目次
1. 「おまる」はいつから?

「おまる」はいつから使い始めればよいのだろうか?子どもの成長には個人差があるため、一概に「◯歳から」といった基準はないが、たとえば次のようなところが目安になってくるので覚えておこう。
首が据わり、お座りもできるようになったら準備し始める
おまるは赤ちゃんの首がしっかり据わり、お座りもできるようになればいつからでも使い始められる。おまるに慣れてもらうためトイレトレーニング開始前に準備するご家庭もあれば、トイレトレーニングを始めるタイミングでおまるを準備するご家庭もある。
いつから使い始めるかの基準は?
トイレトレーニングの開始時期やおまるを使い始める時期については、どのようなところで判断すればよいのだろうか?一般的には「おまるまで歩いて行ける」ことや「膀胱が発達しておしっこを溜められるようになる」ことなどが目安になるだろう。身体面の発達だけでなく、おむつが濡れて気持ち悪いと感じるようになったり、トイレに興味を持ち始めたりなど、精神的な発達を目安にするご家庭もある。
2. 「おまる」はいつまで?

逆に、おまるはいつまで使い続けるものなのだろうか?
おまるをいつまで使うかの目安
「おまるをいつから使い始めるか」に個人差があるように「いつまで使うか」に関しても個人差がある。子どもの成長度合いを見計らって判断するのがよいだろう。トイレトレーニングの進み具合によっていつまで使うかを決めたり、いつまでとは決めずに、おまるをトイレに置いて使いつつ、徐々にトイレでできるように教えていったりする方法もある。
おまるを卒業してトイレに座り始めるタイミング
とはいえ、具体的にいつからトイレで用を足せるように練習し始めればよいか、悩むご家庭もあるだろう。目安としては「おまるで失敗が少なくなってきてから」といったところだ。あるいは、幼稚園に入園予定があるなら入園前までにおまるを卒業してトイレを覚えてもらうといったご家庭もある。いずれにせよ「いつから」にこだわらず、子どものペースに合わせることが大切だ。
【トイレに補助便座は必要か】
いつからトイレに座らせるにしろ、それまで使っていたおまるから大人と同じ便座を使うことは子どもにとって難しい。そんなとき、補助便座があると安心だ。座る部分をそのまま補助便座として使えるおまるが多いので、最初のうちはぜひ活用しよう。
3. 「おまる」を使ったトイレトレーニングの流れ

「いつからいつまで」については上述の通りだが、ではトイレトレーニングはどのような流れで進めていけばよいのだろうか?
おまるでトイレトレーニングSTEP1|「トイレ」を認識してもらう
子どもにはトイレという概念がない。そのため「トイレというモノ・場所」があり「おしっこやうんちをするためのモノ・場所」であることを認識してもらう必要がある。そもそも「おしっこやうんち」とは何であり、どのタイミングでトイレに行けばよいのかといったことも少しずつ覚えてもらうようにしよう。もちろん一緒に行ってあげることや、親が実際に見せてあげることなども大切だ。
おまるでトイレトレーニングSTEP2|実際に使ってみる
尿意や便意の有無に関わらず「おまるに座る」ということに慣れてもらおう。おまるに嫌悪感や恐怖心を抱いてしまわないよう、子どもの様子を見ながら進めてあげることが大切だ。嫌がるようなら1回あたり数十秒〜1分など短時間でも構わないので、毎日コツコツ繰り返すことを心がけよう。慣れてきたらパンツを脱いで実際に座ってみて、無事におしっこが出たときはもちろん、たとえ出なくてもパンツを脱いで座れたということに対して褒めてあげよう。
おまるでトイレトレーニングSTEP3|自分の意思で座れるように
子どもが「おしっこ(うんち)がしたい」という感覚を認識し、それを周囲に伝え、自分の意思でおまるに座ってできるようになったら、おまるを使ったトイレトレーニングはほぼ完了だ。
褒めてあげることや、絵本・動画などを活用することなどがポイント
うまく排泄できなくても座れたことを褒めてあげよう。また絵本やアプリ、動画などで「おまる」の意味や「おしっこ」「うんち」とは何かを知ってもらうといった方法もある。よりスムーズにトイレトレーニングを進めるためにも、ぜひこれらを活用しよう。
結論
おまるをいつから用意し、いつからいつまで使うのかについては個人差がある。子どもの成長に合わせて臨機応変に対応する心構えでよいだろう。親としても、焦らず取り組むことが大切だ。この記事を参考に、おまるを使って楽しくトイレトレーニングしていってほしい。