1. おまるはいつから準備する?

おまるはいつから必要か
子どもの成長には個人差があって、いつからおまるが必要なのかも人それぞれだ。おまる自体は、赤ちゃんの首がしっかり座ってお座りができるようになれば、いつからでも使える。トイレトレーニングを始めるより前に、おまるに慣れさせるために1歳前からおまるを準備する方もいれば、トイレトレーニングを始めるときに、おまるを準備する方もいる。
おまるの種類
- 足を上げてまたぐタイプ
おまるには、よくイメージされるあひるの形をしたおまるのように、持ち手が付いていて、足を上げてまたいで便器に座るタイプがある。このタイプは、子どもが持ち手を握って踏ん張れるので、用を足しやすい。しかし、いちいちズボンやパンツを最後まで脱がなければまたげないので、不便に感じる方もいる。
- 前から座るタイプ
洋式便座のように、便器に前から座るおまるもある。先述したまたぐタイプと比べ、ズボンやパンツを最後まで脱がなくても、途中まで下ろすだけで座れるのが便利だ。また、洋式便座と同じように使えるので、洋式トイレへスムーズに移行できる。
多機能なおまる
またぐタイプのおまるや座るタイプのおまるの中には、便座部分を取り外し洋式トイレで補助便座として使えるものもある。さらに、補助便座としても使わなくなった後は、踏み台に組み替えができることも。キャラクターのおまるや、おしゃべりしたりメロディが流れたりするおまるなど、子どもが喜んでおまるに座ってくれる工夫がされているものもある。
2. おまるはいつからいつまで使うもの?

おまるはいつから使うのか
おまるをいつから使うのかは、トイレトレーニングをいつから始めるのかにも関係してくるので、個人差がある。個人差があるぶん迷ってしまいがちだが、次のようなことを参考にするとよい。
- おまるをいつから使うかの目安
いつからトイレトレーニングを始めて、おまるを使うようになるのかは、歩けるようになって排泄場所まで行けること、膀胱の機能が発達して、おしっこを溜められるようになることなどを目安にするとよい。また、身体面の発達だけでなく、おむつが濡れて気持ち悪いと感じるようになったり、トイレに興味を持ち始めたりなど精神的な発達を目安にする方もいる。
- おまるの対象年齢
市販されているおまるには対象年齢が表示されているので、いつからおまるを使うか迷っている方は、対象年齢を参考にしてみるとよい。一般的なおまるの対象年齢は1歳以上というものが多いが、人気の「アンパンマン5WAYおまる」の対象年齢は6ヶ月から。ポット型おまるとして使えるものは、対象年齢が0ヶ月からと、1歳以下のものも多くある。
いつまでおまるを使うのか
いつからおまるを使うのかに個人差があるように、いつまで使うのかにも特にルールはない。トイレトレーニングの進み具合によっていつまでおまるを使うかを決めたり、いつまでとは決めずに、おまるをトイレに置いて使いつつ、徐々にトイレでできるようにしていったりとさまざまだ。
3. おまるを卒業してトイレに座るのはいつから?

いつからトイレに座るといいか
いつからトイレで用を足せるように練習するのかの目安としては、おまるで失敗が少なくなってきてから、と考える保護者の方が多い。また幼稚園に入園予定の場合は、入園前までにおまるを卒業してトイレで用を足すことを目標にする方もいる。いずれにせよ、いつからトイレで、とこだわらずに子どものペースに合わせてあげるとよい。
トイレに補助便座は必要か
いつからトイレに座らせるにしろ、それまで使っていたおまるから大人と同じ便座を使うことを不安に思う子どももいる。そんなときは補助便座があれば安心だ。おまるの座る部分をそのまま補助便座として使えるタイプが多いので、改めて準備する必要もなく、いつからでも補助便座に挑戦できる。
結論
おまるをいつから用意して、いつからいつまで使うのか、おまるの使用期間についてまとめてみた。トイレトレーニングなど、子育て中の生活習慣のしつけでは「いつから始めるべきか」と迷うことが多いが、子どもの成長は個人差があるので、焦らず子どものペースで取り組んでいくとよい。この記事を参考にして、おまるを適切なタイミングで上手く生活の中に取り入れて、楽しくトイレトレーニングしていってほしい。