1. ステンレスシンクに水垢ができる原因とは?

水垢の主な原因は水道水に含まれるミネラル成分である。ミネラル成分は、水分が蒸発したあともステンレスシンクに残り、掃除をしないでいると頑固な水垢になってしまう。水をかけたり食器用洗剤でこすったりしただけでは落としきれないため、日ごろからの対策が重要になる。
2. ステンレスシンクの水垢を落とすためには

水垢はアルカリ性の汚れであるため、酸性の洗剤やクエン酸が効果的だ。酸性の「お酢」や「レモン汁」でも代用できる。しかし、食品を掃除に使うことになるうえ、においが強いこと、市販の洗剤のほうが強力に落とせることなどから、あまりおすすめとはいえない。
3. 100均の材料だけで作るクエン酸スプレーで水垢撃退!

100均で手に入る掃除用のクエン酸と空のスプレーボトルを用意する。作り方は、200mlに対して小さじ1杯程度のクエン酸を加えてよく溶かす。使い方は、シンク全体にスプレーして、キッチンペーパーとラップでパックする。クエン酸水はたっぷり使うのがポイントだ。30分〜2時間ほど放置したあと、スポンジでこすり洗いしてから流水で洗い流す。最後に水分が残らないように乾拭きをして完了である。注意すべき点は、クエン酸と「塩素系漂白剤」を決して混ぜないことだ。塩素系と酸性系が混ざると有害なガスが発生するので、留意しておきたい。
結論
クエン酸スプレーのほかに、頑固な水垢にはメラミンスポンジやクレンザーが有効な場合もある。ステンレスシンクにこびりついた水垢は「一気に落とす」より、日々少しずつ落としていくといったスタンスのほうがよい。こまめにお手入れする習慣を身につけよう。