1. 干し芋のカロリーは意外と高く糖質も多い!

文科省の食品データベースによると、干し芋100gあたりのカロリーは303kcalである(※1)。厚生労働省の推奨する間食の理想的なカロリーは200kcal程度のため、干し芋の食べすぎには注意が必要だ。また、同量のほかのおやつと比べると、焼き芋が163kcal、ショートケーキが327kcalであるため、干し芋は意外と高カロリーなのである。
さらに、文科省が発表する日本食品標準成分表の数値では、干し芋の糖質量は66gとされている(※2)。茶碗1杯150gのごはんの糖質が53.4gであることからみても、干し芋は糖質が多い食材なのだ。
2. 干し芋は太りにくく栄養も豊富!?

カロリーも糖質も高い干し芋だが、食べても血糖値があがりにくく、太りにくいメリットがある。また、食物繊維やミネラルが豊富で、ビタミンもしっかりと含まれている食材だ。そのため、子どものおやつとしても理想的といえるだろう。
3. 干し芋のカロリーを気にせず食べたい!食べる時間や適量は?

干し芋は腹持ちがよい食材だが、このカロリーや糖質量では、夕食後に食べると体重増加につながりかねない。午前中や午後、小腹がすいたときに食べるのが最も理想的である。1枚あたりのカロリーは80kcal前後のため、おやつのエネルギーとしても上々だ。
結論
干し芋は食べすぎには注意が必要だが、食物繊維や、ビタミン、ミネラルが豊富なため率先して摂取したい食材でもある。さつまいもの甘みが凝縮したナチュラルな干し芋は、適量を熟知しておやつの時間に堪能したいものだ。
(参考文献)