で調べることができるし、教科書にも載っていない内容まで掲載されているので、知識量が増えるからだ。
親子でコミュニケーションがとれる
図鑑は、ある一つのジャンルに特化していて、大人でも楽しめる内容になっている。子どもといっしょに図鑑を広げて、コミュニケーションをとりながら読んでいくこともできるところが図鑑の魅力だ。
2. 図鑑選びにおすすめのポイント

幼児の図鑑選びにおすすめのポイント
ビジュアル面を重視した図鑑がおすすめ
好きな分野がまだはっきりしていない幼児には、興味の入り口になるような図鑑を選ぶのがおすすめだ。ビジュアル面や仕掛けに力を入れていて、子どもの好奇心をそそるようなイラストや写真が多く掲載されている図鑑を選ぼう。
キーワード型の図鑑がおすすめ
キーワード型の図鑑は、種類やジャンルで分けられているのではなく、「なぜ」や「一番」などのキーワードでまとめられている。「なぜ」や「一番」という言葉の意味がわかってくる歳になると、このようなキーワード図鑑もおすすめだ。「なぜ犬は〇〇するのか」「一番速く走れる動物は何?」など、子どもがもっと興味を持つように作られている。
小学生の図鑑選びにおすすめのポイント
博物型の図鑑がおすすめ
博物型の図鑑とは、動物図鑑や恐竜図鑑のように、あるジャンルの情報がすべて把握できるくらいに作られており、辞書のように使える図鑑だ。小学生になると何に興味があるのかはっきりしてくるので、自発的に調べることをサポートしてくれる博物型の図鑑がおすすめだ。
情報量が多い図鑑がおすすめ
小学生になって、知識を深める目的で図鑑を選ぶのなら、情報量が多く、文字や図解の多い図鑑がおすすめだ。そのなかでも、写真メインの図鑑とイラストメインの図鑑があるが、イラストメインの図鑑は、対象となるものの見せたい部分を強調していて、その対象の特徴を効果的に示している点がおすすめだ。
3. おすすめの図鑑をご紹介

様々な出版社から出されている図鑑だが、とくに小学館、学研のものが人気だ。男の子では恐竜や昆虫、乗り物など、女の子では動物や花などがよく選ばれる。いくつかご紹介しよう。
小学館の図鑑NEOプラスくらべる図鑑(※1)
「NEOプラスくらべる図鑑」は、いろいろなものを意外な取り合わせで比較しているところが魅力的だ。たとえば、樹木の高さと大阪の通天閣の高さを比べたり、生き物の卵の数を日本の人口と比べてみたりしている。
学研の図鑑 LIVE 恐竜(※2)
学研の図鑑も人気で、とくに恐竜シリーズは男の子におすすめだ。図鑑の中の迫力のあるイラストや写真がおすすめなのはもちろん、実物大ページで恐竜の大きさを実感できる。専用アプリをダウンロードしたスマートフォンなどを図鑑にかざすと、3D映像で動く恐竜が飛び出す仕掛けになっている。
講談社 動く図鑑 MOVE 植物(※3)
女の子に人気のある図鑑ジャンルは植物だ。「動く図鑑 MOVE植物」は、美しい花が高解像度な写真でまとめられている、DVD付で「巨大植物・ラフレシアの開花」など、植物の貴重な映像が満載だ。コラムが充実していて読み応えもあり、植物博士並みの知識が得られる。分類は、遺伝子に基づいた新分類を採用している。
ポプラ社 ポプラディア大図鑑 WONDA 動物(※4)
ポプラ社の動物図鑑は、パンダの表紙がかわいく、女の子や小さい子でも手に取りやすくおすすめだ。パンダやライオンなどよく知られている動物から、珍しくあまり知られていない動物まで、約680種の哺乳類がまとめられている。動物のあくび姿ばかりを集めたページで癒されることもあれば、骨格標本で動物のからだのつくりを詳しく知ることもできる。
偕成社 チリメンモンスターのひみつ(※5)
一風変わった図鑑が多い偕成社でおすすめの図鑑は、チリメンジャコに混じった小さな生物をテーマにしている図鑑だ。チリメンモンスターが実際にどのような生き物なのか、どのように育って暮らしているのかを詳しく解説している。チリメンモンスターだけでなく、海の生態系がよくわかり、海への興味を深くするきっかけになる、おすすめの図鑑だ。
結論
子どもにおすすめの図鑑を、選び方のポイントやおすすめの理由とともにまとめてみた。子どもの興味の入り口はそれぞれだが、この記事を読んで、お気に入りの図鑑を見つけるきっかけにしてほしい。そして、知らないことを知るわくわくした気持ちを親子で共有して楽しもう!