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そうだったのか!電池のサイズは世界標準だった

投稿者:
オリーブオイルをひとまわし編集部

2019年6月29日

もし電池のサイズがメーカーや国によってバラバラだったらどうなっていただろうか。単3、単4と呼ばれる電池には馴染み深いが、日本の電池も100均の電池も、外国製の電池も全て同じサイズである。そのお陰で、私たちはストレスなく電池を購入して使うことができる。今回は電池のサイズや種類、規格について解説しよう。

1. 電池の規格はIECを元にJISで定められている

日常生活の中で電池は非常に身近な存在である。外国の電気機器に外国製の電池が付属していても、ほとんどの場合は日本で購入した電池と入れ替えが可能だ。

電池が切れた際、どんな電池とでも交換できるのが当たり前のように感じているが、もし電池のサイズがメーカーや国ごとに違った場合どのようなことが起きていただろうか。機器ごとに合う電池を探すのが非常に面倒になっていただろう。

電池の規格はJIS日本工業規格で標準化されている

現在、電池の交換や購入は簡単に行うことができているが、それは電池の規格やサイズについてJIS日本工業規格で細かく定められているからである。しかし、なぜ日本製の電池だけでなく外国製の電池との互換性もあるのだろうか。

JISはIECに基づいて作成されている

「IEC国際電気標準会議」とは、電気や電子技術について国際規格を定める機関のことであり、それぞれの国の代表的標準化機関から構成されている。電気に関するJIS規格は、国内の事情に合わせつつも基本的には上記IECの規格に基づいて定められている。つまり日本の製品に外国の電池を使用することも、その逆に関しても不都合が生じないのはIECの国際標準に準じているからである。

2. AAは単3電池、AAAは単4電池とはどういう意味?

電池の開発が進んでさまざまな電池が増えているが、普段使用されている電池といえばマンガン乾電池やアルカリ乾電池と呼ばれる円筒形の使い切り電池といえるだろう。その乾電池には国ごとに独自の呼び方がある。

国際規格(IEC)国内規格(JIS)での規格

そもそも国際規格(IEC)、国内規格(JIS)での電池の規格は、その形状とサイズによって決まった記号が用いられている。下記にその形状・サイズの一部を記載する。

【形状】
R:円形(円筒形、ボタン形、コイン形)
F:非円形(角形、平形)

【寸法(単位:mm)】※総高は最大値
20:総高61.5/直径34.2
14:総高50.0/直径26.2
6:総高50.5/直径14.5
03:総高44.5/直径10.5
1:総高30.2/直径12.0

つまり、国際標準では、円形の総高61.5mm、直径34.2mmの電池は『R20』と表記される。実際の規格では電池のもっと細かい部分についても規定されており、このような国際基準のおかげで製造国やメーカーが違っても不具合を起こさず電池を使用できるということである。

日本と米国とで呼び方が違う

国際規格(IEC)、国内規格(JIS)では上記のような共通の記号を用いることで国際的に電池の規格を統一しているが、JISの中では古くから日本で用いられている電池の呼称を「形状の通称」という形で記載している。それが一般的に使用されている単1、単2という呼び方である。

同じように米国においても独自の呼び方があり、AAやAAAなどの記号で呼ばれている。国際規格記号と日本と米国の呼び方を比較すると下記のようになる。

国際規格:日本:米国
R20:単1形:D
R14:単2形:C
R 6:単3形:AA
R03:単4形:AAA
R 1:単5形:N

例えば、米国で単3電池を購入する際はAAと記載されている乾電池を購入すればよいことになる。規格が世界標準で定められていることは非常に有難いことだといえる。

3. 電池系分類と形状分類の違い

電池は形状による分類以外に、使われている物質により「電池系」という分類にも分けられる。ここでは形状分類と電池系分類との違いを分かりやすくするために、電池系分類について解説しよう。

電池系の分類とは

国際規格(IEC)、国内規格(JIS)では、負極・電解液・正極の組み合わせによる電池系分類をしている。電池系分類された電池には、マンガン乾電池やアルカリマンガン電池などがある。

電池系分類と形状分類とJIS規格番号の違い

電池系分類と形状分類の違いについて解説してきたが、それらの内容にはJISの規格番号が割り当てられており、例えば電池系分類はJIS C8500、形状分類はJIS C8515の規格番号が定められている。JISのホームページで規格番号を調べれば、詳しい資料を見ることができる。

結論

電池のサイズや電池系など、電池の規格について解説したがいかがだっただろうか。現在は使いきりの乾電池以外にも、スマートフォンやモバイル用品に使用されている充電式のリチウム電池など、さまざまな電池が開発されている。新しい電池を使用する際や外国製の電池を使用する際は、今回紹介した内容をぜひ参考にしてみてほしい。
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