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【防災教育】で子どもの命を守る!教材や小中学校の取り組みとは

【防災教育】で子どもの命を守る!教材や小中学校の取り組みとは

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

2020年6月10日

東日本大震災、関東大震災、阪神・淡路大震災。日本はこれまで何度も震災に襲われてきた。災害はいつ起こるか誰にも分からない。どんな時に災害が起きても生き延びるための「防災教育」の重要性が高まっている。今回は、防災教育の重要性や子どもも楽しく学べる防災教育の教材、小中学校における防災教育プログラムの事例を紹介する。

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1. 防災教育が子どもの命を守る!

防災教育とは、端的に述べると「命を守ることを学ぶ」というものである。防災教育と聞くと「真っ先に思い浮かぶのが避難訓練」と答える方が多いだろう。確かに避難訓練に参加したことは誰もがあるはずだが、何よりも大切な命を守るための教育なのに、他の教科と比べて明らかに回数が少ない。東日本大震災や熊本地震の経験からも分かるように、人々の命を脅かす災害は、いつ・どんな時・誰に起こるか分からない。

東日本大震災で約1300人の死者・行方不明者が出た岩手県釜石市では、鵜住居小学校と釜石東中学校に当日登校していた児童生徒約570人が全員無事だった。大勢の犠牲者が出た中で、まさに「奇跡」と思われるだろう。

しかし、これは奇跡などではなかった。実は両校では、震災が起こる前から群馬大学などと協力して津波防災教育を授業に導入し、小中学校合同訓練も行っていたのだ。「小学生を先導すること」や「まず高台に逃げること」を徹底して教わっていたため、泣いてパニックに陥った小学校低学年の児童の手を上級生が引き、中学生は小学生の手を引いて逃げることができたという。

このことから、防災教育は突然の災害時において非常に重要であることが明らかとなった。

2. 子どもも楽しく学べる防災教育の教材

子どもが楽しく防災教育に取り組めるように、防災教育の教材を2つ紹介する。

防災かるた

防災に対する備え、行動、心得、知識などが読み札に書かれているため、かるた遊びをすることで自然と防災教育に触れることができる。家族全員で防災かるた遊びをすれば、「こういう時は、◯◯に集合しようね」「こういう場所は危ないんだね」と、防災に関する会話の糸口とできるのもよい。インターネットでダウンロードできるものもあるのでチェックしてみよう。

防災絵本

防災教育を行う際は、子どもがしっかりと災害時のイメージを持つことが重要だ。そこでおすすめなのが、「防災に関する絵本」である。例えば、「イルカのラボちゃん」は、平成9年にロシアのタンカー「ナホトカ号」の重油流出事故が原因で起こった実話で、命の尊さや人々の協力の大切さを教えてくれる。絵本の内容は子どもの心に残りやすいので、防災教育の導入として最適だ。

3. 小学校の防災教育プログラムはどんなもの?

それぞれの小学校で行われている防災教育プログラムの中から、2つの事例を紹介する。

根知小学校(新潟県糸魚川市)

防災教育は子どもだけが学ぶのではなく、家族一人ひとりが考えることが大切である。そこで根知小学校では、防災に関する課題「防災ミッション」を家庭に持ち帰らせ、保護者が子どもと一緒に課題に取り組めるようにしている。

元城小学校(愛知県豊田市)

元城小学校の防災教育では矢作川の氾濫リスクを踏まえ、国土交通省による出前授業の導入や洪水避難訓練を実施している。避難訓練では、近隣のショッピングセンターに協力してもらい、実際にショッピングセンターの屋上に避難させてもらった。ただ教室で学ぶよりも、実際にどの道を通ってどこに避難すればよいかを経験しておくことで、より災害時の避難イメージを強めることができる。

4. 中学校の防災教育プログラムはどんなもの?

それぞれの中学校で行われている防災教育プログラムの中から、2つの事例を紹介する。

釜石東中学校(岩手県釜石市)

ボランティア活動を含む全校防災教育「EASTレスキュー」を行っている。これは東中生(East)・手助け(Assist)・学習(Study)・津波(Tsunami)の頭文字から付けられた名称で、生徒のボランティア活動状況に応じてポイントが付与されるというシステムだ。年間5ポイントでEASTレスキュー隊員2級、10ポイントで1級となり、全校朝礼で表彰される。一方的に学ばされるのではなく、生徒自ら目標を持って学べるよう工夫されている。

西中学校(北海道函館市)

西中学校では、東日本大震災を通して得た「学校外の機関との連携が必要」という教訓を生かし、警察署・消防署・民生委員・交通指導員・保育園・保護者などと連携して防災教育に取り組んでいる。保育園の園児一人と手を繋いで避難したり、避難している人の手助けをしたりするなど、中学生も地域社会の一員としての役割を果たせるようになることが目標だ。

結論

災害が起きた際、無事に避難できるかどうかは、日頃からどれだけ防災教育に真剣に取り組んでいるかどうかで決まると言っても過言ではない。子どもたちだけではなく、お父さんお母さんも一緒に防災教育に向き合い、家族全員の大切な命を守ろう。
  

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