1. 本当に必要?赤ちゃんの保湿ケア

赤ちゃんの肌の状態によっては「保湿ケアは本当に必要?」とケアの必要性に疑問をもつ場合もあるだろう。そこで、まず赤ちゃんの肌の保湿ケアをする必要性についてご紹介しよう。
保湿ケアが不要な場合
赤ちゃんの肌は、月齢によって変化が著しいという特徴がある。たとえば、新生児は胎内で蓄えた胎脂がまだ肌に残っているため、乾燥から肌が守られている。そのため、新生児の場合では沐浴を重ねて胎脂が少なくなってくるまでは、保湿ケアは必要ないといわれている。
ただし、新生児は、一時的なホルモンの変化によって皮脂の分泌が増えるため、皮脂によるスキントラブルを防ぐケアが必要になる場合もある。
ただし、新生児は、一時的なホルモンの変化によって皮脂の分泌が増えるため、皮脂によるスキントラブルを防ぐケアが必要になる場合もある。
保湿ケアが必要な場合
赤ちゃんは、沐浴を重ねることで皮脂による肌の保湿効果が低下してくる。一般的には2か月頃から肌の乾燥がみられはじめるとされているが、それぞれの赤ちゃんの肌の状態に応じて対応していただきたい。
国立成育医療研究センター(※1)による臨床研究では、新生児期から保湿剤を塗布することはアトピー性皮膚炎の発症リスクを3割以上低下させると報告されている。そのため、新生児であっても赤ちゃんの肌の状態に応じて、肌を清潔にした後にしっかりと保湿ケアをしていく必要がある。
国立成育医療研究センター(※1)による臨床研究では、新生児期から保湿剤を塗布することはアトピー性皮膚炎の発症リスクを3割以上低下させると報告されている。そのため、新生児であっても赤ちゃんの肌の状態に応じて、肌を清潔にした後にしっかりと保湿ケアをしていく必要がある。
保湿ケアのメリット
赤ちゃんの保湿ケアをする最大のメリットは、肌の乾燥にともなう炎症やアレルギー反応やじんましんなどのトラブルを防ぐことができる点があげられる。また、前述の通り新生児期からの保湿ケアはアトピー性皮膚炎の発症リスク低下させることができる。
2. 赤ちゃんに有効な保湿ケアの期間は?

こちらでは、赤ちゃんの保湿ケアを開始する時期や保湿ケアの期間について解説しよう。
保湿ケアの開始時期
前述の通り、生まれて間もない赤ちゃんは胎脂という皮脂により肌の乾燥を防いでいる。この胎脂や皮脂の過剰分泌によりスキントラブルを生じている場合には、保湿とは別のケアが必要になる。
それ以外の場合では、保湿ケアをしていくことはさまざまなメリットがあるため、新生児期からそれぞれの赤ちゃんの肌の状態に応じて保湿ケアをはじめるとよいだろう。
それ以外の場合では、保湿ケアをしていくことはさまざまなメリットがあるため、新生児期からそれぞれの赤ちゃんの肌の状態に応じて保湿ケアをはじめるとよいだろう。
保湿ケアの期間
実は、保湿ケアは赤ちゃんの肌の状態に応じて行う必要があるため「いつまでで終わり」というような期限はない。赤ちゃんの成長と気候などによっても肌の状態は変化するため、毎日よく観察しながら保湿ケアを適宜、実践していっていただきたい。
市販されている保湿剤を使用した保湿ケアを実践しても効果を実感できない場合は、予防接種や健診の際などに担当医師に相談してみるとよいだろう。
市販されている保湿剤を使用した保湿ケアを実践しても効果を実感できない場合は、予防接種や健診の際などに担当医師に相談してみるとよいだろう。
3. 保湿効果の高い赤ちゃんにおすすめのアイテムは?

こちらでは、赤ちゃんの保湿ケアの際に活躍する保湿効果の高いおすすめ商品のタイプとメリットについてご紹介しよう。
クリーム
乾燥しやすい顔などにも使用しやすいタイプの保湿剤である。使用感が軽く、ローションタイプに比べ保湿力が高い点が特徴になる。1度の使用量も分かりやすく、沐浴のときも洗い流しやすいタイプだ。
ワセリン
ワセリンは、肌に成分は浸透しないが、肌の表面にコーティングすることで外部からの刺激や水分の蒸散を防ぐことができる。また、ワセリンは成分の純度によって色や性質が異なる。不純物が少なく純度の高い白色ワセリンやソフトタイプは、肌への刺激も少ないため赤ちゃんにも安心して使用できる。
ローション
化粧水のようなタイプと乳液タイプの2種類がある。どちらも肌にのばしやすいため塗りやすく、使い心地も軽いのが特徴になる。
スプレータイプ
スプレータイプは、手で保湿剤を塗りにくい場所や身体の広範囲に手軽に使用できるのが大きな特徴にある。しかし、使用量が分かりにくいため、注意していただきたい。
おすすめ1:ピジョン「薬用ローション (ももの葉)」
こちらは、無添加・低刺激性、弱酸性であり、ももの葉の保湿成分を含む、0歳から使用できる保湿ローションである。ローションには、とろみがあるため、取り扱いやすく塗りやすい点が特徴だ。また、皮フ刺激性テスト済みでもあるため、安心して使用できるおすすめ商品である。
おすすめ2:「パックスベビー ボディークリーム 50g」
こちらは、合成界面活性剤・合成防腐剤などの化学物質を使用していない無香料、無着色のクリームである。赤ちゃんの皮脂に含まれるパルミトイルオレイン酸を豊富に含むマカデミアナッツ油が配合されているのが特徴になる。ベタつきがなく、のびのよい国産のおすすめ商品である。
結論
今回は、赤ちゃんの保湿についてケアの方法やケアの期間、保湿効果の高いおすすめアイテムについて詳しく解説したがいかがだっただろうか。
ぜひこちらの内容を参考に赤ちゃんの肌の状態に応じて、こまめな保湿ケアを実践してスキントラブルを防いでいただきたい。
ぜひこちらの内容を参考に赤ちゃんの肌の状態に応じて、こまめな保湿ケアを実践してスキントラブルを防いでいただきたい。
(参考文献)
※1:国立研究開発法人 国立成育医療研究センター 世界初・アレルギー疾患の発症予防法を発見
https://www.ncchd.go.jp/press/2014/topic141001-1.html
※1:国立研究開発法人 国立成育医療研究センター 世界初・アレルギー疾患の発症予防法を発見
https://www.ncchd.go.jp/press/2014/topic141001-1.html