1. 赤ちゃんがうなる原因とは?

赤ちゃんがうなる原因は、実はまだはっきりとわかっていない。しかし赤ちゃんがうなることは珍しくなく、さまざまな要因でうなると考えられている。以下に赤ちゃんがうなる主な原因をあげていこう。
体調が悪い
発熱や鼻水、喉の痛みなど体調が悪いときにうなることがある。
便やおならがなかなか出ない
便やおならを出そうといきんでいるときにうなることもある。便が硬くなかなかでないときは、なおさらうなることが多くなるだろう。
授乳の仕方が気に入らない
赤ちゃんが授乳中にうなるときは、授乳の仕方やミルク・母乳の味が気に入らないことが考えられる。
げっぷがうまく出せない
赤ちゃんは授乳後にげっぷをする必要があるが、げっぷをうまく出せないときにうなることがある。
ミルクや母乳を飲みすぎて苦しい
赤ちゃんは満腹中枢がまだ十分に発達しておらず、授乳中に与えられるままに飲んでしまうことがある。その際飲みすぎて苦しいためうなることがあるといわれている。
成長によるもの
自分のうなり声に興味を持っていたり、身体を動かすときに力が入ったりしたときにもうなり声が出ることがある。また運動のためにうなる、うなることで心臓の動きを支援するとも考えられている。こういったうなりは成長とともに自然にみられなくなる。
2. 赤ちゃんがうなるときの対応方法とは?

では赤ちゃんがうなるとき、どう対応するとよいのだろうか。対応の方法は、赤ちゃんがうなる原因により異なる。
体調が悪いときの対応方法
赤ちゃんが体調が悪くてうなっているときは、赤ちゃんの状態をよく確認し自宅で様子をみるか、病院に連れて行くかを判断しよう。赤ちゃんに笑顔がみえるなら、急いで病院に連れて行く必要はないかもしれないが、赤ちゃんに明らかに元気がない、母乳やミルクを飲まないなどの場合、早めに医療機関に連れて行こう。
便やおならがなかなか出ないときの対応方法
便が硬くてなかなか出ないようなら、水分を十分にとらせることで改善することがある。便秘の場合は、オイルをつけた綿棒で肛門を刺激する、お腹をマッサージするなどの方法がおすすめだ。なおこれらの方法でも便の状態が変わらない場合や、ほかにも心配な症状がある場合は、医療機関の受診をしよう。
授乳の仕方が気に入らないときの対応方法
ミルクの温度や哺乳瓶の形をチェックし、最適な状態に整えよう。母乳の味はお母さんの食事内容で変化する場合があるので、食事の内容を見直し、栄養バランスのよい食事を心がけよう。ミルクの味は、色々な銘柄を試してみて、赤ちゃんの好みのミルクを探してみるとよいだろう。
げっぷがうまく出せないときの対応方法
げっぷがうまく出せずにうなっていると考えられるときは、げっぷが出やすいよう赤ちゃんの顎を肩にのせ、背中を下から上に優しくさすったり軽く叩いたりしてみよう。もしもすでにげっぷが出ていたとしても、出し切っていない可能性もあるため、しばらくげっぷを出しやすい姿勢を保ち、抱いてあげるとよいだろう。授乳後はげっぷが出ても出なくても、縦抱きを10分以上するようにすると、げっぷを出し切れずにうなることは少なくなると考えられる。
ミルクや母乳を飲みすぎて苦しいときの対応方法
赤ちゃんがうなったり泣いたりするとすぐに授乳をしがちだが、まずはほかの原因を探ったりあやしたりしてみよう。
3. 赤ちゃんがうなるのはいつまで?

赤ちゃんがうなるのは成長とともに自然におさまると考えられるが、はっきりといつまでうなるのかわかっているわけではない。ただ赤ちゃんがうなることに関する相談は、生後3か月から4か月くらいには減ってくるため、これくらいの時期にはおさまると予想される。
赤ちゃんがうなることの多くは心配ないものがほとんどなので、赤ちゃんにうなる以外の変わった様子がなければ急いで医療機関を受診する必要はなさそうだ。赤ちゃんが元気で食欲もあるなら、おおらかな気持ちで見守っても大丈夫だろう。
赤ちゃんがうなることの多くは心配ないものがほとんどなので、赤ちゃんにうなる以外の変わった様子がなければ急いで医療機関を受診する必要はなさそうだ。赤ちゃんが元気で食欲もあるなら、おおらかな気持ちで見守っても大丈夫だろう。
結論
赤ちゃんがうなる原因はさまざまで、原因ごとに対応の仕方が異なる。こうした赤ちゃんがうなることの多くは心配ないもので、成長とともにおさまっていくことがほとんどだ。ただし赤ちゃんに変わった様子がみられる場合は、早めに医療機関を受診してほしい。