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保冷剤は何ゴミなのか?中身の成分や正しい分別の仕方

投稿者:
オリーブオイルをひとまわし編集部

2019年6月21日

食品を冷やしたり身体を痛めたときに患部を冷やしたりと、いろいろな使い方ができる保冷剤だが、捨てるときに何ゴミに出せばいいのか迷ったことはないだろうか。今回は保冷剤の中身の成分や、保冷剤をゴミに出すときの分別の仕方について解説する。

1. 保冷剤に入っている高吸収性ポリマーとは

保冷剤には、ケーキを買ったときにもらえるような小さい袋入りのものや、クーラーボックスに入れるような大きいプラスチック製のものまでさまざまな種類がある。熱中症対策のための冷却グッズにも保冷剤が使われているものが多い。食品用の保冷剤は凍るとカチカチになるものが多く、身体を冷やすために使う保冷剤は凍らせても柔らかい状態で使えるものが多い。

保冷剤の中身

いろいろなタイプの保冷剤があるが、中身は水と「高吸収性ポリマー」という科学製品が共通して含まれている。主に白い粒状の「ポリアクリル酸ナトリウム」が使われていることが多く、この物質は自重の約100~1000倍という大量の水分を吸収することができる。そのため赤ちゃんの紙おむつや女性の生理用品、ペットのトイレシートなどの素材として活用されている。実は紙おむつに水分を吸収させて冷凍すると、即席の保冷剤を作ることもできるのだ。

保冷剤の中に入っているジェルのうち約1~2%が高吸収性ポリマーで、残りは水分が占めている。高吸収性ポリマーは水分を吸収するとゲル状になり、水だけを凍らせた氷よりも溶けにくくなるのだ。氷やドライアイスと違って、溶けても再度凍らせることで何度も利用できるところも保冷剤の魅力のひとつだ。

2. 保冷剤は可燃ゴミとして出す

保冷剤に入っている成分のほとんどは水分で、その中に少量の高吸収性ポリマーが含まれているということがわかった。保冷剤の外側にはポリエチレン製のフィルムやプラスチック容器が使われていることが多く、捨てる際は可燃ゴミとして出す自治体が多い。保冷剤に似た製品としては、アイスノンや冷却マット、ジェルマットなどがあるが、同じように可燃ゴミとして捨てられる場合が多いようだ。

自治体ごとの分別ルール

ゴミの分別方法が自治体によって大きく異なるのは、それぞれの自治体の焼却技術の差が関係している。ポリエチレンやプラスチックを処分できる最新の焼却炉を備えている自治体では、保冷剤も可燃ゴミ扱いの場合が多い。しかしそうでない場合、保冷剤は不燃ゴミ扱いとしている自治体もあるので、自分が住んでいる地域のルールを確認しよう。インターネットで「自治体名 保冷剤 ゴミ」と検索すれば調べることができる。

保冷剤を捨てる際は、袋や容器ごとゴミ袋に入れて出すだけでOKだ。くれぐれも中身を排水口に流したりはしないようにしよう。排水溝に中身を流すと排水管の中で高吸収性ポリマーが水分を吸収し続け、詰まって水が流れなくなってしまう可能性があるからだ。そうなると自分で対処することが難しく、修理業者を呼ぶことになりかねないので注意しよう。

3. 保冷剤などのゴミを分別しないとどうなる?

ゴミの分別や処理の方法は都道府県や市町村などの自治体にごとに決められている。そのため自治体ごとの差が大きく、分別の種類が10種類以下の地域もあれば、30種類以上の細かい分別ルールが決められている地域もあるようだ。引っ越し先の分別ルールが、前に住んでいた地域のものとあまりに違うため驚いた人もいるのではないだろうか。しかし、分別が面倒でもその地域のルールに従って正しい分別方法でゴミを出すようにしよう。

なぜ分別をするのか

ゴミの中にはもう一度再利用できるものもたくさんあり、古紙やペットボトル、プラスチック、ガラス瓶などは資源として回収されている。再利用したり他の製品を作る原料にリサイクルしたりすることで、可燃ゴミとして燃やす量を減らして温室効果ガスの排出を減らすことができるので、資源の節約にも繋がるのだ。

保冷剤はリサイクル対象になっていないため、可燃ゴミか不燃ゴミのどちらかに分類されていることが多いだろう。本来は不燃ゴミに出すべきものを間違えて可燃ゴミに出してしまうと、取り除くのに手間がかかったり処理の効率が悪くなったりすることもあるので気をつけよう。

結論

保冷剤の中に入っているジェルは高吸収性ポリマーと水分でできている。可燃ゴミとして出せる地域が多いが、自治体によってはルールが異なる場合もあるようだ。正しくゴミを分別しないと環境の悪化につながることもあるので、保冷剤は分別ルールを守って処分するようにしよう。
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