1. 2大餃子チェーンの「餃子の王将」と「大阪王将」

餃子がメインのチェーン店といえば、「餃子の王将」と「大阪王将」を思い浮かべる方も多いだろう。
「餃子の王将」は、1967年創業で京都府に本店を置く株式会社王将フードサービスが運営している餃子チェーン店だ。京都府を中心に展開しており、店舗数も大阪王将より多い。一方「大阪王将」は、1969年創業で大阪府に本店を置く株式会社大阪王将が運営する餃子チェーン店だ。店舗数は餃子の王将より少ないが、関西では勢いを増している。
2. 2つのチェーンの関係性は?

餃子の王将と大阪王将は、別の企業が運営しているが業務提携などはしていない。創業者である加藤朝雄氏により1967年に京都市で1号店を開店した餃子の王将は、斬新なアイデアで京都市内を中心に拡大。その後、1969年にのれん分けという形で加藤氏は親縁の文野新造氏に大阪王将の開店を認めた。大阪市に1号店を開店し、学生などから人気を得て次第に成長を遂げていく。
3. 「餃子の王将」と「大阪王将」の異なる点とは?

どちらも主力商品は「焼き餃子」だ。価格もほぼ同じだが、それぞれ独自の餃子を販売している。また、経営戦略にも大きな違いが。外食事業に注力している餃子の王将に比べ、大阪王将は外食事業だけでなく冷凍食品事業にも力を入れている。
ロゴマークや運営会社も異なっており、両社の違いがはっきりと伺えるだろう。
結論
もともとはのれん分けの関係で名前も同じ「王将」だが、それぞれの運営会社や経営戦略も異なる餃子チェーンとなっている。どちらもオリジナルの餃子を提供したり、独自のキャンペーンを展開したりしているので、違いを楽しむのもよいかもしれない。