1. 「度」と「%」の違いとは?

アルコール度数とは、お酒に含まれるアルコールの割合のことである。
日本酒や焼酎の表記は「〇〇度」であることが多く、ワインやビールは「〇〇%」と示されるのが一般的だ。
実はこの表記の違いに、特別な意味はない。「10度」も「10%」もお酒の強さは同じであり、全体量に対して含まれるアルコールの量を示している。
日本で誕生した日本酒や焼酎は「度」、海外発祥のお酒であるワインやビールは「%」で表記される傾向にある。ただ特別なきまりがあるわけではないので、例外もあることを知っておいていただきたい。
2. お酒の種類によってアルコール度数が異なる理由

お酒の種類によるアルコール度数の違いには、お酒の醸造方法が関係している。
発酵後に蒸留させたり、発酵をどんどん進めたりすることでアルコール度数は高まるのだ。
ただ、無理に発酵を進めると原料の旨みが薄れることがある。ビールと同じ麦を原料とするウイスキーに、麦の風味があまり感じられないのはウイスキーが蒸留酒であるためだ。
3. 色々なお酒のアルコール度数を紹介

お酒の種類が同じだからといって、アルコール度数も同じとは限らない。
同じ飲料メーカーでも、4.5%〜8%の間で4種類ものビールが販売されている。
サワーやチューハイ、カクテルやハイボールのアルコール度数を見ると3%〜9%のものがほとんどだが、12%のチューハイも存在する。
一般的には、ビールや発泡酒のアルコール度数は5%前後の場合が多く、ハイボールは7%前後、ワインは12%前後のものが多いだろう。
だが先述したように、銘柄によってアルコール度数は異なることを知っておいてほしい。
結論
アルコール度数は、お酒の銘柄などによってそれぞれ異なる。お酒を購入する際は、アルコール度数を欠かさずチェックしよう。
お酒を飲むときは、飲みすぎに注意しながら適度に楽しむことが大切だ。お酒に弱い体質の人は、とくに気をつけよう。