1. 赤ちゃんのパスポートはいつから申請が必要?

急な海外赴任などにより、生後間もない赤ちゃんを連れて海外に行くこともあるだろう。このとき気になるのが、「赤ちゃんにもパスポートは必要?いつから必要?」ということだろう。現在海外に行く際には、必ずパスポートを1人1冊所持するよう決められている。
これは生後間もない赤ちゃんも例外ではない。なお赤ちゃんのパスポートは、出生届が受理され、パスポートの申請に必要な書類が揃い次第申請することができる。
これは生後間もない赤ちゃんも例外ではない。なお赤ちゃんのパスポートは、出生届が受理され、パスポートの申請に必要な書類が揃い次第申請することができる。
2. 赤ちゃんのパスポートは何年有効?

パスポートの使用は1回限りではなく、有効期限内であれば何度でも使用可能だ。では赤ちゃんのパスポートは何年間有効なのだろうか?20歳以上の大人であれば、パスポートは有効期限が5年の表紙が青いものと、10年の表紙が赤いもののどちらかを選択することが可能だ。
しかし20歳未満の場合、有効期限が5年のパスポートしか選択できない。これは外見の変化が顕著なためだ。そのため赤ちゃんのパスポートの有効期限も5年間となる。
しかし20歳未満の場合、有効期限が5年のパスポートしか選択できない。これは外見の変化が顕著なためだ。そのため赤ちゃんのパスポートの有効期限も5年間となる。
3. 赤ちゃんのパスポート申請に必要な書類と手続き

では赤ちゃんのパスポートの申請方法は、具体的にどのようなものなのだろうか。
申請に必要なものは?
まずは、赤ちゃんのパスポートの申請に必要な書類をみていこう。外務省のホームページによると、申請に必要な書類は以下の通りだ。
- 一般旅券発給申請書 1通
こちらの申請書は、ダウンロード申請書、手書きの書式の申請書の2種類から選べる。手書きの書式の申請書はパスポートの申請窓口から入手でき、ダウンロード申請書は外務省のホームページからダウンロードできる。なお有効期限5年のものと10年のものでは申請書が異なるので、赤ちゃんのパスポートを申請する場合は、5年のものを選ぶよう注意しよう。
- 戸籍謄本または戸籍抄本 1通
申請日の6か月以内に作成されたものを用意しよう。
- 住民票の写し 1通
こちらは住民基本台帳ネットワークシステムを利用しない場合、住民登録をしていない都道府県でパスポートを申請する場合に必要だ。なお住民登録をしていない都道府県での申請の場合、都道府県ごとに対応が異なるため事前の確認が必要だ。
- 本人確認書類
赤ちゃんのパスポートを申請する際の本人確認書類は、マイナンバーカードを作成している場合はマイナンバーカードのみでOK。マイナンバーカードを作成していない場合は、健康保険証など2点の本人確認書類が必要だ。多くの場合、健康保険証と母子手帳を赤ちゃんの本人確認書類として提出するようだが、都道府県によっても対応が異なるため、事前に確認しておこう。
- 申請者の確認書類
赤ちゃんの場合、通常お父さんやお母さんなどの法定代理人が申請するため、法定代理人の本人確認書類も必要だ。
- 写真
縦45mm×横35mmの縁なしで背景のないもの、申請日より前の6か月以内に撮影したものを用意しよう。なお申請書に詳細な規格が示されており、それらを満たしていることも必要だ。なお赤ちゃんのパスポートの写真の撮影の仕方は、以下に詳しく説明しよう。
申請の手順
申請書類を用意したら、手続きをしに行こう。申請する場所は、各都道府県のパスポート申請窓口だ。基本的に住民登録をしている都道府県からの申請となる。なおパスポート発行までは1週間程度かかる。慌てることがないよう余裕を持って申請するようにしよう。
パスポートを受け取る際は必ず本人の確認が必要となるため、赤ちゃんも一緒に連れて行く必要がある。なお受け取りには申請の際に手渡された受領書と、手数料6000円が必要だ。
パスポートを受け取る際は必ず本人の確認が必要となるため、赤ちゃんも一緒に連れて行く必要がある。なお受け取りには申請の際に手渡された受領書と、手数料6000円が必要だ。
4. 赤ちゃんのパスポート用の写真の撮り方

パスポート用の写真は大人であれば証明写真機で撮影するなど用意するのは簡単だが、赤ちゃん用となるとそうはいかない。ではどのように撮影するとよいのだろうか。
まだ首の据わっていない赤ちゃんのパスポート用写真を撮るときは、背景が無地になるよう赤ちゃんを布団や白い布の上に寝かせ、目線を正面に向けて撮るとよい。赤ちゃんを抱いて写真を撮る場合は、背景に抱いている方が映らないよう白い布をかぶるなど工夫が必要だ。
なお履歴書写真用のアプリを入れて撮ると、パスポートの規格に合わせた写真に仕上げることが比較的簡単にできるためおすすめだ。
「自分で撮影するのは自信がない」という方は、少々お金はかかるが写真館にお願いすると、パスポートの規格に合わせた写真にしっかりと仕上げてくれる。
まだ首の据わっていない赤ちゃんのパスポート用写真を撮るときは、背景が無地になるよう赤ちゃんを布団や白い布の上に寝かせ、目線を正面に向けて撮るとよい。赤ちゃんを抱いて写真を撮る場合は、背景に抱いている方が映らないよう白い布をかぶるなど工夫が必要だ。
なお履歴書写真用のアプリを入れて撮ると、パスポートの規格に合わせた写真に仕上げることが比較的簡単にできるためおすすめだ。
「自分で撮影するのは自信がない」という方は、少々お金はかかるが写真館にお願いすると、パスポートの規格に合わせた写真にしっかりと仕上げてくれる。
結論
赤ちゃんのパスポート申請は、大人の場合と用意するものなどが異なるため注意が必要だ。またパスポートの申請に必要な書類や写真の準備には時間がかかることがあるため、慌てずに済むよう余裕を持って進めることが大切だ。赤ちゃんとの海外渡航は、ただでさえ大変なことが多いと予想される。少しでも心にゆとりを持てるよう、何事も早めの準備を心がけよう。