1. もやしは水洗いするべき

もやしの農法は、水と液体肥料を用いて室内で育てる「水耕栽培」だ。土や農薬などを必要せず、出荷前は水できれいに洗浄されている。水洗いは必須ではないが、よりおいしく食べたい場合は袋から出して水洗いすることをおすすめする。袋の中でもやしのニオイがこもり、風味が落ちている可能性があるためだ。袋から出したらザルでサッと手洗いし、水を切って使用しよう。
水に浸けたまま放っておくと、変色する可能性があるため注意が必要だ。
2. もやしの正しい下処理の仕方

もやしを袋から出して、そのまま調理していないだろうか?
次に紹介する「あるひと手間」を加えることで、もやしがよりおいしく食べられるかもしれない。
・下ごしらえ
調理する前に、豆の皮やひげ根を取り除こう。なめらかな口当たりになるだけでなく、料理の見た目がきれいになる。面倒な場合は、すでにひげ根が除去されている「根切りもやし」を使うのもひとつの方法だ。
・下ゆで
使うもやしの種類によって、ゆで方を変えるとよい。ブラックマッペもやしや緑豆もやしは、熱湯に大さじ2の油と塩ひとつまみを加えてサッとゆでよう。大豆もやしの場合は水から鍋に入れ、沸騰したら1〜5分程度ゆでてほしい。ゆで時間は、豆の大きさや太さによって変えるとよいだろう。ゆでたあとはすぐに調理するか、ザルに広げて冷ますことをおすすめする。風味が逃げにくくなるはずだ。
3. もやしの正しい保存の仕方

もやしは室内の暗い環境で栽培されているため、賞味期限が短く設定されている。日光による消毒がなされず、雑菌が繁殖しやすいからだ。購入したあとは、極力早めに冷蔵庫で保存しよう。チルドルームがベストだが、冷蔵室でも構わない。冷凍保存も可能だ。冷凍したもやしを使用する際は、冷凍状態のもやしにお湯をかけてから加熱調理をしよう。
結論
もやしにはビタミンやカリウム、食物繊維や葉酸といった色々な栄養素が含まれている。またカロリーが比較的低く、ダイエット中の方も惜しみなく食べられるのがうれしいポイントだ。もやしを調理する際は水洗いし、下ごしらえを行ってから料理に使おう。口当たりがよくなり、シャキシャキとした食感が楽しめるはずだ。